「返り咲き」
灰色の雲が厚く垂れ込める 真冬の空に芽吹かない言葉色も音も心に灯す火さえ覆い隠す一面の銀世界
かつての光 残る影法師未練がましく名声を欲しそれでも肥大した自尊心が足を引っ張り行く道の邪魔をし
悔しさも毎夜噛み切れば最後味もないし何も感じないの熱を帯びた行動が価値となる世界で使い捨てられた懐炉
陽の目を見ずに終わる前に燻る闘志に薪を焼べろたいして守る価値があるでもない体裁なら端から溝に捨てろ…
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