望郷ヒラエス - Mai

望郷ヒラエス - Mai

indigo2

美しく眠る湖畔の月も
いつの日かひとつになって
溶け合うように消える

春の声 聞き逃してしまった気がして
少しだけ 後ろめたげに夏の扉に手をかける
秋の風に彷徨う わたしは木の葉のように生きてみたい
雨に打たれ 枝垂れ 冬に凍えても
美しく舞う ひらり踊る

わたしは 風に揺れるひとひらの
色褪せた枯れ葉を 何度踏み潰したの
知らぬ間に募る わたしの罪よ
必ずや 熾烈な罰に変わって
わたしの舌を引っこ抜いて

足元にこび…

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