あの夏の夕方揺れる陽炎に五寸釘打って時を止めたはずが飛び降りるあいつと目が合って呪縛されたのは俺の方で
あの夏の夕方憂いを紙飛行機に乗せて善福寺川へ放ったはずが夜中に目が覚めるのはなんで?ひゅるり、ひゅるりうねり落ちる
敗北に慣れたことの弱みと強みを7:3で割った胃酸が込み上げては口をゆすいだ台所はただの街灯のようだ吸い込んだ酸素は使い古されていて誰かの血が生乾きのまま黄ばんだピッチャーと飲み…
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