negura

negura

mio ito

惚れ惚れしい化石のような背骨をなぞる
扇風機で冷えた背中は
たばこも吸わず ぬくもりも忘れ
土に 還る

この部屋がわたしと
あなたのための場所ではないとしたら
ここは どこだろう
けれどあの葉はわたしの心
冬に 枯れる

おもいは燻尽くして
坂を登りっきたバス停でお別れ
おわかれ

惚れ惚れしい化石のような背骨をなぞる
扇風機で冷えたあなたの
けれどあの葉はわたしの心
土に 還る

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