みょうが

みょうが

鈴木康代

茗荷を買いに外へ出た
うらぶれた商店街抜けて
阿修羅に似た顔の女の子
美しい眉間にしわ寄せて
きらきら輝くゴミの流れる川を渡り
遠くなってしまう
遠くなってしまいそう

茗荷を食べ過ぎてばかになり
忘れてる
いつかは消えること
冬になれば別の服を着て
新しい私とあなたです
寂しいところね
いつも何かで気をそらして
遠くなってしまう
遠くなってしまいそう

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