太陽が沈んだら　何が見えるかな
知らない街の夜は　少しだけ怖くてさ
混ざりあえない風と　冷たい炎を見て
「今日はもう帰ろうか」　言えたらいいな

つぼみのままでいいよ　もうとっくに雨はやんで
泣かないで　今もずっと　足跡も後悔も消えずに

花も咲かないような荒野に　ただ何かを求めて僕は
今日も　明日も　歩いて砕け
巻き戻せないよ昔には　どれだけ奇跡が起きようとも
街がどこか遠くに見えたんだ


枯れていく儚さも　まだ知らぬ怖さも
もう終わりにしたくて　そっと水をかけた
何も変わらないような　そんな日々を過ごして
荒れ地に花開く　強さが欲しかった

どれだけあがけばいいの　刻んだ言葉は捨てて
最後に物語るよ　咲き誇る未来を見つめて

言いたいことも言えないままで　ただ先延ばしにしてばかり
今も　僕は　どこにもいない
果てしない旅でも続けようか　そこにしかないものを見つけよう
間違いだらけでもいいから

日が差した道は開けて
かさの下で種を蒔こう

明日はもっといい日になるんだ　棘は胸の中に隠して
ここにしかない花を咲かせよう
明日も明後日もその先も　見えないものは額に飾って
ずっと流れていくんだ
花も咲かないような荒野に　ただ何かを求めて僕は
今日も　明日も　歩いて行くだけ
巻き戻せないよ昔には　どれだけ奇跡が起きようとも
街がどこか遠くに見えたんだ
影を伸ばして消えてく

Flower

今年は会おうね
そんな約束　何回したかな
笑っちゃうよね

連絡取るたび口に出すけど
いつでも会えると思っていた

ねえ　元気してる？
視界が滲む
時が止まったページは残ったまま
君が見た景色　もう誰も見なくていいように

いつか君に会えた日には
10年分の話をしよう
うまいことは言えないけど
会えるだけで十分だよ

手紙に写った君はいまでも
そこで笑っている
色褪せないまま

思い出す記憶は鮮やかで
今　目を閉じても
あの日の海が見える

ねえ　元気してる？
無理に笑っても
ただ君を悲しませてしまうだけ
僕は何を伝えたらいいのだろう

いつか君に会えた日には
10年分の話をしよう
それまでに書きかけた手紙の返事を書くね

ねえ　嘘だと言って
そんな冗談は君らしくない
泣いても後悔なんか消えない
君が帰ってくるわけじゃないのにどうして
僕に何が出来ただろうって考えてしまう

久しぶりに手紙を書こう
少しは字も綺麗になったよ
紙飛行機の形に折ったら
そっちへ飛んでいくかな

いつか君に会えた日には
10年分の話をしよう
そのときはもう泣かないよ
あの頃みたいに笑おう

Albedo

Camel Case

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