Feel The Seasons

冬らしいシングルを作りました。
聴いてね。

Everyone Call That Day Christmas / Hot Lemon

私の性格はかなり悲観的であり、それを人に打ち明ける度にいい顔はされない。私を憐れみの目で見てくるような気もして、やはり私は、やるせなさで胸が一杯になるのだ。
曲と詩はいつからか、気持ちの開放になっている。過去書いてきた曲も、逐一、その時の悩みや悲しみ、時には期待を、そのまま詩に載せてきた。
しかし今回のアルバムには、悲観的な歌詞をあえて載せず、半ば、自分に対する言い聞かせのために、明るい未来を祈る歌詞を数曲に載せている。
明るい未来を祈る曲を書いたところで、自分自身に明るい未来が訪れることはない。ただ、私の悲観的な性格に、少しでも楽観と達観という言葉を自分で刻みたかった。

ここ何ヶ月か私は、過去を振り返ることが増えた。学生という身分が終わることなど、自分にとって大きな節目となる今年を、未だに受け入れることができていないのだ。
過去の思い出は、分かりやすいほどに美化されている。当時の自分は苦しかったことでも、今思い返してみると、それは大したことなく、いい思い出だと思える。
ただ、現在の自分の悲観を、未来に振り返った際に、いい思い出として美化されるかは、とても不安である。きっと20年後の私は、いい思い出として片付けると思いたいが、今のうちに、現在の自分に大きな自信をつけておきたい。
そんな願いを形として残したのがこのアルバムなのだ。

邦題は、「日常は今朝も刹那」である。
過去をふと振り返ると、日常の儚さを特に感じる。今日というこの日はいつだってすぐ終わるが、それは今日という日よりも、幾年か前を思い出すことで、心の中に「儚さ」が入りこんでくる。はっきり言って、厄介者だ。
先述したように、このアルバムは、言い聞かせをテーマにしている。
私達の日常はいつも儚く終わるから、一日一日を意味のある日だと思っていこうという自分への意志表示をタイトルに示した。

My personality is quite pessimistic, and every time I confide this to people, I don't get a good look. I feel as if they look at me with pity, and my heart is still filled with a sense of hopelessness.
For some time, songs and poems have been a release for me. In the songs I have written in the past, I have put my worries, sorrows, and sometimes expectations of the time directly into the poems.
However, in this album, I dared not to include pessimistic lyrics, and halfway as a reminder to myself, I included lyrics praying for a bright future in a few songs.
Writing songs that pray for a bright future does not bring a bright future for myself. I just wanted to carve a little bit of optimism and mastery into my pessimistic nature myself.

In recent months, I have been reflecting more and more on the past. I have yet to accept this year as a major milestone for me, including the end of my student status.
Memories of the past are so beautiful that they are easy to understand. What was painful for me at the time, when I look back on it now, seems like no big deal and a good memory.
However, I am very uncertain whether my present pessimism will be beautified as a good memory when I look back in the future. I would like to think that 20 years from now I will surely put it away as a good memory, but in the present, I would like to gain a great deal of confidence in my present self.
This album is a form of such a wish.

The Japanese title of the album is "Everyday Life is Momentary This Morning.
When I look back on the past, I especially feel the transience of everyday life. This day, today, will always be over soon, but it is not so much today as it was some years ago that the fleetingness enters my mind. To put it bluntly, it is a nuisance.
As mentioned earlier, this album is about telling.
Since our days always end fleetingly, the title of the album expresses our will to think of each day as a meaningful day.
（Translated from: DeepL）

日常は今日も刹那 (Hello! Transient days!)

いろいろなメロディーをごっちゃにしたので、メドレーみたいになってしまいましたが、個人的には良曲です。 I jumbled up the various melodies so it became like a medley, but personally I think it is a good song. 

lyrics:
形通りの
嘘も混じった
思いを書き殴る
キレイな言葉
右から左へと
並ぶ美しいね

きっとみんな欲してるの
言葉ひとつに惚れ惚れする
気持ちというもの

思い思いのこの日は
素敵な言葉に触れようか
浮き出るようなこの文字に
涙を垂らして笑うのだ

自惚れと言われて　自信を持てば
この平野に見える　木々も緑になるかな
愛や怒りの言葉に　左右をされないほうが
僕の心はきれいか？　
見つけだせぬ

キレイゴト (EN: Glossing Over)

以前公開した曲のミックス、ドラムのアレンジ等々を変更しました。こっちのバージョンの方が個人的には好きです。  I have changed the mix, drum arrangement, etc. of the previously released song. I personally prefer this version.

lyrics:
後ろ歩きの君を見て
朝顔も笑ってる
こんな辺鄙な坂でも
嫌な顔もせず
今日も夕日が沈む

かけがえのないもので
アカゲラも祝してる
どんな悲しみがあっても
優しい目の君と
今日を共に乗り越える

瞼に沈む
きれいな瞳は
梅雨明けの知らせ
台風の目に
両手広げて
ビールを飲もうよ

明日迎える悲しみも
今日を終える悲しみも
さようなら

夏前 -Alternative Mix- (EN:Pre Summer)

ギターの音色を一切使用していない、最近の自分の楽曲では珍しい曲です。人間の考えなんて案外ちょろく動くよねと思って作った曲です。 This song does not use any guitar tones, which is rare in my music these days. I wrote this song while thinking that human thought is a trivial thing.

lyrics:
興味のないこと
手を付けてみたら
雨上がり虹が
やってみてよかった
都合いいね

見知らぬあなたに
声かけられても
雨上がり虹さ
話してよかった
都合いいね

天気で心は自由自在
アメハレサマサマ今日も
妬ましさ叫んでも
言葉は雨の海に沈むのです

心雨上がり (EN: After The Rain)

以前のミックスとほとんど変えていません。　We have changed very little mix or anything from what we put out before.

lyrics:
悲しみは後腐れ
並木道 強い風
慈悲深い 優しさは
うつつへと 眠らせる

楽しみは心地よい
明日には美化されて
僕たちのもどかしさ
つまずいて 動けない

思い出は半透明
美しく汚れず
世話しくも僕の頭を
回っている
でも気持は真っ当で
無垢で汚されず
激しくも僕の体は
逃げ出した

恋しぐれ花模様
並木道　強い風
夢心地　手をつなぎ
街歩き　寡黙 夜

楽しみは　夢のよう
悲しみは　鬱だろう
忘れたい　優しさは
海風と　消えてった

思い出は半透明
美しく汚れず
世話しくも僕の頭を
回っている
でも気持は真っ当で
無垢で汚されず
激しくも僕の体は
逃げ出した

半透明 (EN: Translucent)

個人的にはかなり自信作です。一人寂しく佇むくらいなら一人でも飲みに行けば、仲間はいっぱいいるよねという曲です。　Personally, I am quite confident in my work. It is a song that says, If you would rather go out for a drink alone than stand alone and lonely, you will find a lot of friends.

lyrics:
見知らぬ人と語らい
腕組み酒の美味さ分かち合う
身も蓋もない話は
きっと僕らのオアシスになりかねる

夜ひとりは寂しい
家から出よう
向かう先カウンター 
揃えばひとりたちになるね
花咲くバカ話
後腐れに乾杯 
だから僕らは今日から友達さ

見栄張り飲むギムレット
あの頃の思い出に捧げ出す
帰りは運転代行
華やかな街に光る提灯

Hey 出会いはどこにあるの
Hey 語らいは最高のアテ
お高い店はちょっと入りづらいけど

見知らぬ人と語らい
腕組み酒の美味さ分かち合う
身も蓋もない話は
きっと僕らのオアシスになりかねる

夜ひとりは寂しい
家から出よう
手招かれ行く店
思えば僕はいいカモなのかい
花咲くバカ話
後腐れに乾杯 
だから僕らは今日から友達さ

Let's Cheeeeeer

シャッター商店街というものは、自分の地元でなくても虚しい気持ちに駆られます。虚しさに一輪の花的な曲を書いてみました。  A shuttered shopping street is an empty feeling even if it is not in one's hometown. I wrote a song that is like a flower in the emptiness.

lyrics:
街に　木枯し1号
運ぶ　無数の五線譜
揺れる　空き家のカーテン

歩く　シャッター街
空気が澄んでるね
いつか見た盛況が
やるせなくて
道に輝く
落ち葉と水たまり

語る　晴れの日愛を
歌おう　木枯らし乗せて

木枯らしに乗せて (EN: On The Wind)

王道すぎるクリスマスソングを作りました。我ながら良い曲が作れたのではないでしょうか。
I made a great Christmas song. Have a happy Christmas!

lyrics:
木々に光灯し出す
厚着嵩張り 人いきれ
いつも変わらぬ 目抜き通り
右も左も忙しないから

ああ　僕らを温めだす
小雪がちらつき出したよ
心も冷えるこの土地に
謳歌しよう　この日を

両手溢れ 贈り物
厚着嵩張り　人いきれ
どこもかしこも　香り良い
ウブな思いに溢れてるから

ああ　僕らを温めだす
小雪がちらつき出したよ
吐息も霞む銀色の街
謳歌しよう　この日を

ああ　僕らを温めだす
小雪がちらつき出したよ
雪など積もらぬこの街と
謳歌しよう　この日を

ああ　僕らを温めだす
小雪がちらつき出したよ
肌寒さに負けぬ 人達と
謳歌しよう　この日を

遥か彼方に僕らは込める願いを
遥か彼方に僕らは込める願いを
遥か彼方に僕らは込める願いを

Everyone calls that day Christmas
Everyone calls that day Christmas
Everyone calls that day Christmas

Everyone Call That Day Christmas

冬になると特に飲みたくなるものが、ホットレモン。痛くなるような手で持つホットレモンの光景を歌にしました。
Hot lemon juice is one of those things you especially want to drink in the winter. I wrote a song about the scene of holding hot lemon juice with hands that are numb from the winter cold.

lyrics:
高架橋 隠れる半月
夜の冷気を高めて 蓋を
悴み回せぬ 子供みたいな手を見る

ほっとレモン 握って
とても暖か
ほっとレモン 芯の底まで
すする鼻もきっと止まるよ

闇に 1つの明かりを
見つけ 肌刺す風切る
温む 凍てつくこの手を

Hot Lemon

タイトルはThe Rutlesから拝借しており、自分の心にも響いている言葉で、おまじないでもある。おまじないが、いつか届くことを願って書いた曲だ。コーラスに力を入れすぎて、他はなかなか聞き入れる場所は少ないかもしれない。だが、いい曲だ。

lyrics:
小雨の 波打ち際
白昼夢を見ていたの
複雑な縺れに 
わずかにも光が
水面に射すようで
手のひらを翳して
おまじないを唱えた

巷に舞う 枯れ葉は
むせる程の黒焦げ色
微力なる愛を乗せ
蒸気船は旅立ち
西日に重なる
この声 届くように
おまじないを唱えた

渚に張り付く
このヒトデのように
波にも飲まれない
おまじないを唱える
 
Spell, power to me!
Spell, power to me!
Spell, power to me!
（Love Is The Meaning Of Life）

Love Is The Meaning Of Life

枕で物思いに耽ると、どうしようもないことしか思いつかない。ただ、片隅にも良いことを想えば、不思議と希望も湧いてくると思って書いた曲。

lyrics:
今宵も闇を超えて
枕元　君を想う
冷えてゆく足元に
ガラス伝い　月明かり

朝焼けを待っている
この僻みが消えそうで

迂闊な喜びは
なぜ夕日と沈むの
いつしか帰ってきて
笑えたらいいのにな

今宵も闇を超えて
枕元　君を想う
目の前のディスプレイ
視点も合わなくなる

鎖に繋がれた
脱獄囚のように
外の明かり夢見て
いつしか立ち上がろう

朝焼けを待っている
夜通し

夢想 (Trance)

この曲は今回のアルバム用の曲で唯一2022年に完成していた。

歌詞を見てもらえばわかる通り、無理ポジに次ぐ、自戒ソングである。この曲の歌詞は、私にとって全て理想だ。

「ケ・セラ・セラ」という言葉は私の頭に深く刻まれており、その性格を目標に掲げているが、結局は不安を常に抱えている。
なるようになる、という一見、楽観的とも思えるこの言葉だが、この言葉を咀嚼しきって、生活をできている人は中々いないのではないかと思うほど難しい言葉だ。

アルバムノーツにも書いたように、私は、悲観的になる時間が人並み以上にあると認識している。それ故に、肩の力を抜くなんてことは現実逃避をしている時以外に滅多にないわけだ。
2022年にこの曲を書き上げ、2023年になってから、歌詞のような事案に思いっきり立ち会った。言霊というのはやはりあるんじゃないかと思ってしまうほどだ。

詩は、人によって解釈の違いが生まれる。これは小説でもエッセイでも、言語化されたものには、いくつかの捉え方が生まれる。これは自然なことだと言える。
ただ、自分で作詞をするようになって面白いと思うのは、作詞した時の捉え方と、今改めて聴いてみた時の歌詞の捉え方は、全くと言っていいほど違うことだ。
私の場合は、そのような事案があったからというのもあるので、随分早くそのような違いが生まれてしまったが、そんなつもりはなく書いたことが、いざ1ヶ月経って見てみると、そんなつもりになっている。解釈の違いは、時の経過とともに自分にも訪れるのだ。
書いた時と、時が経過して読んだ時、心に矛盾が生じるのは、自分に心の変化がある証拠だとも思え、少し安心もした。


lyrics:
今日の僕と君は
不完全燃焼
なぜいつもこう
うまくいかないの

辿々しい微笑みも
水たまりの揺れに消える

ああ　なんとかなるといいね
不安に打ち負かされた重みも
いつかは肩から降りてくるだろうさ
無理に元気出すこともない
気張らずすごそう
悲しみに暮れる前に
笑おう

どぎまぎしちゃうよね
慢心持てず
101％も
信じられない

暗く鬱憤貯まる世界は
人間らしさがあっていいじゃない

間違い探しは穴だらけ
探せば切りもないからやめよう

ああ　なんとかなるといいね
不安に打ち負かされた重みも
いつかは肩から降りてくるだろうさ
無理に元気出すこともない
気張らずすごそう
悲しみに暮れる前に
笑おう

深くうつむくよ
止まった腕時計
顔を上げたらば
涙しか流れない
針は戻せたけど
時は進むだけ
君と笑い合えれば
全て忘れよう

Wishful Thinking

このアルバムではやたら、12弦と6弦をリズムギターで弾くことに拘っている。
私は昔からAmericaというバンドを好んで聴いている。Americaは正に、6弦と12弦のアコースティックを見事素晴らしいメロディーに使いこなしており、私は昔から意味は分からずとも聞き惚れていた。 
今回のアルバムは、そんな好きなバンドにリスペクトを込めたものにも自然になっていったのだ。

カントリーな曲を書いてみたいと思った時に、いつも思い浮かぶのは「旅路」である。

アメリカの砂漠に続く線路に、ポツンと一軒の駅があり、蒸気機関車が停車している。少年は家族と永遠になる別れを涙して惜しみ、切符に書かれた、ラジオで知ったような名前の土地へと旅立っていく。

なんていうベタな情景が浮かび上がり、今度こそ曲にしてみようと思い立った。
アルバムのコンセプトとして、自分への言い聞かせというものがあるので、自分にこのストーリーを準えてみた。
すると、今年は私にとっても行き先不明の旅路の始まりだ、ということに気づいたので、歌詞には起こしやすかった。

行き先不明は、期待よりも結局不安の方が大きい、ただの見切り発車なのである。
ただ、動いてみないことには始まらない。
そんなことを思いながら書いた自戒の曲でもある。
コーラスワークがうまくいっているので、個人的にはかなり満足している。

lyrics:
宛名も書かれてない
気味も悪い封筒開けたら
白紙とペンのセット
意味もわからず
文字を書きなぐっていた

裸の心と
見つめ合うようで
したためたメロディーは
とてものびのびさ

ああ　季節は流れ
汽車の風とともに
新しい日々さ
未来行の切符と
準備しきれてない
この心とともに

西から東へと
意思確かめながら
したためたメロディーと
向かっているのさ

ああ　雲は流れて
車窓に差す光は
僕らのこれからさ
未来行の切符と
準備しきれてない
この心とともに

ああ　季節は流れ
汽車の風とともに
新しい日々さ
未来行の切符と
準備しきれてない
この心とともに

Unknown Destination

クリスマスソングのB面くらいの気持ちで、一日で書き上げたが、クリスマスソングよりも好評だったので、複雑な気持ちも込めて、アルバムに載せた。

私は冬になると、ほっとレモンブームが毎年のようにやってくる。レモンと名乗っておきながら、酸味は大してなく、ただ温まった糖の味がレモン風味に混ざって、体と心に染み渡る、最高の飲み物だと思っている。
普段私は、コンビニやスーパーで飲み物を調達するが、ホットドリンクは違う。北風に抗いながら、自転車を飛ばし、自販機でホットドリンクを買う。手袋もせず、悴み、肌の感覚もないこの手を、ホットドリンクで温み、蓋を開ける。この情景に自分が溶け込むのが好きで、私は自販機でホットドリンクを買う。
歌詞には誰か異性を思い浮かべ、その情景に溶け込ませてみた。我ながら、情景描写はうまく伝わっていると思う。

lyrics:
高架橋 隠れる半月
夜の冷気を高めて 蓋を
悴み回せぬ 子供みたいな手を見る

ほっとレモン 握って
とても暖か
ほっとレモン 芯の底まで
すする鼻もきっと止まるよ

闇に 1つの灯を
見つけ 肌刺す風切る
温む 凍てつくこの手を

ふと空を見上げると、鳥たちが群れをなして、何処かへと向かっていた。 
彼らは、街中に溢れる人間たちの負のオーラも気にせずに、今日も鳴きながら飛んでいる。
人間は人間に気遣うことしかできない理性的な生き物だ。鳥は鳥で、私たちが知らないだけで、何か掟があるのかもしれない。
ただ、街中で怒号や笑い声が聞こえる中、鳩はずっとアスファルトのゴミをつついている。気持ちは分からないけど、人間のエゴなりに、きっと彼らは何も考えていないんじゃないかと私は思う。そんな彼らの性格を私はとても羨んだ。
もし周りにビルも何も無ければ、道をも超えて、彼らを追ってみたい、そんなことを考えながらこの曲を書いた。

lyrics:
木々たちが
色づいたら
鳥の羽音を
追いかけて

四季たちの
香りまでも
僕もともに
味わせてね

腐りかけた花さえも
心躍らせ
蘇った

野ばらまで
追いついたら
横に倒れて
泣き崩れて

明後日まで
続きそうな
心残りを
雲に流せ

街中の
修羅場でも
変わらず鳥は
歌い続ける

涙さえ
運んでく
大洋を越えた
渡り鳥たち

雑踏の喧騒が
悲しみに溢れかえっていても
鳥たちは今日も
歌い続ける

Whitebird

この曲の仮タイトルは、「無理ポジ」だった。
そんなタイトルをつけた私だが、この曲で伝えたいことは、やりきれないことは、きっと吐き出す以外に選択肢はないということだ。
自死という悲しい言葉がある。事情は様々だが、追い込まれた時に吐き出す先がなく、そのような選択をした人も少なからずいるだろう。
悩みは自分たちが悩めば悩むほど、主観的になってしまい、俯瞰という言葉は、どんどんと、どこ吹く風だ。俯瞰的な視点を持つことができ、己で悩みを解決できた人は、大した悩みではないだろうと私は思っている。
肝心なのは、悩みを吐き出したところで、相手がどのような反応をするかが重要ではないということだ。つまり、吐き出せたということに意味がある。叫び出した後には、何故か分からない心の余裕ができる。それだけ口に出すということは自分に対する大きなエネルギーなのだと私は思う。

lyrics:
嘆き出す
叫びだす

吐き出すほどのネガティブを
明日に残さぬために
街に色づく淀み色
一つ残らず消し去ろう

涙が乾いたら
海へと飛び立とう
悩み切れないことは
言葉にするしかないさ
嫌でも叫びだせ
とにかく叫びだせ

倒れるほどのネガティブを
この先残さぬために
靴ずれまでした今日までの
歩みを消さぬために

闇の底に着いたら
少し横になって
涙も枯れることは
言葉にするしかないさ
嫌でも叫びだせ
とにかく走り出せ

吐き出すほどのネガティブを
明日に残さぬために
街に色づく淀み色
一つ残らず消し去ろう

涙が乾いたら
海へと飛び立とう
悩み切れないことは
言葉にするしかないさ
嫌でも叫びだせ
とにかく叫びだせ

肯定的ロッキング (Positive Rocking)

お久しぶりです。1年以上振りに、随分とゆっくりにのらりくらり作ってきた大切な曲たちを近々アップロード予定でございます。（Umbrella Project 2024/3/21現在）

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