ℒℴѵℯ

作詞作曲：灰野
編曲：Nerdy Pixie

ああ 気怠い午後の中で
僕らまた無くすんだ
全ては過ぎ去っていくんだ

ああ 誰かのせいにすりゃいい
偽ってどうなるっていうんだ
僕ら何処に行けばいいんだ

いつだってそう 上手く届きやしない
いつかこの罪が忘れられてく前に

''stay lost.'' 「どこで間違えた？」なんて言ってさ
汚れた手で君に触れたっけ ほら
枯れていった花の色のように
儚く溶けてく

ああ 窓の無い部屋の中
四つん這いになって尻尾を振るんだ
犬みたいに許しを請うんだ

ああ 過ぎた夏も忘れて
空の青を感じないんだ
君の銃で僕を撃ち抜いて

いつだってそう
上手く誤魔化せやしない
いつだって君は
虚ろに笑うからさ

''stay lost.''「どこで失った？」なんて言ってさ
消えない傷を僕ら舐め合って ああ
仮初の愛に縋って逃げ出した 遠い街の灯へ

僕が手を伸ばして 君に触れようとて
二度と戻らない青い春の日に

君を見失っても君がいなくなっても
いっそ僕は犬のままでいい

Stay Lost

作詞作曲：灰野
編曲：Nerdy Pixie

歌詞;
汗を拭って逃げ水を追いかけた
それでも夏は僕を追い抜いていく

無人の駅に咲いた花を見ていた
地平の果てで霞む藍の色

錆びたベンチにもたれて
「まだ間に合うかな」なんて言って

枯れた向日葵を越えて
過ぎるこの夏の向こうへ

西に滲む夕陽が
揺れる水面を染める

黒く焦げたアスファルトを蹴り走った
行く当てなんてどこにも無いくせに

溶けたアイスと蝉の抜け殻踏んだ
淡い夏は淡々と過ぎ去ってく

夕立に背をうたれて
「もう遅すぎるかな」なんて言って

青い自転車を捨てて
遠いあの街の向こうへ

西に滲む夕陽が
僕の寂寥を燃やす

ℒℴѵℯ

ahirun