えんえん泣いて泣き止んで
指先を君は握った
えんえん泣いて泣き止んで
指先を僕も握った
海面に舞うセーター
赤い目で恋に落ちていく
幻想が残念がって笑ってる

ねえねえなんであなたはさ
僕のこと嫌いになんないの
ねえねえなんであなたはさ
あたしを嫌いになんないの
満月が目を閉じて
二人は秘密のキスをして
幽霊が懐かしそうに笑ってる

もういいかい会えなくても
もういいかい忘れても
もういいのに離せないや
あと少しだけだからさこのまま

ねえねえなんでいつまでも
こうしてずっといられないの
ねえねえなんでいつまでも
二人でずっといられないの

えんえん泣いて泣き止んで
指先を僕は握った
えんえん泣いて泣き止んで
指先を君も握った
海面に舞うセーター
赤い目で恋に落ちていく
幻想が残念がって笑ってる

もういいかい会えなくても
もういいかい忘れても
もういいのに離せないや
あと少しだけだからさこのまま

流れ星を見てた
君の髪はいつも
くるくる回っててずっと綺麗だ
青い花の下で照れながら微笑む
横顔なんでかな消えないな

約束はごめんね
また守れなかった
無邪気な目をして怒ってほしいな
今はもういなくて
忘れた顔してても
あなたがなんでかな消えないな

海辺の彼女

だからねえねえあげる何もかも
それは雨の瞳の少女
君のめえめえ笑う横顔は
いつも夢の瞳の少年
僕は待っていた
ずっと待っていたんだよ
孤独が好きなんてのは
嘘なんだ離れないでよ
夢遊のセルマ

傲慢なシスター睨んだ世界
偶然のルーザー転んでいたい
散漫なニードル刺されてみたい
有限の愛は嫌いだ残念だな

だからねえねえあげる何もかも
それは雨の瞳の少女
君のめえめえ笑う横顔は
いつも夢の瞳の少年
僕は待っていた
ずっと待っていたんだよ
孤独が好きなんてのは
嘘なんだ離れないでよ

暗闇が怖かった
心が黒く錆びていくようで
あなたは嬉しいのかな
好きなんだ離れないでよ
夢遊のセルマ

夢遊のセルマ

藍色の瞳が僕を見た
ナツメグの唇小さく動かして
助けてほしいだなんて言ったんだ
そう言いたいさ僕だって

どんな種類の本が好き
同じだ同じだね
どんな人を好きになるの
ううんそれはわからないな
隠してる傷はそれでいいよ
見せたくないならそれでいいよ
古い毛布僕ら包まって

藍色の髪が僕の顔に触って
君はなんでそんな瞳をしてるの
嬉しそうにそっと僕の右頬に手をあてて
笑っていた

路地裏を駆け追いついた
遅いよだなんて楽しそうなくせして
風が吹き君の髪がたなびいて
まるで映画みたいだった

裸のまま浴槽で
踊った踊ったんだ
世界を無視する泡の中で
くるりくるり君は回る
理解のできないものばかりが
もてはやされてるこんな街で
揺れる心臓僕ら手を繋いで

雨の日の君は泣き叫んで怒った
藍色の瞼腫らしていた
僕にちゃんと話して
大丈夫ずっと聞いてるから
怖くないから

藍色の髪が僕の顔に触って
ナツメグの口が少し動く
耳元でそっと最後に君はささやいて
笑っていた

藍色の髪が僕の顔に触って
君はなんでそんな瞳をしてるの
嬉しそうにそっと僕の右頬に手をあてて
笑っていた

藍色の瞳が僕を見た
ナツメグの唇小さく動かして
助けてほしいだなんて言ったんだ
そんな日々も終わった

藍色の瞳とナツメグの唇

ねむいせかいなんだ
棘を抜いて
君の匂いをかぐ
寒い
愛はどこへ行ってしまったの
涙目で歩く
時計の針は今日も情けない顔
忘れてもいいよ
好きだったことを
何回目の会いたいね
だいたいの夢わかんないな
ねむいせかいなんだ
棘を抜いて
君の匂いをかぐ
寒い
愛はどこへ行ってしまったの
涙目で歩く
花びらが舞っているよ
さりげない表情
不完全な僕も悪くはないよ
爛々と笑う彼女
言いたいこともわかんないな
ねむいせかいなんだ
棘を抜いて
君の匂いをかぐ
寒い
愛はどこへ行ってしまったの
涙目で歩く
大好きといった
真に受けてしまった
だからもうずっとこんなざまさ
離れないでくれよ
忘れないでくれよ
それでもなんか嬉しかったよ

濡れた犬