全部忘れて安心の朝に言葉を選んで嘘をつく。電車待ってる健気さを撫でていた。風が冷たい夜のこと。スープを匙で掬って溢した。立ち上る湯気は温かく。背伸びをして空腹に気がついた。窓の外では雨音が。全部忘れて安心の朝に(言葉を選んで)嘘をつく。古い幻を撫でている。窓の外では春風が吹く。瞬きして消える。瞬いて日々、どうしようもないまま見送る。
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