美しく眠る湖畔の月もいつの日かひとつになって溶け合うように消える
春の声 聞き逃してしまった気がして 少しだけ 後ろめたげに夏の扉に手をかける 秋の風に彷徨う わたしは木の葉のように生きてみたい雨に打たれ 枝垂れ 冬に凍えても 美しく舞う ひらり踊る
わたしは 風に揺れるひとひらの 色褪せた枯れ葉を 何度踏み潰したの 知らぬ間に募る わたしの罪よ 必ずや 熾烈な罰に変わって わたしの舌を引っこ抜いて
足元にこび…
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