追いすがった理想は逆さま蜃気楼夕立と呼んでいた今はスコールという
急がなきゃ そう誰しも 駆け出して人並みの声になってく そうだ うだるほどに 心地よく 絡まる呼吸はもう痛みだ
放てよ御託はいい
エスコートしたはずの君は市営のプールで取り逃がしたエコーの飽和していた夏にそう ひとりぼっちでうたた寝ばっかしていた日々が溶けてざわめきだした放て泡沫でも
立ち尽くしたうなじは果てしなく遠くて
花火の音で…
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