雨の夜が鮮やかな波形になる 失くしたものに混じれぬまま僕はそこに残された未来の痕 昨日の影に四肢を託す
推し量れど憂うほどの意味などないただ少しの言葉だけを残せるなら
今も腕を揺らす微圧はきっと虚像に沈んだまま 君がいない道けれど僕は生きていくだろう 握り締めた温度を手放したままで
無味の先でその石に刻むのだろう そうした果てを笑えばいい
吹き荒めば耐えるほどの種ではないそれでもまたいつか果てた影と共に
今も胸を叩く痛…
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