桜

明日もこうして
会えるような気がしてしまうね
物憂げに笑った
そんな顔するんだね

別れの日は来る
君と出会ったから

たとえ空が雨でも
最期のひとひらまで
誇りを胸に咲くんだ
風が運ぶ季節に
身を委ねてどこまでも
飛んで行ける
次の春まで

真っ直ぐ前を見て
信じた道を行け
あどけない唄声が
桜を連れて空を舞う

再会を頼りに進め
いつでも帰っておいで

君が歩く旅路は
どれだけ険しくとも
振り返れば何より美しかった
やがて咲かせた花…