ペーパーナプキンの置き手紙
そして変わらない今日が過ぎていく
まだメッセージを返してないのは
また意地を張って見え透いた反抗

ギアの息が切れる坂道を
寂しいのは君のせいにして
今夜は鈍く登るのさ
今夜は鈍く登るのさ

餞別代わり2日目の煮物
さして変わらない今日も黄昏れる
週末予定を詰め込んだのは
君待つ僕のささやかな反撃

昨日より味気ない夕飯を
ニュースキャスターのせいにして
退屈しのぎ頬張るのさ
退屈しのぎ頬張るのさ

テレポーテーション今すぐに
僕を思い出してプリーズカムバック
どこでもドアでも空を飛ぶんでも
なんでもいいからハグをして

テレフォン機嫌取るために
僕を思い出してプリーズコールミー
おみやげ話、頼んだ雑誌
どうでもいいから好きと言え

窮屈なセミダブのベッド
くすんだぬいぐるみのせいにして
秒針と明日を待つだけさ
秒針と明日を待つだけさ

テレポーテーション今すぐに
俺を思い出してプリーズカムバック
どこでもドアでも空を飛ぶんでも
なんでもいいからハグをして

テレフォン機嫌取るために
僕を思い出してプリーズコールミー
おみやげ話、頼んだ雑誌
どうでもいいから好きと言え

留守番

愛してやまない物を
捨てられずに引き摺って
今も大事に持っている
それは素敵なことでしょう

ロクデナシと笑われたって
無駄がなけりゃつまらない
飽きもせず胸を躍らせて
あれもこれも全部やろう

今晩幕は降りるが
同時にブザーが響く
いつだって迷子なのに
もう無邪気ではいられない

夜行バスに乗って二人
もう寝付けない夜は来ないけど
デタラメな熱に委ねて
いつまでも鳴らしましょう
大人になった二人
明け暮れ景色が変わろうと
素直なまま嘘がつけないまま
そんな風に歳を取ろう

バスターミナル

私が大人になった時
街中の大人が消えた
まるでここはネバーランド
半人前達の溜まり場

気に入らなくて不機嫌になったり
アニメ見てゲームで遊んだり
選挙は行って年金も払う
酒タバコスロット何だって出来る

大人なんてないさ大人なんて嘘さ
大人なんてないさ大人なんて嘘さ

見た目は大人、中身は子供
平日は背広で隠してる
真実はいつもひとつとは
限らない人の数ある

周りの人に合わせられなかったり
キラキラするものに惹かれたり
責任はあるけど金もある
新しいこと何だって出来る

大人なんてないさ大人なんて嘘さ
大人なんてないさ大人なんて嘘さ

馴染みの漫画の主人公
とっくに歳を越してしまったな
今年も24を繰り返す
君のことが羨ましいよ

サラダのトマト食わず嫌いして
花火や屋台にはしゃいだり
胡散臭い自己啓発本によれば
生きていれば何だって出来る

大人なんてないさ大人なんて嘘さ
大人なんてないさ大人なんて嘘さ
大人なんてないさ大人なんて嘘さ
寝ぼけた人が見間違えたのさ

ネバーランド

ディスコであのことチークダンスを
As the music dies,
 something in your eyes
悲しいラブソングに合わせて
意味も知らず揺れる二人

明日に期待できるのだろうか
腕時計に健康管理されるなんてウンザリさ

good bye ,this century
僕は旅に出る
good bye ,this century
人間らしくいたい

ゲレンデであのことラブストーリー
リフトの上ディレイがキツい有線を聴く
帰る頃セリカのヘッドライトを
開けて白いキャンバス照らそう

自由は誰かを不自由にする
囲われないタバコはきっと上手いんだろう

good luck ,my generation
歳をとったら
good luck ,my generation
きっと会いに行く

音楽堂であのバンドのライブを
画質の悪い四角い世界の角が取れて
あれこれ規制禁止ありゃしない
本当に伝えたいこと歌うだろう

何も無い遠くを見つめては
あの頃は良かったとそう言うのか

good bye ,this century
不便なくらいがいい
good bye ,this century
何となくが本物
good bye ,this century
僕は旅に出る
good bye ,this century
人間らしくいたい

80's Time Travel

春が好き夏が好き秋が好き冬が好き
だけどやっぱり夏がいい
あなたに似合う季節だから

祭りのあとの駅前で
寝ぼけた蝉が鳴き始め
明日になってしまったが
名残惜しんで交わす酒

キンキンカンと人混みを
かき消すように鳴らす音頭
カンカン照りに負けたとして
日焼けの跡はくすんでく

大雑把な先人の目には
さぞかし夏は青かったよな
わびは忘れてしまうけど
さびを思うが楽しみだ

春よこい夏よこい秋よこい冬よこい
焦がれるのは夏の雲
迷いを知らぬ青と白

人は人と言うけれど
比べてしまうが世の情け
プラスチックの植木鉢
咲いた枯れた違うのか

クラムボンとは何なのか
12の夏ただ一つの悩み
また10年生き種は増え
答えは結局出ないまま

最後の一つが打ち上がり
おのずと拍手が沸き上がる
サマーソングに手を振って
もういくつ寝たらまた聴こう

春のせい夏のせい秋のせい冬のせい
だけどやっぱり夏のせい
寂しいのは夏のせい

夏びいき

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ユズ

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