春日和 まだ冷たい海を見てる
だめだ! くるな! 波が迫ってる
灰色の水と緑の陽気にあてられて
ボクは片耳をトンと叩いた
詰まった円盤がポロポロこぼれて落ちた
やめろ! おうな! 波が迫ってる
泡が弾けて雪も降る 何がなんでも
どんな手を使っても 君を奪うんだ
春惜月の晴れ間だった
小さなあの子も膨れて流された
母なる大地は気にもしなかった
雨も風も凌いだ我が家も全て流された
あぁ、帰った 黒く萎んだ蛹の中に
…
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