こないだまで咲いてた桜は散り五月病という間に六月になる降る日差しはいつしか枯葉になり雪は積もらぬ間にひとりでに溶ける
溜息の数だけ空缶は増えて溜息の数だけ吸殻は増える後悔の数だけ溜息が増えて溜息の数だけ空缶が増える
手を掛ける場所もなく日々に流され手付かずのカレンダーをまとめて破る声にする歌もなく日々に流され文字のないメロディを忘れていく
濁る水槽の中を惰性で今日も幽泳している誰かの生きたかった明日を俺は背負い…
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