夏の午後
静かに目を閉じれば世界中の音が消えてゆく
胸の中で繰り返す、一つの言葉たった一つの、もどかしい言葉
心の中では、こんなにも大きな声で叫べるのに…
— ボクハ、君ニ、届ケラレナイ —
淡い想いは、どこか悔しくて
このまま高く広がる青色に溶けてしまえたら、どんなに楽だろうか…
遠い記憶。手を伸ばしても触れる事の出来ない、淡い記憶。それはまるで、あの夏の日の陽炎みたいに。
打ち明けられない想いは、いつも…
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