線香花火が落ちるまでの間
あと少しの未来を重ねてしまう
七日間で全部が終わるのなら
こんなに生き急がなくてもいい
世界の全部が分からなくてもいいから

干からびたアスファルト
燃える８月　ヒグラシの命日  
落ちた一輪　溶けるカレンダー　

あの角を曲がって　自転車ベルを鳴らして
沸騰する脳みそ　もう　忘れてしまうよ
　
君　髪　揺れる
制服　スカート
入道　天井
UVカットの日焼け止め
頭を多い尽くすほどの夏の死骸
どれか一つでいいから
雲の形でも　 蜃気楼でも　セミの声でも
目に映して　声を聞かせて

天道様とバカンス
弾きかけのストローク
市民プール　当たらない　アイスの棒　　　
七日間で　とどめを刺して　忘れさせて
何もかもを　プールサイドに置き忘れた
聴きかけのシングル

あの角を曲がって　自転車ベルを鳴らして
沸騰する脳みそ　もう　忘れてしまうよ

君　髪　揺れる　　　
制服　スカート
入道　天井
UVカットの日焼け止め
頭を多い尽くすほどの夏の死骸
どれか一つでいいから
雲の形でも　 蜃気楼でも　セミの声でも

雲の上でも　 蜃気楼でも　セミの声でも
窓の反射でも　空の果てでも
大気圏でも　息が出来なくても
明日でもいい　急がなくてもいい
あの日に戻れなくてもいい　　　　　
目に映して　声を聞かせて
一度だけでいい　夢を見させて

夏の死骸

haze

ベレー帽は飛ばされて

Y→https://youtu.be/U29Ez4wBm6E

少し、こわれてる

壊れてるのは 誰の所為だ
「私じゃないから」なんてさ
卑怯だな 卑怯だな

壊れてくのは 君の所為で
おかしくなってしまうまで
笑っていよう 笑っていよう

先にどっちが壊れるかな
その時次第でどうにでも
なるのにね なるのにね

悲しんでいるのは 誰の為だ？
現実はいつも此方を
睨んでいる 睨んでいる

分かりそうで 分からない
音楽のジャンルみたいだね
気に食わない 気に食わない

散々だね これじゃ駄目だ
私達いつも 何かを
許せない 許せない

狂ってしまうくらい 君が好き
もうちょっと落ち着いたら
二人で地獄に行こう

結末なんて 本当はそんなに
大事じゃないだろう
中途半端なハッピーエンドの方が嫌だね

製作期間が 数十億年の球体の中で
君に出会う事で 全てが
少し、こわれていく。

Twitter→ @ohanawo_anatani

少しこわれてる：御花屋

家族の結末demo

母になる病をわずらうきみとすれ違う場所で死にたい
あとは望まないから
そっと薬を飲み込めば、踊りたい場所で踊りたいように
ナイフをなくしたピエロのようだ　飛行機が落ちる夢だよ　それは喜劇だったか
そっと写真を飲み込めば、棺が震えて
いかさまでもいい、名前を、さあつけて
るーららら、るーららら、るーららら
きみが吐き出すお菓子、集めて飾ればここから楽園だ

それでもぼくらはクズじゃないと言えるのか
撫でるだけのいたわりで
逃げ切ったさきが地獄ではないと思うのか
おまえだけが傷つけばいい！！！！！！！！
　
舟の行き先知った

ウユニのみなそこ沈んだ舟で、繰り返す言葉
「きっとおまえは知っていたね、かえれないこと、その場所もなく」

母になる病をわずらうきみとすれ違う場所で死にたい
それが叶わなくとも
あの仕組みが壊れたら、古ぼけた棺さかさまに落ちた
深い穴だった
るーららら、るーららら、るーららら
いまたどり着いたよ
落ちても落ちてもどこへもいけないよ

寄り添うそれを死体じゃないと言えるのか
猿のおもちゃみたいだった
振り向けばそこが楽園じゃないと気付くのか
アニメじゃない、それは

それでもぼくらはクズじゃないと言えるのか？
おちるだけの生きもので
振り向いたさきが地獄ではないとわかるのか？
「おまえだけ」が傷ついても
　
わずらっていく、どこまでも

わずらう

鎌野さんに歌ってもらう方向で進んでおる

塗り絵からの粒子が
帽子のなかを侵す
それは正解だと
マルをつけきみに返す

誰を笑った喜劇だろう
軽蔑を回す水車と
からまりあった記録が、さなぎに見えていた

トマト畑のさきで
たどり着く　図鑑　かえるのページ
怖いものはあるかい
同化しているよ
色は匂えど

飛行機落ちた、君の肩に
入れ違いで息をした
倒れたドミノだと知れていた

塗り絵からの胞子が
枕のよこに根付く
何を満たしていた
蛇口が詰まるほどのそれ

ああ　いま　過去を覗いてしまった！

三月終わらないよ
カレンダーなぞったのに

怖い人になった
どうかしているよ！
鉄路のほとりへ

飛行機食べた、君の口と
踏切越し目が合った
救えない間違いに繋がれて

飛行機落ちた、君の肩に
入れ違いで息をした
倒れたドミノだと知れていた

ドミノのお告げ

同化していく、海と毒薬が
わたあめのなか動けなくなった

舞台の袖から覗いている
地を這うぼくら、笑顔をみせて

蟻地獄見つめてた
それはもう
満たされた器のように痛みから解かれた

完全な答え隠している
笑わずにきいてね

どうかしていた、それも脚本か
幻灯機のなか、歩き疲れた
あまりに見えすぎて、手も足もなく、ぼくらけものに成り下がったね

今を髪を梳かした
時計を少しだけ気にして
きっとこれは罰だよ
おかえり、もう迷わないで

びいどろ舞うその光景が
タマテテのように見えた
母になる病をわずらう君と
めぐりあう場所で

おまえが見ていた光景は
嘘だらけ！

わたあめのなかで
まだ聴こえているよ
悲鳴の音
わかっていた、わからずにいたこと

同化していく、海と毒薬が
わたあめのなか動けなくなった
舞台の下から
何もかもをかえして
祈りに似た言葉をまた

びいどろ舞うその光景が
タマテテのように見えた
母になる病をわずらう君と
めぐりあう場所で

run

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