君のこと好きじゃないけど今日はデート日和
てるてる坊主を作った 私のおかげね

君のこと好きじゃないけど早く目が覚めたの
目ざまし時計が今日だけ 間違えたみたい

君はどんな色が好きかしら
ちよっと濃いめのお化粧でかわいいと言って

どたばたお着替えしてたら待ち合わせの時間
遅れて行ってもいいけど 走ってあげるわ

君はどこで待ってるのかしら
今日のデートは映画館 そっと手をつないで

ドキドキ爆発しそうな毎日にさよなら
君のこと好きじゃないけど
愛してあげるわ
愛してあげるわ

愛してあげるわ

作：福島タコ助

水色の虹が降るよな
夏の日に置き去りの部屋
あの子は食べかけのりんごを残し
あの子はサーフボードにもたれてる

無人駅バスが止まって
逆立ちで羊に電話
あの子はペナントを一つ残し
あの子は沈む夕日をながめてる

だいすきすきなきす
きのうまで
だいすきすきなきす
きみにだけ

走らない列車に乗り込んだら
さあ素敵な土曜日

あの子から僕へのメール
暗号とキャベツの日記
ふたりは腕を組むこともできず
さびしい場末のクラブを見てる

だいすきすきなきす
きのうまで
だいすきすきなきす
きみにだけ

積み木のお城に鐘が響けば
さあ素敵な土曜日

あの子はペナントを一つ残し
読めない手紙を窓から捨てる

だいすきすきなきす
きのうまで
だいすきすきなきす
君にだけ

走らない列車に乗り込んだら
さあ素敵な土曜日

乗り込んでも
もうあの子は火曜日

素敵な土曜日

満員電車をおりて あの角を曲がれば
右はインドで 左にロンドン どちらにいきましょう
部長の裏の顔 赤くうれたいちご
ミラミレドシラと怒鳴りちらして みにくい猿の顔

カレンダーに並ぶバツ印 泣かないわとつぶやく
ほれた男に女ができたの もう私なんにもないの
おやすみ眠れない夜 おはようつらい朝

夢のなかで出社して たばこに火をつける
けむたいよ ねぇと怒る人さえ もうどこにもいない

おとつい買ったあのアボカドも 
もう腐っているかしらなんて 
ひとりの部屋でつぶやいてる もう私なんにもないの
おやすみ眠れない夜 おはようつらい朝

カレンダーに並ぶバツ印 休日はいつも雨ふり
いきどまりの恋ばかり もう私なんにもないの
おやすみ眠れない夜 おはようつらい朝
アボカド買いにいこう さよならつらい朝

アボカド

わたしの彼ったら なんにもできない
まいにち上の空
わたしの寝顔に キスを残して
朝までおどってる

そうねこれもあいなのね
そうねそれもあいなのね

わたしの彼ったら なんにもできない
やさしいだけのひと
追いかけてみても するりと逃げてく
なまこかうなぎだね

そうねこれもあいなのね
そうねそれもあいなのね

わたしの彼ったら なんにもできない
目をはなしたらもう
あの赤レンガの喫茶店のすみで
エッチなあの子くどいてる

そうねこれもあいなのね
そうねそれもあいなのね


アレクに捧ぐ

ジャンガリアンハムスターになれば 毎日ラク
カラカラ回っていれば ごはんももらえるし
ジャンガリアンハムスターになれば 毎日ラク
でもだいすきなあの子に会えなくなっちゃうのは
とってもさびしいな

ジャンガリアンハムスターになれば

こっち向いて 笑ってよハニー
不機嫌 吹き飛ばして ワナゴナコミュニケーション
くだらない 男だったね
ばっさりキメた ショートヘアもすき

この町を今夜ぬけだそう
ママにひみつのルージュをぬって
夜が窓をノックしたら
いこう １・２・３  しらないどこかへ

こっち向いて 笑ってよハニー
たばこも吸いなよ 甘いお酒も
おおごえで 泣いてもいいよ
ダブルのアイスがとけるくらい

この町を今夜ぬけだそう
パパがくれたリュックをせおって
目がさめるまでねむったら
いこう １・２・３ お月さまにバイバイ

バーガーショップもクローズして
この世にさいごのふたりみたい
くだり坂 海がみえたら
ほらね１・２・３ 顔をあげて 波に飛び込んで
あのね あした からは さいこうの毎日


1・２・３

山田んちの猫

たらばがに食べたい 深夜はとうに過ぎても
まるい月とあおいスタジャン
あなたとの会話 すぐにとぎれてしまうのは
本当のことがどこにもないから

山田んちの猫が こっちをみてる
なでたいかいこの腹を 高くつくぜ

なじみの飲み屋で 今日もひとりきり
「行かないで」 寝言で起きて
スーパーの玉ねぎ 泳げない魚たちも
うちにおいで おいしくなるよ

懐かしいにおいに すれちがって我にかえった
おとなのことは よくわからない
あなたとはじめて 出会った日にはいたズックも
ボロボロのまま 息をころしてる

山田んちの猫が 舌をだしてる
だきたいかいやわいからだを 今日はおあずけ

いつもの電車で ガラスごしの顔
泣かないで ぎゅっと目をとじて
飲みほす 缶ビール
すきなセーターの赤い糸が ほつれてのびた

山田んちの猫が こっちをみてる
なでたいかいこの腹を 特別だぜ

あがる雨にはしゃぐなんて いつぶりだっけな
とりあえず 窓をあけて
朝になれば 忘れちゃって 口紅なんてひいて
うそみたいに 楽しくなるよ
日暮れまで 散歩しようよ

山田んちの猫

言葉にできない思いだけが
頭のなかに浮かぶ夜は
思いだすのさ 昔の人も
どうにもならないことがあった
泥にまみれた石のように
蹴飛ばされ転がされて くたくたになった

だけど言うのさ くよくよするなよって
時代は変わると そのままでいいと
そうここに変わらないものなんてない
歩いて行けば 言葉にできない景色があるさ

歩こう 歩こう 前を向いて
歩こう 歩こう 歩いて行こう

きっといつか誰かがあなたと
同じ道を行くだろう
そんなときあなたは言うだろう
歩いて行こう

歩こう

いつものお店に僕は行くのさ
今夜も頼むメニューは決まってる
音楽と酒とつまみと明日には
忘れるような話がよく合うのさ

明るいうちから飲めたら最高
あたりをハシゴして
またここへ戻ってくるぜBaby

うれしいとき つらいとき
付き合ってくれるひととき
今夜もいつもの店でビールを飲んでる

12時の月を見ながら帰り道
喉が渇いたら
またここへ戻ってくるぜBaby

うれしいとき つらいとき
付き合ってくれるひととき
今夜もいつもの店でビールを飲んでる

まだ飲みたいな
まだ食べたいな
まだ聴きたいな
また会いたいな

ママ・ドーナッツ

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