葉埃塗れの床色の褪せてる壁
ボロボロのトランク金具はくすんで軋む皮の音粉のような香り
深く眠りについてる穢れを知らない少女
ずっと昔の話だけれどまた会おうねって交わした約束信じて
紅く錆びた螺子をカタカタ巻く巻いてる指にポタリポタポタ落ちる散らかる涙 思い出を含んで部屋に響く螺子の音は聴こえず
巻き続けていた螺子が止まる震えている指を落ち着けて螺子を離して
白い肌と金に輝く髪開いた眼は蒼く吸い込まれそ…
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