dyeing

dyeing

うね

photograph:名取どく
vocal:雪歌ユフ

流れる景色に絵の具を垂らして
おどけたピエロは姿を隠して

はだけた素顔に蓋したら目が眩む
見せない素顔は不確かな透明だ

きれいなままでいいのならどんなにか楽なのさ、
きれいなままの純白は朱色に染まる

真っ朱なゼリーを飲み干した胃袋で
くすんだ宝石を溶かして吐き出して

涙を寄せて、世界中に海を作って、
その塩水でうがいをしても
風邪をひくほど腐っていた

きれいなままの僕たち…

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