かち割られた糞脳天から血が滴っていた。脳みそはぶちまけられ苺飴の味がしている。僕らは這いつくばり稲妻ばかりに思いを馳せ。天国はそこにあるというのに。破裂してしまう。風呂場の浴槽には母さんが農薬まみれで溺死。その横に真っ二つに裂けた父さんがいた(シャワーが流れている)。僕は宗教も政治も経済も主義も主張も信じてなくて。そうなるべきような気がしたからそうしただけだ。僕はすでに失ったものを楽園に預けて茫洋とし。遺失物になってし…
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