Name: This Is What Insecurities Feel Like - Marina Lin by kkrr7890
Duration: 2 min 24 s
Description: this is NOT ME, i'm just putting marina's new songs on soundcloud

Feels Like Goodbye

Whispered Skies

その日は少しだけ、風が春の匂いを運んできていた。
窓の外の空が、なんとなく柔らかく感じる午後。
ぼんやりと外を見ていたわたしのもとに、また“その音”がやってきた。

ノック、ノック。

「こんにちは。……これ、今日の花屋で一番きれいだったやつ」

そう言って彼が差し出したのは、小さな花束。
ラッピングの紙の音までやさしくて、わたしは受け取る手が少しだけ震えた。

「……ありがとう。すっごく、嬉しい」

嘘じゃなかった。本当に心からそう思った。
でも、それと同時に、胸の奥にふわっと浮かんでしまった感情がある。

“これは一瞬のことなんだ”

⸻

🌱心の中の声と、『達成する者』

彼と会える日は、本当に幸せ。
でも、それはわたしにとって、何百日、何千日という入院生活の中の、たった“数時間”。

彼はこのあと、また教室に戻って、未来へ進んでいく。
わたしは、またこの病室に戻っていく。

だけど、わたしはもう「待ってるだけの自分」でいたくなかった。

“わたしにも、わたしの時間を進ませたい”

心の奥から、確かな声がした。

『いま、この瞬間を選べ。
　甘えでも依存でもなく、
　君自身が前に進む選択をするんだ』——
それはきっと、わたしの中の『達成する者』の声だった。

⸻

☀️花束の中で伝えた言葉

「ねえ……今日、話したいことがあるの」

彼は少し驚いたように首をかしげた。

「わたし、退院に向けて、リハビリを本格的に始めることにした。
　自分から、お願いしたの。……わたし、変わりたいと思ったから」

「……すごい。いや、本当にすごいよ。
　大丈夫？　無理してない？」

わたしは笑った。ちゃんと自分の意志で言葉が出せた。

「ううん。会えるのが嬉しいのは本当だけど、
　それに頼るだけの自分じゃ、嫌だから。
　わたし、自分で歩きたい。君と同じ景色、少しでも近づきたいから」

彼は、なにも言わずに、
でも何よりも優しい目でうなずいてくれた。

⸻

「ほんの一瞬だったから、忘れたくなかった。
でも、一瞬で終わらせたくなかったから、
わたしは選んだ。
君がいない時間も、ちゃんと“わたしの人生”として歩いていくと。」

5.決意と花束と、ほんの一瞬の光

Hey Dreamcatchers! I hope you enjoy our cover of Andy Grammer's Honey I'm Good!! Keep catching those dreams <3

This Is What Insecurities Feel Like - Marina Lin

kkrr7890

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