凱旋門の下でも鬼ごっこは可らしい
「そんなのもうバカらしい」って考えもバカらしい

夢見るカエルは思いきり跳ねた
すぐさま落ちた

東京育ちのあの子は 公共施設を飛び出し
放蕩の旅を始めて とうとう数年たった
とどいた絵葉書には 高揚をさそう景色が
もうどうしようもなくなって 泥水を飲んだ


このままこの場所で死ぬまで今のままで生きてたい
何言ってんの、バカらしい

夢見るカエルは 壁に貼りついた
もう一歩 もう一歩


夢を叶えたカエルの その目に入った
水平な 広大な 無限の壁
もう一歩 もう一歩

東京育ちのあの子は 公共施設を飛び出し
放蕩の旅を始めて とうとう数年たった
とどいた絵葉書には 高揚をさそう景色が
もうどうしようもなくなった 駆け出すしかないや

井戸育ち(home demo)

校長先生に逆らって 逃げ出してしまったことも
逃走本能にしたがって 走り出してしまっただけなのさ

勇敢なあの子は校庭に残って
青いシャツの裾をつかんでいた
沈んでいく夕日の影に 君は立って

野球ボール


ちょうど一昨年の夏だっけ
船に乗ってトビウオを見たよね
きっとカナヅチの君だって 身を乗り出して
目をきらめかしてたのさ

勇敢なあの子は防波堤に立って
大ウツボの巣くう湾に飛び込んだ
スイカを食べながら 僕は鼻をすすって

テトラポッドの上


勇敢なあの子は染めた髪を切って
白いシャツの襟を正していた
本当のところは誰も知らなくって

消えたグラブ

勇敢に見えたあの子だって
怖くなって動けなかっただけなのさ
とうとう我慢できなくなって
飛び込んで おしっこをしただけなのさ

勇敢なあの子（home demo）

ああ 曇りガラスの終電の
悪臭ただよう奴の後ろで
スマートフォン片手に祭り上げ
あいつは知らぬ間に罪を背負ってる

僕も背負い歩いてるのかい と
いつも目を血走らせているのさ

ああ 告白はあなたの友へ
それか１４０字にまとめて
もう言えばいいのに
会えばいいのに

目をさらに広げ皿にして
目をさらに開き皿にして

目と皿と目
息止め透明になっては溶け込んで
互い にらみ合った目と目

こんなところに書いても
収まらないのに なぜだろう
やめられない

会えばいいのに

目と皿と目
ギュッと手と手 取り合っては時計も忘れ
互い 見つめ合った目と目

me to me(home demo)

またもや夜ふかしに失敗して
今日も 嫌いなところを
洗いざらい嫌い直す作業を終えて
今さら朝っぱらから鳥が鳴くのが聞くに耐えられない

帰りの公園で見かけたラジオ体操
「新しい朝が来た」
新しいのは時間だけなのに

また駅に来た
電車の群れ 見送って
まだ駅にいたい
誰か背中を押しておくれよ


あれから僕も努力を重ねて
いよいよ 好きなところを
1個1個抱きしめても 一向にこう
参考になる気配さえ漂わない

帰りの横断歩道 点滅する青信号
慌てて渡らずとも
まだ車ひとつ来ていないのに

歩道橋にいた
車の群れ 見下ろして
また駅に来た
電車の群れ 見送って
まだ駅にいた
乗らなければならないのに
地下鉄が来た
誰か背中を押しておくれよ

楽しい夜ふかし(home demo)

今日も今日とて叱られて
最終電車に揺られて
どうも腑に落ちずに
やりきれずに肩を落とす日もある

そういう日もある

カーテンレールにてるてる坊主を
かけたはいいが雨の予報で
いざ家を出る瞬間につかむ傘
雨か晴れか雨か晴れか雨か晴れか？
悩んだ末 財布を忘れる

そういう日もある

誰かが死ぬ日もある
君が泣く日もある

そういう日もある(home demo)

歩き始めた頃さえ何故か
急かされるように前足上げた
人人人人人に乗る修行の日々に
溺れる

足を挫いてしゃがみ込んでも
目線は向くが爪先は向かず
無数のくるぶしに置いてかれてく
あぶれる

ゆっくりゆっくり捥がくのさ
呼吸が早まりゃオシマイだ
ゆっくりゆっくり潜るのさ
獲物が逃げたらオシマイだ

ゆっくりゆっくり捥がくのさ
呼吸が早まりゃオシマイだ
ゆっくりゆっくり潜るのさ
獲物が逃げたらオシマイだ

ゆっくり(home demo)

だんだん遠のく
あいまいな駅舎も エキストラも
残念ながら僕はもう 忘れている かすれていく

したいことなんか何もないよ
ないかな ないかも 実際ないことはないよ
風呂敷にお荷物をつめたら
新しい季節が来るかな

だんだん遠のく
あいまいな駅舎も エピローグも
安寧ならば僕はもう 外れている バックれておく

一瞬パッと浮かんだ思いも
思いもよらずともカットしてしまうんだよ
愛を風呂敷に君ともども入れれば
美しい季節が来るなら

だんだん遠のく
あいまいな駅舎も悪くはないよな

ここにいてはダメだ 駈け落ちしよう
そう言ったろう 約束が違う

約束が違う

駈け落ち(home demo)

君に嫌われたらどうしよう
あの日の言葉に震える
このままでは僕はもう二度と
外には出れないや

ならば繰り返す「好き」の隙にキスを
彼女のすり減らした親指にキスを
それも早いうちがいい
それで何も変わらないとしても
どうしてもやらない訳にはいかない！

君に逃げられたらどうしよう
あの匂いだけを残して
僕は見つけるまでもう二度と
家には帰れない

ならば自販機の下に落ちたるエンを
拾いあつめて富豪になるのも恋慕
ところが上手くいかない
手を伸ばすがつかめない
勝手に動く腕がまくらを殴る！

君の久しぶりの連絡にドキドキ
これから待ち受ける展開にゾクゾク
ところが何もない
君の瞳から離れない
自販機に腕を入れる彼の背中！

イワンコッチャナイ！


イワンコッチャナイ(home demo)

あいつらの言うとおりだ
何でもかんでも言うことばかりを聞いてちゃ
どうにもならない
あそこに行ったら2人で抱きしめあおう

おいらの言うとおりにしな
どのみちその手を離さなければ
素直になれない
どこかに行ってもあなたと抱きしめあうよ

ねえ 話を聞いておくれ
まだ終わらないようだ
意味もないのに
※※※

灰皿の中のリングは
何でもかんでも言うこと為すこと全部が
「愛してやまない」だけじゃ
あなたの指には通せないだろう

ねえ 話を聞いておくれ
まだ終わらないようだ

ジダンダ

ダダ(home demo)

明日晴れたらどこに行こうか 
バスケットにバゲット差して
おいしいチーズにワインを持って
草原に行こうかな

雨が降ったら何をしようか
カベに映画うつして
バーニャカウダにキュウリ浸して
ベランダで涼もうかな

そしてどうにか 君とどうにか
いつかポートランド 夏はマイアイランド
そして viva viva viva ジプシー音楽

そのまま二人は消えてゆく

昔話はいつにしようか
草原じゃあシックリこないな
雨にはピッタリじゃないな
あそこで待ってるよ

(天国のようなところ)

だけどどうだろう 君はどうだろう
僕はランデブー 君は泣いてる
いつかまた never never never ジプシー音楽

そのまま二人は消えてゆく
光ってゆく

明日晴れたら

かぼそい体で抱きしめ合うなら
右手に花束持ってるくらいじゃ
背伸びじゃない
渡す

険しい旅路を一人で行くなら
両の手のうちに拳銃を
携えていてもおかしくはないだろう
撃つ

HITする！

アマチュア気取りで楽しむ日々など
消えても分かりゃしないだろう
君も気付かれる前に街へ
街へ

街へ

悲しくて泣きそうになる
思い出が脳裏をよぎる
５年後には沈むダムも
いつかゴジラがいた海も

よく聞け、君のことはもう！
分かってるつもり

おかしくて笑いそうになる
あの人のぼやきがよぎる
「ごめんね」なんかの使いどころ
いつまで経っても分からないだろう

よく聞け、君のことはもう！
分かってるつもり

２年後にはアスファルトも
バカみたいに割れたりしてるだろう
分かったつもりでやってけるだろう

分かってるつもり

分かってるつもり(home demo)

We are Japanese indie xxx band, flowing like a river.

MONO NO AWARE

Popular tracks