望遠

望遠

shigihara

全部忘れて安心の朝に言葉を選んで嘘をつく。
電車待ってる健気さを撫でていた。風が冷たい夜のこと。
スープを匙で掬って溢した。立ち上る湯気は温かく。
背伸びをして空腹に気がついた。窓の外では雨音が。
全部忘れて安心の朝に(言葉を選んで)嘘をつく。
古い幻を撫でている。窓の外では春風が吹く。
瞬きして消える。
瞬いて日々、どうしようもないまま見送る。

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