許されざる安らぎは檻の中
ねじ伏せられた平穏は
切り裂くほどの　砲弾の海の底
愛は今や蕾のまま　枯れた花

All gone now　足跡は霧の中
散りばめられた悲しみは
もうどれほどの後悔も追いつけず
彼の歌は空でひとり泣く

心も微笑みも疑問も　まるで
はしゃいだ指先ひとつでDELETE

希望の亡霊を　誰もが嘲笑うだろう
愛おしい灯火を　嵐が吹き消して
立ち止まる人はいない　軋むような音を立て
今夜も彷徨う隊列　どこへ向かう


誰が与えたもうた試練なのか
奪い去られた風景は
誰も止められず　誰も止めようともせず
黒い雨の思し召すまま　流される


朝を呼ぶ鳥もなく　春を舞う草もなく
帰りを待つ母もなく　真夜中に燃える砂漠の影
頰撫でる指もなく　喪に服す者もなく
幕を降ろす黒子もなく　ただ物語はそこで終わる


言葉ではもう繕う手立てはなくて
伝うのは血か涙か　どうかTell me

希望の証明を　誰もが誤るだろう
優しい星たちを　光が今撃ち抜いて失われた
無償の永遠を　誰もが望むだろう
絶望の後味も　すぐ忘れてしまうくせに

振り返る人はいない　暗闇に息をひそめ
静かにうごめく怪物　どこへ向かう


We’re a Natural born warriors
There is no our glorious

WARRIORS

この令和に大ムーンライダースブームがやってきました。
そんなわけで手癖まみれのカバーをさせていただきました次第です！
よろしくお願いします！

Don't trust anyone over 30 (MOONRIDERS COVER)

今更ながらこんな名曲があったと知り、延々と聞いております。
そしてカバーをさせていただきました！

ELEKING (CHEWINGGUM WEEKEND COVER)

好き勝手なアレンジでカバーしてみましたシリーズ。
ギターは1978年のGreco、レスポールタイプで弾いています。

1972年発表のGARO（ガロ）のシングル。
作詞は山上路夫さん、作曲はすぎやまこういちさんです。
原曲ではベースを細野春臣さんが演奏しています。

学生街の喫茶店 （ガロ Cover）

1993年リリースの香西かおりさんの『無言坂』。
作曲は玉置浩二さんです。

大人になるほどに、"何かのために口をつぐむ”、
そういう勇気が衰えていってしまうもので。

無言坂 (香西かおり Cover)

1973年。僕もまだ生まれていない年に発売された、
泣く子も黙りまくって喋り方がわからなくなる日本初のミリオンセラー。

2016年になっても、駅前でトラックを止めて果物を売る、
怪しい業者が相変わらずいる所に、
なんだか人間の業というか、愚かさを感じたりもする。

氷の世界 (井上陽水COVER)

1981年に発売されたあのヒット曲。
言わずと知れたポップスの名手、来生たかおさんのカバーです。
「セーラー服と機関銃」とは歌詞が少しだけ違います。

「いつの日にか　僕のことを思い出すがいい」
去り際の姿で気取ってみるのは、虚しさと強がりのせいさ。

夢の途中 (来生たかお COVER)

大沢誉志幸さんプロデュース、ギターは布袋さん、という凄まじい曲。

「さよなら」をする度に大人になっていくという歌を作ろうとしたのですが、
こんな名曲があったので、まずカバーしてみた次第で。

消えた夏の歌ですが、寂しげな冬の印象になりました。
リリースは1986年2月。

「やがて夜が　明ける　今は　冷めた色」

ガラス越しに消えた夏（鈴木雅之 COVER）

何度聴いたことかわからないこの曲。
1978年の冬、僕が生まれる前にリリースされた
山下達郎さんの3rdアルバムから。

「手のひらをにぎりしめ　僕を潰せば　いいんだよ」
悲しむことさえも拒まない、この無情感。

GRAPEVINEにも繋がる、愛のなかにいても訪れる虚しさ。


Paper Doll (山下達郎 COVER)

平成ライダーが悪いところは何ひとつないけれど、
僕はこのライダーを知っていることを誇りに思う。

「俺は太陽の子、仮面ライダーBLACK RX！！」

仮面ライダーBLACK RX (宮内タカユキ COVER)

2002年にリリースされた、スネオヘアーさんのデビューシングル。
のB面に収録されている『JET』。

この曲を聴いた時、タイトル曲であったA面を差し置いて、
「僕はこういう曲を作れる人になりたい」と思ったものでした。



騒音のような静寂は、喧騒の中の孤独に似ているね。

「言葉はどこまでも　出つくして　やがて何か足りない瞬間」

JET （スネオヘアー COVER）

La Mancha

東へ西へ (井上陽水COVER)

April Song

[Mirage] 
　
 ただ静けさのなかで　耳を塞いでる
声ともつかぬ声が　だれかを裁いてる
　
ただ静けさのなかで　君の目を見てる
まるで何かの　意味を　探すように見つめてる
　
結び合う　つなぎ目も　あべこべに　間違えて
描き上げた　絵に白く　塗ったのは自由の絵　　
　
　
ただ静けさのなかで　そっと踊ってる
まるで綱渡りのような危うさで
　
ただ静けさのなかで　答えを待っている
ヒントもなく問い合うような連想ゲーム
　
吐き捨てた　ガムのような　苛立ちが　肩を打つ
ほどけてる　足元の　紐にもきづかない
　
紡ぎながらほつれてゆく　形もなさない手芸
呼び慣れた　名を呼べば　覚める虚しい夢　
　
　
ただ静けさのなかで　波間を泳いでる
遠くの岸辺からは　誰かが呼んでいる

ただ静けさのなかで　遠くを見つめてる
声ともつかぬ声が　今日も消えてゆく

MIRAGE

世の中が大きく閉塞した時に、残念なことに僕に書けたのは、
心を癒すバラードではなく、疑念を煮詰めて凝固させたような歌だった。
　
　
「FRAMEWORK」
　
裁きたがりが　また諍い合いだす
未だ闘争は後を絶たない
地面の小石さえ許しがたいんだ
誰かにつけた火で燃えるトーチ
　
歪んだ愛情が　また過ちだす
従順なつもりでいるユダに問う
そう疑うべきは　いつも肯定者
お前の油断を見逃しやしない
　
悪い子はいないか　魔女はいないか
夜道なら振り向かないで
声のでかい大義名分ほど　気をつけろよ

さあさ集まれや　烏合の衆め
飽き足りるまで不条理　振り回して
反省や人情はほっぽらかして
感情論で今日も暴き出せ
ほうら、醜い自分の本当の顔！　
　
　
排他したがりが　また狩場を探しだす
傷つけずになんていられない
余計な文字が　またぶら下がりだす
意味なんて今更意味もない
　
あの子は加害者　それとも被害者
どちらかしか選べないの
すぐに怒鳴る正義論者ほど　怪しいもんよ
　
さあ食らい尽くせや　無情なる夕べ　
熱狂にまかして自分は棚の上
もうぺんぺん草さえ残んないね
顔じゅうに自意識塗りつけて
鏡の向こうの自分の映え具合はどう？
　　
　
偏見みたいな　差別みたいなこと
口走るやつはいないか
主語のでかい善意の第三者　ヤバイ目してるよ
　
さあさいつまで続くBoring Days
誰もが自己主張で窒息しそうです
利己VS利他の対話集で
弱みなんぞ見せようもんならおしまいだって
　
サクラに煽られて　いい気になって
殴っていたのは誰あろうお前の手
匿名性も名声も放り捨てて
裸一貫で今どう言うべきかって
もういい加減に向き合ってみたらどう？

FLAMEWORK

ふたたび陽水大先生のカバーを録音しました。
その次にはその次が、またその次にはまたその次が欲しい。

1972年リリース「断絶」より。
自分の生まれる前にこの曲がすでに世の中にあったという事実、
その凄まじさったるやないね。

限りない欲望(井上陽水COVER)

浅井輝比古(Teruhiko Asai)
Ames Room Vo/G

すべてはあなたとわたしの心と、
その憂鬱のために。

http://amesasai.tumblr.com/

Teruhiko_Asai

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