Nothing left(ft.Lil Chill&Lo-keyBoi）

celeste

Root : Hide Away

ちぐはぐ

Still waiting for you

ドリチン(速度112.0％,音程♯6.0)

black hole (feat.Mer)

illustrations by musubikun ( https://x.com/Musubiiichan )

幻だけを頼って。
tune up.
今日が終わりを告げたら、新しい世界へ。

take me away from here.
take me away, 何処でもいい。
ただ、知りたい。
ねえ、教えてよ。
知らないこと全部。
私にも、救いはある?

現世なんてなくって、詰んだ。
生きてきたあなたとか、溶けだしていないよ。
知らないことはないよ。知らなければ無いの。
思い描いた世界を生きる。
生きていく。

daydream.
現実。

lucid daydream. 

lucid daydream


World lookin’ toxic green at night,
three days up and my pulse still bites.
Every stare cut sharp like a steel-blade line,
and crank in my veins keeps twistin’ my mind.
Shadows whisper when the walls get thin,
something crawls deep under my skin.
Somebody’s drawing out where I’ll end —
whole damn town tryna drag me again.


Tell me how they say it’s fine,
when I’m stuck below that bottom line.
Bones for wages, nights for pain,
hunger burnin’ through my veins again.
If fear would fade and leave my mind,
maybe someday I’d sleep just fine.


“Peace on Earth?” man spare that line,
barely breathin’, hollowed dry inside.
Job crush bone for a check that dies,
dust on my plate and dust on my life.
So I chase that crank to stay upright,
heart still racin’ through the dead-end night.
Hours blur and my vision shakes,
trade my breath for whatever it takes.


Tell me how the world is fair,
when I’m broke and drownin’ in thin air.
Dreams fall flat ‘fore they land anywhere,
time slip fast and it don’t play fair.
If fear let go for one more prayer,
maybe I’d stop pacin’ there.


To kill that hunger I slip to dope,
time slows down like a breakin’ rope.
Heartbeats drag on a fog-lined slope,
seconds melt and forget their hope.
Cravings fade into dust and smoke,
world moves slow like somethin’ broke.


Even if dope turns bones to sand,
pulls my thoughts from my own damn hands,
nothin’ matters, nothin’ stands —
world drifts off into a grey-wash land.
Voices fade like motel rain,
names and faces blur the same.
If it’s peace or rot or pain,
I can’t tell — I’m numb again.


TWISTED

zonedout - crystal dusk (prod. phntmzn bR slaymor)

深い深い冬の夜。
世界中の煙突に影を落とすのは、赤い服の老人ではなく──
**漆黒の外套をまとった「サタンクロース」**だった。

死者の魂を管理する死神であり、クリスマスの夜だけ人間界へ降り、
「価値ある魂」を再び試す奇妙な習わしを持っていた。

今年、彼が選んだのは二つの魂。
	•	一人は、波の生命を描き出す筆魔術師──カツシカ・ホクサイ
	•	一人は、生命の法則を掘り当てた静かな修道士──グレゴール・ヨハン・メンデル

サタンクロースの声は冷たくも優しく響く。

「二人で“史上最難関のペアテスト”に挑め。
課題は──世界最大の“生きた”クリスマスツリーを作れ。
生木はメンデルが育て、装飾はホクサイが施せ。」

二人は目を合わせた。
死者であっても、その瞳の奥の情熱は消えていない。

⸻


メンデルは静かに大地に膝をつく。
彼の指が触れた瞬間、冬の土が微かに脈打った。

遺伝法則の探究者である彼が命じると、
小さな苗木は音を立てて成長をはじめる。

茎が空を貫き、
枝は大地の理を飲むように四方へ広がり、
緑の針葉は風と呼吸を合わせるように震える。

ツリーは数分でビルを越え、
十数分で山を越え、
ついには──

エッフェル塔を遥かに凌ぐ巨木となった。

やがて、その巨木は自ら枝を動かし、
まるで意志を持つ動物のようにゆっくりと身体を揺らした。

サタンクロースの顔に、かすかな驚きが走る。

⸻


ホクサイは迷わなかった。

目の前に広がるのは、
生きて脈打つ“キャンバス”──
世界最大のクリスマスツリー。

彼は山のように積み上げられたシキザイを背負い、
風に乗って枝へ飛び移る。

その筆先は、光を飲み込み、風を裂き、
まるで自然そのものを描くかのよう。

ホクサイが描いたオーナメントは、巨大で、和の魂を秘めていた。
	•	しめ縄を思わせるキンの螺旋
	•	浮世絵の波が動くように煌めく青の球
	•	富士山の姿そのままに輝く銀の飾り
	•	橘、桜、鳳凰、雷神──日本の記憶を宿す意匠たち

やがて彼はツリー全体を俯瞰するため、
空を舞う筆致の幻影を創り出し、
富士山とエッフェル塔をモチーフにした壮大な構図で
ツリー全体を一枚の絵のように仕上げていった。

巨大なツリーは、
ホクサイの装飾を受けて“喜ぶように揺れ”、
光をまき散らして夜空を染める。

サタンクロースは静かに見つめ、呟く。

「……これは神をも凌ぐ創造か。」

⸻

ツリーが目覚める夜

メンデルの生命力とホクサイの創造力が重なったその瞬間、
ツリーの内部から、光の奔流が走った。

巨木が天へ向かい、
枝が星を掴むように伸び、
光が雪となって世界中に降りそそぐ。

人々はそれを“奇跡”と呼んだ。

サタンクロースは、静かに二人に近づく。

「お前たちの才能と意志は、死を超えてなお燃え続けている。
私は満足した。
だが──この結末をどう受け取るかは、人間たち次第だ。」

確かに、見る者によって感情は異なる。

その壮大さに涙する者もいれば、
生き物のように動く巨大な“異界の木”に恐れを抱く者もいる。

だが、最後に残ったのは一つの事実だけだった。

──創造は、死をも越える。

ホクサイは笑みを浮かべ、メンデルは静かに祈る。

ツリーは夜空に根を伸ばすように光を放ち、
クリスマスの星となった。

サタンクロースと二人の亡霊──北斎とメンデルの“最難関ペアテスト”(3)

神戸の巷に突如現れたロックバンド。
US UK ロックにルーツを持ち、2024年に結成。
ようこそ。今日からあなたの居場所です。

Root : Hide Away

The Libero D Greed (demo)

Related tracks