馴れない舞踏会で手持ち無沙汰となり、バルコニーへ足を向ける。……先に夜風を楽しんでいたメジロマックイーンと目が合った。
「貴方も休憩にいらしたのですか」
パートナーを見つけられず、ダンスの輪に入れなかった。そう正直に答えてしまえばいいものを、苦笑いでやり過ごしてしまう。
「まさか……あなたも……引く手あまたのお誘いから逃れてきたとか……?」
これ幸いと力強くうなずいた。彼女の前では情けない姿を見せたくない。出所…
HOLY SHIT
🫀
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