冥界(Myoukai) / Kabanagu（remix by Y4WN）

w/ https://soundcloud.com/uami-645464179

傘は花群成す
嗅いだ雨粒
数世紀　想いの拙さ　
変われない

からまりゆく川が
まとわりつく足へ
あり地獄は
終わらないみたい

人のふりした
誰もいないところで、つい
人のふりした
誰もいないところで、つい

知らない景色　
暴露るように消えて

まねごと + uami (demo)

siriasu

bouquet

史上2曲目

illust: 渦 https://piapro.jp/ramblel

il ft.初音ミク

2021年に書いた曲です

---

しーさいど　ぼくは生まれ変わって
もう誰も知らぬばしょで唄うよ
ちくたく　秒針の音だけが響く

包帯を巻いたあしで歩く
もう何も痛くないはずなのに　あぁ
夢の中でしっぽが揺れる

雨が降ってるからいっしょに出かけようよ
レインコート　透過してあげる
泣きたくないからビスケット溶かす
このまま　ねぇ

どうかどうか連れてって　ぼくを拐って
やさしいことだけ触れていたいの
明日のことなんていまはいいよ
きみの手でふさいで　全部

no title

2020年？に書いた曲です

---

吐いて捨てるような台詞をさ
雨のように浴びてる
死んじゃいそうな真夏日だって
ソーダアイス溶かしてる

「ねえねえ。」

防波堤　揺れるワンピース　風に靡かせて
黒猫とワルツを踊る　「だれもしらない。」
平行線ずっと辿ってる　そんなの、人間みたい。
なにもかもから解き放つ　救いに手を伸ばす

おわりがくるまで、うたをうたおう？
二度と無い世界線　いますぐ

ぱっぱっぱら　手を叩いてさ
瞬間、隕石が降ってきて
きみもあいつも全員みんな死んじゃえばいいの
ぱっぱっぱら　患いをあいしたい
痛い異体はもう嫌なの

存在の証明
“正解”なんて、押し付けないで。

「ねえねえ！」

arrange cover：ねこみかん
original：坂本龍一

Ballet Mécanique(cover)

cetacean

罅割れそうな窓からそっと差し込んだ
ひだまりの中 君は眠ってた
今はどんな夢見て微笑んでいるの
生まれたての神話の空

虹を渡る鯨の群れや
夜を彩る星座作る魚

目が覚めたら聞かせてくれ
優しすぎる君に似た物語
その小さな身体だけじゃ
背負いきれないほどの悲しみを
僕に分けてくれないかなんて
軽はずみじゃ言えないから
いつかきっと

穏やかな毎日が愛おしすぎて
年老いたような気分になるんだろう
今はとても優しい顔をしているね
嬉しいのに何故だろう せつなくなる

目が覚めたら聞かせてくれ
優しすぎる君に似た物語
その小さな身体だけじゃ
背負いきれないほどの悲しみを
僕に分けてくれないかなんて
軽はずみじゃ言えないから
いつかきっと

夕暮れ間近の波打ち際で
星の魚を拾い上げたら
子供みたいにはしゃいでくれた
その笑顔だけ目印にして
零れ落ちそうな今を紡いでいく
それだけさ

cetacean

息絶え絶えになって辿り着いた場所は、海だった。
　生き物たちは全て海から産まれたんだ。みんなのお母さんの元に、私たち帰ってきた。
　あのときのだ、あのとき彼が私を好きになった。
　この海に来たとき、いつだって私はあなたと対峙してどきどきすることができた。
　私、ふと、こんな言葉を漏らした。

「私の持っているもの全部あげる。だから、あなたは私のものになって。……私、いつか好きな人にこう言うつもりだった」
そう言ったら、あなたは、また、ばかなことをいった。
「素敵な言葉だね。それを言われた男性はとっても幸福だ」
「今言った」
「え」
「今、言った」
　私はさっきの私みたいに唇を震わせている彼を見つめた。私は唇を小さく噛んだ後、大嫌いな自身の双眸を細めながらこういうことを決めた。それは静かな歓喜だった。
「ばか」

　あなたも小さな歓喜を感じていること、私、わかってた。あなたは震えながらこう言った。

 「僕、ようやく君に伝えなくちゃいけないことができた」

 「愛してるよ」

　ぐさっ

　私たち優しい海に祝福されてゆく。
　私もあなたも裸になって、潮風に粉々になった繊維が攫われてゆく。
　私はやっと自由になれた。
　あなたは、やっと本当の“愛してる”が言えた。
　それだけで十分だった。
　それだけで、十分だった。

no title

siinaque

Related tracks