風見鶏緑の衝立ての
かげで誰かが鴉を諭している
のら猫恋猫賭博猫
すべてのこころのなかをみつめている

だからしあわせな暮らし

魔笛な素敵な快適な
シルクの呼び声にもうあらがえない　

ハロー、ハロー
世界の心臓に
まだ残っている伝言が数件

だから安定な明日

魔笛な素敵な快適な
シルクの歌声にもうさからえない

魔笛なブギー

花の蜜が私を誘うので
羽ばたきおとずれもぐりこむよ
どこかに自由を置いて

欲望色の
電車にのって
海をみにゆく

Yeah

花散里にも
末摘花にも
駈ける仔猫にも
Good-bye

きらめくガラスの
町並み残さず
壊す壊された
歌

花が散る
月消える
絶えてゆく
愛ばかりなんだ

のぞめない
忘れない
どちらとも
沼ばかりなんだ

絶滅を待ちながら
歌いたいシューバーㇳ

没落を覚えつつ
熱くなるホット・ハート

オレンジ
オレンジ

どこからか歌が

みかんとりんごよい名前
煮詰まるまでのお友だち

火薬と画伯ほぼ同じ
火の海きれい茜色

星空を見つめていたら
青い隕石落ちてきて
終わりなんだ解放区は
数えるほどの息をする

いつか方舟にのる日は
ゆびにダイヤひかっている

きみは種類ボクも種類
愛の支配がいいんじゃないかな

青空を翳らせながら
黒い星が昇るとき
すべてをすでに知っている
知性に不足はないから

探し探すきみの跡形が
どうしても消えない

跡形をどうしても消せない

みかんとりんご

教えてはいけない
きみの秘密事項
百年千年過ぎて
だれも気づいていない

ほんの小さなこと

空をゆく透明な鳥
ひそやかにひそやかに
説明不可能な
動機と手口

ほろ苦くほぐれた
モーヴ色の願い
毳立ってゆく空気
飛び立てない悲しみ

愛の消費消費期限

透明な鳥はとぶ
夜の眼つれて
翻訳もできない
今も来世も

空をゆく透明な鳥
そのメモリ誰のもの
時の橋を渡る
証拠アリバイ
過去と未来


空をゆく透明な鳥

赤い実クリスマスの日
あの子はまた来ますと言う

パラドックス
ばかなドッグス
みていただけ

そして回るワルツの暦飛ばす
そしてわかるボクらにさえもわかる
ボクをきみがきみをボクがいたわる

未来は無限ではない
部屋の壁を見て思う

しあわせと
ふしあわせ
手に手踊る

新しい年新しい一瞬に
浮かんでいるもう届かない星
ボクをきみがきみをボクが愛する

ふらふら冬の蝶ふらふら

踊り疲れ回り疲れたボクら
いまできることまた踊りはじめること
ラララ

浄き夜くりすます来ます

タイムリミットが
チャイム鳴らした
茶色い音
赤い反響は
why下へと
たいくつしのぎ
愛落っことした
結果は陽性

壊れそうな
ロー鳴り切るまでの
ウーハー揺らしても
凍ったまま
生きていたら
消えてしまうから
無意味じゃん
陰性だったのに

好きなわけじゃない
殺したいだけでもない
猫の目をみている
猫の目をみている
猫の目をみている
猫の目がみている

ゆるしたわけじゃない
責めてもどうしようもない
猫の目ひからせる
猫の目ひからせる
猫の目ひからせる
猫が目ひからせる

Saturn Light

月の音がカタカタ
波が砂に沈んだ

ひらけごまをひらいて
ひらたけをひろった

まじめな子
ふまじめなことだって
考えるときがくる
ときがくる

ひかりも闇も大好きさらさらさ
ほめてほしい銃殺されたくないあいあい

ルルル

不思議猫
不思議魔法
生きている
生き物はすべてうそ
すべてうそ

月の音がカタカタ
井戸の底はわだつみ

染井湯

リボンを結んだ
腐りそうなタルト
氷りそうな笑顔
太りそうな季節
回り回る針
果て行きドライヴ
　
私はおはよう
涙にレインボウ
彩りをぬぐって
ぬるものぬったら
カラスに負けない
果て行きドライヴ

いまさら悔いてどうかなるの
いま皿一枚になって
載せたまるい肉片が笑った
いまジャズダンス習いはじめ
いまからでも遅くない
明日死ぬとしても踊る
そうなんだ、くちをぬぐう

Ride on, ride on

乗りたくはないけど
すでに乗っているみたい
どんなに考えても
辻褄が合わない

果て行きドライヴ

サラダボウルサラダのためのボウル
A little boy a littleのための boy
A little girl ali をしている girl
世界はうまく作られている

目をもつ生き物が目で見る
見られるようにできてる世界
テレビを山で採掘する
えらいなそんなひとはえらい

ひとも川も流れ去る
像を結ばぬ花の遍在

きちんとパッケージされたい
オープン価格ということで
なにせもう通貨低迷中
地球が錐揉み落下中

夢も期待も吹かれている
（ひとはひとを殺している）
染まるきぬは白くならない

サラダボウル

＿
＿
＿
＿
＿
＿
＿
＿
あなたの可愛い
存在が痛いほど大好き
公開空地にうつる
季節を隔てても

そこでだってはじけた
笑いが楽しすぎて
歌ってる

あなたの可愛い
存在が痛いほどうれしい
晴れの日雨の日
うっかり過ごしてしまいそうな

ほんとうは知っている
悲劇のような距離を
歌うけど

あなたの優しい
笑いが私の幸せ
幸せ
幸せ

天使

ものに飽きたその涙も
宝石ほど
価値のないものではないよね
Well my dear

通り過ぎるanotherな夏
目を開く
ボクたちには楽園も
沈む重く

襲いくる運命も受け流す
大きな風がある舟を今日出せないと思う

その星は遠くをすぎて
見つめても届かない
難解な微笑みだけを
残してもうそこにいない

通り過ぎた最後の夏
さよなら
ボクたちの楽園にも
かかる翳り

運命を水に浮かべて流す
大きく間違えるどこへでもあなたとだけ二人

知っているよこころに一瞬
浮かんだ小さな波も
地平線を縦にひらいて
ゆくところがあるんだ

五番目の運命

桔梗の花
奇妙なあなた
ゲームはやっと
始まるところ

いろんな歌や
変な踊り
もたらしてよ
天国から

真夏の輝きに浮かんだ影絵を知る
ロマンティックのまやかしを
それならさそれもいいさ思い切り羽ばたいて
シンボリックのいましめを
溶かしてしまえ

ランラランラ…

鳥の話
ジョウビタキや
ハクセキレイ
くちばしストーリー

ボクらはきっと
誰かに似てる
ドングリ一個
水に落ちる

天と地面を映し合わせる
シュルレアリスト
ふらんつりすと

赤と黒トゥルットゥルットゥ
赤と黒トゥルットゥルットゥ
罪と罰チャラ
罪と罰チャッチャラ
赤と黒トゥルットゥルットゥ
赤と黒トゥルットゥルットゥ
罪と罰ルル
罪と罰ルルルル
ランラランラ…
混ぜてしまえ


空乃色葉

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