Teinei Na Kurashi

街並み  ヒュンと曇り空の下
それは何年も前だから一切 覚えてないの
一見なんにも異常は無いが
頭の中は 頭の中は

万引きしたら捕まる
無断欠席 怒られる

小難しい 彼のロジック
優しいけど トゲがあった
人に会わないで生きてけないかなあ
性悪な クラスメイトの
ずる賢い緻密な仕掛けに
まんまとハマるもんか
さっさとやめちゃおうよ

ゲラゲラ ゲラゲラ ゲラゲラ笑う
ああそれだけで良いのに なのに
悲しみに暮れるの
一見なんにも異常は無いが
頭の中は 頭の中は

死にたさなんか4万で
買えちゃうからねほんとにね

気分がいい 休日の朝は
だいたい1人で 部屋にこもってる
人に会わないで生きてけないかなあ
いつも通り 世界の終わりも
こんな感じだったらいいのに
擦過傷 治らないよ
どうしよう もうダメかも

小難しい 彼のロジック
優しいけど トゲがあった
人に会わないで生きてけないかなあ
性悪な クラスメイトの
ずる賢い緻密な仕掛けに
まんまとハマるもんか
さっさとやめちゃおうよ

商店街

何気なく不意に思い出した 少しだけの覚悟は
一番安い清涼水と 薄い空気で廻り出す
風呂場の鏡に掛かる靄にも なんか似てる
何にもなれない僕等みたいだ 情けないなーー

夢も金も無いからさ どこにも行けないや
コンビニのポリ袋 少しざらつく耳元
昔の事を忘れちまってさ 何かしてる
取り落としても気にもならないな
それでも

下らないワイドショーや喧騒
明日の予報や昨日のどうこう
溜まる配達 ゴミ出しや戦争だって別に良いのさ
どの道死なない今日のこと
上手く言えない未来のことも
どうせいつか退屈に消える

頭が痛い休日で 一日中無駄にする
排気ガスと喪失感が今の僕を試してる
伝えらんない苦しさはどこにだって開かるさ
傷んだってなんだって僕等は抜け出せない

下らないワイドショーや喧騒
明日の予報や昨日のどうこう？
それなりの憂鬱も全てが幸福のパロディ
裏返しのセーターの ポケットから飛び出した未来が
僕を笑う、位が丁度良い

TIDAL CLUB - 粗末（demo）.mp3

都合のいい女になってしまったアラサーあくたんソング

あぁそれは彼氏が悪いね
つうか彼氏ですらもないけどね

きっと俺ならそんな気持ちにさせたりしないのにさ
どうせそんなの僕を選ぶ理由になりはしないけれど

あんな奴どこがいいの
そう言って僕は二杯目の酎ハイ呷った
ほんとそれなって君はただ笑う
わたしのどこがいいの
そう言って君は通知を気にしてばかりで
ほんとそれなって僕はそう思う

あぁ避けられるのが怖くて
鬱陶しくなれないなんて馬鹿だね

叶わぬ恋で苦しいのがいちばん気持ちいいだなんて
当たり前さ僕だってそうなんだ認めたくなんてないけれど

いつまで続けるの
アイツじゃなきゃいけない理由とは何だ
ほんとそれなって君はただ笑う
しあわせな恋人
あたしがそうなれないこんな世界は変だ
ほんとそれなって僕はそう思う

他の子の話聞かされるたび
傷ついてく君が好き 僕と同じだから

あんな奴どこがいいの
そう言って僕は五杯目の酎ハイ呷った
ほんとそれなって君はただ笑う
あてぃしのどこがいいの
そう言って君は通知を気にしてばかりで
ほんとそれなって僕はそう思う
呼び出されて君は嬉しそうに出て行った

都合のいい女になってしまったアラサーあくたんソング

35.8

魚の図鑑が好きなの
2冊も借りた、図書館で
真面目ってそれ傷つくし
救いの言葉を反芻

研究室みたいな自分の部屋からは出たくない
実験途中の爆弾を抱えて
すやすや寝ついた

8月7日 返却日
好きな鱗のスケッチを
見返しながら向かっている
家に帰って歌詞にする

電球　傷だらけの微かな灯りを忘れない
完成間近の爆弾を抱えて
すやすや寝ついた

意味はなかった　意味はなかった
意味はなかった　意味はなかった‼︎

研究室みたいな自分の部屋からは出たくない
実験途中の爆弾を抱えて
すやすや寝ついた

近所のコロッケカレー哲学

病気が治ったら

「 熱 」 

ねえ、きみは知ってる？
ぼくの身体のなかに
こもりっぱなしのこのきもち

いつまで経っても消えないままで
消化不良みたいなかんじ

36℃で生きてるんでしょ
きみはなんにも変わらない日々を
37℃で生きているんだよ
きみの知らないあれからの日々を

ずっとおんなじ 
あの夏からおんなじ
こもる微熱は泣いても冷めない

きみもたまには思い出すんでしょ
ふたりだけの記憶めぐる日々を
ぼくもそうだから
きみもそうでしょ
なのにどうしてぼくばかり

36℃で生きてるんでしょ
きみはなんにも変わらない日々を
37℃で生きているんだよ
きみの知らないあれからの日々を

37℃で生きていくんだよ
きみのいないこれからの日々を

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
作詞作曲；ヒロネちゃん
録音：德永輝

1stアルバム『転校生』前半ダイジェスト

意味がない言葉は息継ぎを忘れる
魂削った人の話また浮かばれない
思い出した事がまた浮かばれないぜ
こうやってるうちに 忘れるんだよ

忘れるまえにオレに取り込むんだよ

雨ふるまえに まあ降った後でも良いが
その印象をちゃんと並び替え 見えないところまで受け取ってく
時計がまたあなたで狂ってしまった
明日の朝まで気づかない まとめるまで

俺は ここに 気掛かりを置いてく
消えてしまうまでみんなで聞けるように
おれはみんなみんなみんな
消えてしまうまでそこで感じられるように

tense

ギターの音が鳴り響いた
頭もおかしくなったみたいだ
君みたいになれたらって
思ってもなんもないから
君の言葉だけ書き残して
枯れた花はもう捨てたよ
いつか見たような
君がいたような
堕ちていく　どうでもいいけど


ギターの音が鳴り響いた
頭もおかしくなってしまった
君みたいになれたらって
思ってもなんもないから

LIGHT

熊本県出身埼玉県在住、水本夏絵によるソロ・プロジェクト。

2012年5月2日、1stアルバム『転校生』リリース。

http://www.easelmusic.jp/tenkousei.html

わたしの音楽がひつじなら、わたし自身はオオカミだ。

1stアルバム『転校生』前半ダイジェスト

tenkousei3

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