340m/s

340m/s

340meters per second
夏の夜空に溶けた光
高鳴る鼓動は波に消され
追いつくことを許さない

ファンデーションの香り
体温すらも頬に
感じてしまう程に
近づく身体の距離

裏腹心の距離はまだ遠い
徐々に過ぎてく時間が惜しい

人混み掻き分け辿り着いたのは
俺たちだけ特別なスポット
きっともっといいところあっても
関係ない俺たちのスポット

本音のところが見えてこないけど
それすらもなんか魅力的だから
悔しいけれど俺の負…

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