14420 pt1

-36200+37760

無意識の深淵に沈みゆく、虚無の螺旋
量子世界の狭間で、自我は分裂し、崩壊
カオスの海に漂う、一粒の砂
記憶の断片、時間軸を超えて交錯する
存在　意識　破壊　脈動
果てに、答えはあるのか試行する
永遠の問いを胸に、ただ揺蕩う
瞼の裏側で踊る、崩壊の断片
錆びついた空気が肺を満たし、蝕む
冷え切った指先が触れるものはすべて
剥離し、崩れ落ちる感触だけを残す
削った自己が引きずり込まれる
息苦しい夜、無意味な存在を呪う
黒に飲まれ、意識は薄れゆく
螺旋は終わりを見せず、回り続ける
袋小路で、永遠に彷徨う
アンチノミーの存在が中に浮き砕けた
冷たい鉄に打たれ、無意味な影が伸びる
荒廃した街並み、灰色の景色、消えた存在
鏡に映る自分、虚ろな瞳が霞む
漂流する影、重なる影
意図を奪われたまま、ただ燃える
火種のない炎が生む残像に
意味など存在しない、それでも進む
終焉の地に、微かな音を探す
乱反射する記憶が散りばめられた床
ひとつ、またひとつと踏み締める音
足元に絡む無数の鉄線が絡みつく
断絶の先へ誘う声に似ている

灰色の連続体

出口なき回廊

https://www.youtube.com/watch?v=rtw09NiU-Rk&feature=youtu.be&a

https://al-kamar.bandcamp.com/album/karetakenkadai

Suisen(Narcissus)

再起する残響

鏡像の果て:8980 part3

裂けた静寂に触れる:8980 part4

lytic

虚空に絵画を描く　反射する影が笑う
描かれた虚像が　歪に踊り狂う
描いては消える　影が三面鏡に照らされる
踊る影が笑う　また影が消えては増える

描くごとに歪む筆を　握り込むも血が滴る
筆を離しても床は赤く　反射する自分
踊る影と同化する　影は実体を持ち始める
実体が自分を殺す　自分が影になる

白い影が生まれた　眩しく淡い光を放っている
かつての影は霞む　鏡面に照らされる選択
白と黒を棚に並べる　黒斑に飲まれた白
灰色にくすむ影　影は同化せずに薄れた

虚空に絵を描き　影が笑ってる  
滲んだその輪郭　誰の似姿だ 

影が踊り狂い去った

さよならと残した傷跡で　
照らすのは誰の眼差しだろう
描けない愛のかけらを今も
手放せない自分を見ている

筆先が震えて　光がこぼれ
三面鏡の中　白い影が立つ

影が実体となり裂いた

触れたら砕ける光の粒
散った綿毛は枯れてゆくだけ
空白に浮かぶ願いの影が
誰かの夢で風に舞ってる
触れたら砕ける光の粒
散った綿毛は時を泳いで
見えない声が空を裂いてく
名前のない影が揺れていた

血が滴る　血が滲む　黒斑が自身を侵食する
筆を握っても影は生まれない　誰も踊らないキャンバス
虚空が笑う　灰色の滲みが視線を奪う
不可逆の反転　反刻　反転 虚像を

散種 / windborne

微笑む影たち　薄れて消えてく
凍てついた声が　風にさらされて
綿毛が落ちてく　荒野へ落ちてく
空が沈む
日の光がなくて　飲む水もない
ただここだけにいた　それは本当
叫び声もなくて　乾く空だけが
ただここで生きてた　それでよかった

くすんだ空見て　陽炎がゆれる
目を閉じたままで　季節が過ぎてく
ふるえる葉脈が　夢にふれていた
声も消えた
あたたかさもなくて　温もりもなくて
それでもここにいた　それがすべてで
許されず泣いても　認められずとも
ここでひとりきりで　息をしていた
何も残らなくて　何も聞こえずに
それでも触れていた　君の記憶に
生まれ変わることも　届くこともなく
忘れられぬままで　土に溶けてく

徒芽 / rootless

もう声は届かない
根がないまま沈んでいった
覚えているのは気配だけで
名前も色も、輪郭もなかった
凍った土の中で
やがて眠りに変わる震え
動けないまま　誰にも見つけられず

最果てから　綿毛吹く
枯れて腐る　かつての芽
沈む根元　音がせず
抗う声　押し込めた
残響の音　響きつつ
根腐れした　土を見る
何もないが　かつて見た
確かなる音　封じ込め
向こう側　聞こえる
彼方の音　軋んで
こちら側　風吹き
曇天が　晴れてく
そこにある　幽根を
ただ見てる　花々が
また朽ちた　消えていた
哀しみも　重い無く
花と種　綿毛消え
事実だけ　そこにある
かつての音　徒となり
徒花と　風が吹く
土の下で　眠る声
耳を塞ぎ　根を隠す
朽ち果てゆく　言葉さえ
今はただの　白い音
過去を見る眼　曇る空
震えながら　埋もれた芽
形なくて　響かない
幻でも　そこにある
向こうから　声来る
沈む時　刻まれ
こちらでは　息止め
応えなき　果ての音
思い出は　深くなる
触れもせず　汚れずに
枯れたまま　横たわる
舞い散る日　綿毛だけ
風の跡　記されぬ
言葉だけ　そこにある
触れられず　過ぎて行き
また一つ　消えていく

崩れたまま　思い出にもなれなかった
ひとつずつ剥がれて
息も吸えず　それでもそこにいて
声を上げれば砕けてしまいそうで
気配のままで朽ちた 沈殿する祈り
芽吹くことも拒まれて 散っていく
胞子の一部として 夢の奥に沈んだ
そして沈んだ先には名残もなく
誰の影とも知れない欠片だけが浮かんでいた
時間も輪郭も剥がれ落ちて 「いた」という事実さえ

幽根 / Mycelium

# A
たしかな声
消えた日々が
優しさだけ
残された
ほどけた手を
追えぬままで
選べたなら
違うかな
見つめる先
何も言わず
その瞳に
映らない
名前もない
夜の底で
答えのない
夢を見る

# B
嘘をつき夢を見てた

# C　
無惨した夢
届かない影に
壊れてもなお
願い続けてる

優しい嘘を
確かめたいだけ
答えがないの
闇に触れたくて

消えない想い
心の隙まで
触れた日々を
今も抱きしめる

零れた音が
夜に紛れてく
黒に紛れて
それでも探して

# A2
揺れる声が
近づくたび
目を逸らした
何もない
知らないふり
見ないふりを
していた夜
寒いだけ
間違いでも
いいと願う
今さらもう
変わらない
忘れられず
融けたままで
積み木を積む
ひとりだけ

# B
夢の中、探す、探す

# C
消えてく言葉
さよならの代わり
強がるたびに
罅（ひび）が増えていく

残した優しさ
苦しみの中
それでもまだ
笑えるようにと

遠い朝にも
手を伸ばしていた
夢じゃなくても
何かを信じて

落ちた光を
胸に抱えてた
声が消えても
迷いは残った

紛い物でも
信じた言葉を
届かぬ空へ
今も叫んでる

許せないまま
微笑む君には
何も言わずに
ただ手を振るだけ

痛みのあとに
残る優しさと
遠い想いが
夜を貫いた

何を失くして
何を守れたか
答えが壊れ
未来を探して


To Kind Silence

nerine

lisianthus

Compilation 
oreoreusagi.web.fc2.com/cp1/kaleidoscape.html 
NicoNico Movie Hatsune Miku Ver(MV) 
www.nicovideo.jp/watch/sm22253281

alkamar

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