川べりで歌う少年その隣 抱きあうカップルと 浮浪者の老人夜の街 湿ってる空気
少年は歌を歌っている 誰も聞いてないのに変わらず 歩くようなテンポでギターを鳴らす「アイラブユーベイビー」 安売りの言葉は音速で飛んでいく どこに行くの
箸が転んでも可笑しい 年頃の少女はうつむいて夜行バスを待つ イヤホンで耳をふさいで
今数センチを伝播する 振動は遠い昔の感情の周波数と どこか似てるもの吐き出した ため息の粒に少しだけ…
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