light on ΔΔ - Storyline

《オープニング》
からっぽのviolet。とざされた夜の街にともる小さな灯が、violetを迎え入れる。再生が始まった。教会での、しばしの仄明るい生活。

format the Δisk

《tomatoのテーマ》
安心できる居場所。何も覚えていない今のvioletにとって、tomatoの待つ教会は唯一「帰るべきところ」と呼べる場所だ。

《plumのテーマ》
少し考えて、plumは迷えるvioletにとある秘密の昔話を語り始めた。それは今へと遺された、かつてどこかで生きていた誰かの足跡。古より伝わる、含蓄いっぱいの、お説教……？

《wheatのテーマ》
途端、明るい声が降ってきた。宙に弧を描いて着地したその「先輩」は、こちらの顔を見つけて、にっと軽やかに笑った。

《firebrickのテーマ》
その語り口と一眼の奥には、期待にも似た、赤々と灯った炎があるように思えた。……まるで、さっきまで悲鳴を上げていたとは思えないほどに……！

《siennaのテーマ》
ぱたぱたと軽い音を伴って、ちいさなふわふわが降り立った。目の前を塞ぐ、あまりに大きく、重い壁。そこへ今日もまた、いつものあいさつが飛んだ。

《vs FLASH(ラボ)》
閃光が飛び出してきた！ violetはもうそれが何なのか知っているはずだ。

《moccasinのテーマ》
店内に差した、あまりに大きく無愛想なシルエットを見上げる。注文を運んできた店主はぼそりと到着を告げると、慎重に皿をテーブルへ下ろし、またのっしのっしと奥へ戻っていった。

《cornsilkのテーマ》
たしかに土を踏みしめて、耕して、鼻歌混じりに汗を拭う小さな背中がそこにあった。もし朝がやってこないのだとしても、彼はいまできることを精一杯やるだけだ！