あなたのその眼の中で
私はまた背を向ける
幾度 角度を変えて
見つめる、見つめてくる

あなたのとぼけた寝顔 
吐き出す氷の吐息
白い魂 眠る、
横目に眠ってみる

ララライ 1人で目覚める
君の心のすべてを
知ることもなく

気楽に 描けない
柔さと暖かさを塗りつけて
揺れ動く木漏れ日


ララライ 1人で目覚める
君の心のすべてを
知ることもなく

気楽に 描けない
柔さと暖かさを塗りつけて
揺れ動く木漏れ日

2016/7/18

氷の吐息

ねえ 風の止み間に
手かざした光が 彷徨ってる

せいくらべしてたね
目抜き通りの信号機と

自分勝手に遊んでは転ぶ
15,6の眼差し
花も嵐も踏み越えてく

シドバレットみたいにゃ歌えない
デイヴギルモアみたいな
ギターも弾けないなら
「いつも自分らしく」
そんなこと言ってくれたね

傷だらけの足見ておくれ
君という大きな大きな傷口に
覆い被さる花びら
はじめてピンクケロイドを剥がそう


分け合うイヤフォン
ドーナツ頬張るカメレオンの眼

赤羽 乗り換え
降りて久々に歩こうかな

一字一句を追いかけてた
思い出のレコード
語る全ては砕けるのに

リックライトみたいな手さばきで
溢れ出すローズと
ウーリッツァーの響きに
馬面の男が歌い
置き去りのリッケンバッカー

ニックメイスンみたいなビート気取って
ざわめく街の鈍い輝きを流そう
青い列車に乗り込む
待ちわびたその日のための
クレイジーダイヤモンド


シドバレットみたいにゃ歌えない
デイヴギルモアみたいな
ギターも弾けないなら
「いつも自分らしく」
そんなこと言ってくれたね

サイケトリップまがいのリズム感で
プリズム柄のパジャマが
飛び跳ねてる幻
君という固有の傷口
たった今ピンクケロイドって
歌になったよ

ピンクケロイド

冷酒ロック飲んでさ
変わると思ってた
あなたのしらけたツラも

暴かれた嘘は
放たれて響く
ライライラハイ
見飽きた夜明けに

なんでそんないい顔の
真ん中過ぎに落ちてく

ただ、こんな風なことが
いつもいつも面倒で
ただ、宵待ちの航路の
リズムの中で飲む薬


なんでそんないい顔の
真ん中過ぎに落ちてく

冷酒ロック飲んでさ
変わると信じてた
あなたのしらけたツラも

暴かれた嘘は
放たれて響く
ライライラハイ
見飽きた夜明けに、夜明けに…

冷酒ロック

サムデイ 俺とフライデー
君はどう思う？道ならぬ気持ち
これ以上何にも要らない
君はどう思う？君はどう思ってるの

なんべん 生まれ変わっても
すれ違うのか 身勝手な気持ち
砂時計の中で目覚める
君はどう思う？君はどう思ってるの

今、テーブルの下でぶつかった足が
季節の変わり目 2度告げるだろう
離さないで お願い

夜に逆らい 
今日になる
暇持て余し 星並べては
ギラつかせ

サムデイ 俺とフライデー
 君はどう思う 幸せな瞳
素因数分解してみて

君の声で その手つきで
笑わないで 答えて

ケトンケトン