平日

平日

汐千博

指をなめて、眠りをやめて
どんな顔して天国へ行こうか
ねえ、隠しきれないほどの嘘
抱え込んでしまった
木漏れ日を通過して
煙は白いドレスみたいだった
こんな仮病な今日を
もう、こんな生活をやめにするために

何をしてるの、なんて
口が裂けても言えないや
すりガラス越しにでも
嘘はつけないよ

ドアがパタンと閉じられて
平日はいつもひとりぼっち
でも、二人でも三人でも
あんまり変わりはしないのさ

何を見てるの、なんて
はなから興味なんて…

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