散らかった頁、やかましいほどに
愛を囁いたり、真実だったり
すべてきみからの手紙だと思う
まだその段階で息をしている

世界は蝕まれ
正解は尽きて
止血できなくて
まだ流れて

すべてあるときにある場所で生きた
たったそれだけのこと、おぼえられず

社会は釈迦の会
やばいバイタリティ
淡いときめきが
まだ消えずに

来迎
来迎

来迎いつか

さよならのあとの空は青かった
乱れた動きがまた整っていった
どんな願いにも翼があって
地面に割れた過去

水平線を遠くにみつめる
つらいくらいの快適さ悦び

無意味なだけの答えをみつけてた

夏をむかえる記号を書こう
小ささという罪
生きることなんてたやすいことで
消えてしまった星

気まぐれな人間の
気まぐれな性質が
いつまでもいつまでも

気まぐれ人間

泥濘の酸素をやわらかくする
春先の小雨寒い日は苦手だ
東京から京都に着いたホームで
電話できる誰かがいたらよかった

いつからこんなこと考えていたんだっけ
宇宙空間のざわめきにひたされている
両極の落差をぬらして

だいたい何個くらいの雨粒だろう
考えてほしいな数えてほしいな

いつからこんな深く湿っていたっけ
自分の思考に自分がいちばん虐げられる
明け方山の端ぬらして

ぼんやりした微熱がボクをつつむ
大きく重い星がゆっくり動く

小雨ロック

ありがとサンキュー、
サンキュー、ベイベ
世界が明るむよ
その微笑みの魔法のちからで
ありがとサンキュー、
サンキュー、ベイベ
運命も

弱い月がなみださせる
自分を守りすぎ
夜のなかではそれだけがひかり
ありがとサンキュー、
サンキュー、ベイベ
舟歌の

波にみだれる影
耳に風が触れる

それともまた目にみずをためた
ありがとサンキュー、
サンキュー、ベイベ
うつつさえ

サンキュー、ベイベ

あきれられるのもみかぎられるのも
春風がはこぶ三日月みたいな
いのち
憧れた憧れた
正しい感傷の病み方
すべて白い歴史になる
細胞で息づきながら
スワンの方へスワンの方へ

それからひたすら考え続ける
存在しないひとに支配されている
いつも
笑いたい笑いたい
笑っていたいだけなのに
なぜみずからがむつかしく
世界は痛みをかかえて
自分のせいさ自分のせいさ

氷解全開
崩壊機械

スワンの方へ、

ぱーふぇくとわーるど

三日月の形のあなたの眉　
拾いあげたら手のなかの魔術
マイナスとプラスとの
どっちを選ぶ？
すがたみていたら
恋が始まる
クランベリーな、赤い色、みだれても
あなたのほほえみが静めてくれる

じんせいなんてどうやったって闇だけれど
一瞬の花火だって高くつく
引き算と足し算と
かけて割る
恋が始まったら
ほら幕が降りる
ブルーベリーな、青い色、くちびるが
背中で笑うから怖くなる

怖くなる

クランベリーな、赤い色、みだれても
あなたのまなざしが静めてくれる

クランベリー、赤い

きみの綽名はABC
ぼくにさずけるXYZ
メモリーはもうふらふら
その自転車  
まず降りたなら

卵の殻にもかけらの名前が
ちゃんと静まるもうおしまい

バッハの月は変化のしるし
ワーグナーも同じ
だから？ってきみはきく

点と点を結んで
どこかに届く地上絵
とこしえにひかる星座
ばらばらな
煩悩だから

今年も去年も来年もまわる
びっくりだよね読めてるのに

ヨハン・セバスチャン
バッハのおじちゃん
オルガンが上手
とても有名なんだ

みんなのセバスチャン
音符がランランラン
ミトコンドリアも
歌い出すまで

部品がしゃべるしゃべる

花の蜜が私を誘うので
羽ばたきおとずれもぐりこむよ
どこかに自由を置いて

欲望色の
電車にのって
海をみにゆく

Yeah

花散里にも
末摘花にも
駈ける仔猫にも
Good-bye

きらめくガラスの
町並み残さず
壊す壊された
歌

花が散る
月消える
絶えてゆく
愛ばかりなんだ

のぞめない
忘れない
どちらとも
沼ばかりなんだ

絶滅を待ちながら
歌いたいシューバーㇳ

没落を覚えつつ
熱くなるホット・ハート

オレンジ
オレンジ

どこからか歌が

みかんとりんごよい名前
煮詰まるまでのお友だち

火薬と画伯ほぼ同じ
火の海きれい茜色

星空を見つめていたら
青い隕石落ちてきて
終わりなんだ解放区は
数えるほどの息をする

いつか方舟にのる日は
ゆびにダイヤひかっている

きみは種類ボクも種類
愛の支配がいいんじゃないかな

青空を翳らせながら
黒い星が昇るとき
すべてをすでに知っている
知性に不足はないから

探し探すきみの跡形が
どうしても消えない

跡形をどうしても消せない

みかんとりんご

教えてはいけない
きみの秘密事項
百年千年過ぎて
だれも気づいていない

ほんの小さなこと

空をゆく透明な鳥
ひそやかにひそやかに
説明不可能な
動機と手口

ほろ苦くほぐれた
モーヴ色の願い
毳立ってゆく空気
飛び立てない悲しみ

愛の消費消費期限

透明な鳥はとぶ
夜の眼つれて
翻訳もできない
今も来世も

空をゆく透明な鳥
そのメモリ誰のもの
時の橋を渡る
証拠アリバイ
過去と未来


空をゆく透明な鳥

赤い実クリスマスの日
あの子はまた来ますと言う

パラドックス
ばかなドッグス
みていただけ

そして回るワルツの暦飛ばす
そしてわかるボクらにさえもわかる
ボクをきみがきみをボクがいたわる

未来は無限ではない
部屋の壁を見て思う

しあわせと
ふしあわせ
手に手踊る

新しい年新しい一瞬に
浮かんでいるもう届かない星
ボクをきみがきみをボクが愛する

ふらふら冬の蝶ふらふら

踊り疲れ回り疲れたボクら
いまできることまた踊りはじめること
ラララ

浄き夜くりすます来ます

月の音がカタカタ
波が砂に沈んだ

ひらけごまをひらいて
ひらたけをひろった

まじめな子
ふまじめなことだって
考えるときがくる
ときがくる

ひかりも闇も大好きさらさらさ
ほめてほしい銃殺されたくないあいあい

ルルル

不思議猫
不思議魔法
生きている
生き物はすべてうそ
すべてうそ

月の音がカタカタ
井戸の底はわだつみ

染井湯

リボンを結んだ
腐りそうなタルト
氷りそうな笑顔
太りそうな季節
回り回る針
果て行きドライヴ
　
私はおはよう
涙にレインボウ
彩りをぬぐって
ぬるものぬったら
カラスに負けない
果て行きドライヴ

いまさら悔いてどうかなるの
いま皿一枚になって
載せたまるい肉片が笑った
いまジャズダンス習いはじめ
いまからでも遅くない
明日死ぬとしても踊る
そうなんだ、くちをぬぐう

Ride on, ride on

乗りたくはないけど
すでに乗っているみたい
どんなに考えても
辻褄が合わない

果て行きドライヴ

＿
＿
＿
＿
＿
＿
＿
＿
あなたの可愛い
存在が痛いほど大好き
公開空地にうつる
季節を隔てても

そこでだってはじけた
笑いが楽しすぎて
歌ってる

あなたの可愛い
存在が痛いほどうれしい
晴れの日雨の日
うっかり過ごしてしまいそうな

ほんとうは知っている
悲劇のような距離を
歌うけど

あなたの優しい
笑いが私の幸せ
幸せ
幸せ

天使

溶け始めている雲の信号さえ
渡ることを拒む透明な園児

はかない歌声
空からこぼれ落ちる
見ている自分も
翼を持っているように
ふと

雨の絵の具で色あやざか
この世界はもう薄れてゆく
歩き疲れて地図も失くして
手がかりもない

知ることさえ拒む固まる宇宙
小さな亀裂だけにすべてを賭ける

茜色の銀色の繭の中
魚たちが行き交う坩堝に来たとき

雨の絵の具はボクらの息
水の中でも生きてゆける
旅をしている同じ場所を
出口などない

ムササビ
ヒヨドリ
飛ぶよ
そっと

雨の絵の具はボクらの息
雨の絵の具もボクらの息
雨の絵の具とボクらの息　


雨、

あの時忘れていた
考え、カケラ
次は宝石にして
話すよ、ちょっと

あのねユメがあるんだ
二人の未来
秘密を打ち明けても
目をそらさないで

そんな話しないさ
舞う雪が綺麗ですね

トラツグミ呼んでいる
神話の魔法ならある

次の日があるのなら
もしもあるなら
幸せになれるよね
Hmm

とらつぐみぃ

もしもまたいつか帰る日があれば
石のあいだに花を
みるのだろう

さようなら人と名付けられた夢
骨になるのじゃない
ずっと骨なんだ

私たちは上を見る
ただ青くだけ広がるもの
遠く遠く求め歩く
ここではなくて今ではなくて

天国は地面の下
天国は地獄の中
天国はほんとうはさかさま

世界は悲しい
潰される願い
美しいものすべて
だめですか

私たちの目は痛む
ただ偶然に酸素がある
遠く遠く離れている
兄弟たち姉妹たち

天国は地面の下
天国は地獄の中
天国はほんとうはさかさま

天国は地面の下
天国は地獄の中
天国はほんとうはさかさま

「善」の花

逃げる場所がない
たいしたことだね
時は刻まれて
横目で見ていた
逃げる場所がない
ボクは憶えている
ときは刻まれて
砂浜になった

赤いカラス、赤いカラス、
赤いカラス、ハッピー
赤いカラス、赤いカラス、
赤いカラス、ラッキー、
赤いカラス、赤いカラス、
赤いカラス、赤いカラス、

リップ、ペトラルカのリップ
リップ、ペトラルカのリップ
ペトラルカプリマヴェラ
ペトラルカ春彼方
プリマヴェラペトラルカ
プリマヴェラ春来るか

逃げる場所がない

そしてボクはきた
はるかな孤島
そしてボクは見た
海に溶ける星

赤いカラス、赤いカラス、
赤いカラス、ハッピー
赤いカラス、赤いカラス、

リップ、マルゴトンのリップ
リップ、マルゴトンのリップ
冬ざれの立木たち
レビアタン落ち葉焚き
レビアタン冬木立
咲くのだろうか桜花


ハローハロー

海を見て空を見て
鳥を見て風を見て
走りはじめる月を
追うことばかり浮かんで

知っているし知らないし
舞った羽毛もうはるか
いつも正しい答え
あるのじゃないプラネット

青いひかり交わる
次こそ最後の痛み
言葉はすぐに燃えて灰になるもの
指輪は眠くなって溶けてしまうもの
青さもひかりの遊戯
次こそ私の未来

それもあるしそれはないし　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
仮面はカモメのように
沈んでもまた揚がる
終わりのない生命

明るい闇に遊んで
最強な恐れ知らずな
小さな体にだって歌があるんだ
ボロボロな手帳だって伝説なんだ
深くで青くひかっている
時代が今終わってゆく


微光ブルー

煙とあなたの卵
もう無理とため息の音
診察室の扉開いて
アッシュの音程が響く

誰もいない人

ああカエルとカササギ
傘差しても濡れる
カエルを望遠鏡で
望遠鏡でカエルを
町の向こうの星を
顕微鏡で調べる
カノコスズメの火事

ただだらけているダイア
だらけても生きてゆける
だらんとたれさがっている
偉大なナマケモノの尾

のら猫の名前

甘い紅茶とパイ
空にあふれる鳥
窓ガラス割って
おはようの挨拶
泣いた涙のこと
レジュメで読んだよ
渡り鳥のメモリー


メモリーズ（渡り鳥）

青りんごカラーテレビ
びっくり箱十七歳
青信号どこへまでも
交通法規守ります

昼間でもお化けが出る
最新式のリノベーション
恋なんてスプーキーな
いにしえのオペレーション

憧れのレモンソーダカランコエ
憧れは関数の絶対値

私は風速いから
追い越せないとどかない
私は風あかつきの
青いひかり金色の

Never, never, ever, ever…

舌ビラメ絡めとれば
シェフの手だって海の星
メモラブルメモランダム
女々しいなってめくられる

ああこの壁は最終的ストッパー
ああボクたちは無限界ではないな

私はカフェ飲まれてる
液体なんだ苦いんだ
私はカフェカフェオレ
クロワッサン朝ご飯

私は風
私は風

わたしはかぜ

架空バンド、ナテュラル美少年の曲です。

（歌詞）

もうきみの名前を忘れた
床のうえに散らばる綴りを
記憶がふと消え去っている
だれかがもちだした問い
もうきみの名前を忘れた
床のうえに散らばる綴りを
釣鐘草
塗り絵の道
ばらばらな記憶を生む
だれにもとどかない
いつだって最後はひとりで楽しいパーティー
記憶がふと消え去っている
だれかがもちだした問い
もうきみの名前を忘れた
床のうえに散らばる綴りを

Album 13 aac

綴り方

Still trying in bedroom…
rhakhia@gmail.com

空乃色葉

Pinned to spotlight

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