詞、曲　えのやま。　アレンジ、シーナ。

えのやま1stアルバム「osanagokoro」収録の夕闇と果実のカヴァー。

夕闇と過日(原曲・えのやま)

album「三十二日目に咲く花」
１　屋根の向こうの流星群
２　sleeping fish
３　happy birthday
４　夢解きの獏
５　二月の眠りで熟れて
６　悪魔のいけにえ
７　魚座、赤く
８　マゼンタの光
９　BLOOM
10　嘆きの天使
11　千秋花

TOBEFOOPERS「三十二日目に咲く花」全曲デモ。

BLOOM

歌・転寝あきら。
詞、曲・シーナ。

触れてしまえる距離から、少しづつ離れていく
逆らえば、戻れなくなってしまいそうで怖いや

揺れる電車、長い坂、熟れすぎた胸の赤
祈り方だって知らないし、なにもできないままだ

言葉なら、いつも信じたけど
心には裏切られた

病院坂を下る君、このままきっと会えないね
腐食果実の此の胸が、正しさを知り熟れていく
思い出なんていらないと、嘯く君を覚えてる
思い出なんていらないよ、私も今はそう思う

オレンジの電車が走る
口笛が空に消えていく
振り返る君を待たずに
澱みなく時は進んだ

病院坂を過ぎていく、オレンジ色の電車から
君のいる町を見るのは、これできっと最後になる
思い出なんていらないと、嘯く君を忘れるよ
思い出なんていらないし、口笛さえも忘れるよ

オレンジの電車が走る
ぐるぐるとまわりつづける
胸に咲く睡蓮の花
うたかたの日々が過ぎていく

ウタタネ・橙環状

openingSE「金木犀の庭」詞、曲・えのやま。
ラアノメ　are
vo　音桐エレノ 
ba　町田育美
dr　伊東光良
gt　多田椎南 

「輪断歌。」　詞、曲・多田椎南。

目ん玉街路を歩いていく。
他人刺し指をすり抜けていく。
怯えを拒み前だけを見て。
首のロープをすり抜けていく。

魔女狩りの声に耳を塞ぎ。
証明さえも捨て去ったまま。
思考停止で連なる挙手に。
混ざらず染まらず言わず聞かず。

笑う誘う歪む諭す騙す奪う捨てる消える。
輪になり笑う、蹴落とす遊び。
微かに優しさを臭わせて。

お好きにどうぞ、遊びなよ。
裁かれる覚えなど無いが、
捏造された架空の私を暴きたいのなら、やりなよ。

虫を踏み潰した靴の裏を見せ合いながら踊れ。
あざとく選び出した標的。
正しさなど私もいらない。

お好きにどうぞ、笑いなよ。
死ぬまで其処で笑っていろ。
捏造された架空の私は、さぞや可笑しいだろう。
夕暮れ、胸の凶器が騒ぎ出す頃にお前を刺す。
指折り数えて震えろ。分け隔てなく、順番通り。

本当に狂っているのが私ならば、それでもいい。
怯えさえも壊されたんだよ。

ラアノメ「輪断歌」12･23LIVEHOUSE裸のランチ

ラアノメ　are
vo　音桐エレノ 
ba　町田育美
dr　伊東光良
gt　多田椎南

「天使になる。」　詞、曲・多田椎南。

下らない午後六時、貴方に触れていた。
傷を見せ合って、ぜんぶ誤魔化した。

あいしあえた　そんな気がして　何もかもを許してしまえた。

割れた窓に夜が、夜が漏れてる。暴力的で優しい祈り。

貴方を裏切るのは、たぶん、わたし。
天使になる　天使になる　天使になってうたう。

あいしあえた、騙しあえた、許しあえた、だからさあ
裏切って、天使になるよ。貴方の傷よ、消えずに残れ―。

誰も貴方をわからなくて、遠ざけた。だから貴方は笑っていた、笑っていた。
そんな貴方のことだからさあ、たぶん、もう、気付いているよね？バカな別れ。

世界がキレイに見える魔法を、ふたりで、かけたね。

物語を鋏で切って、並べ替えて意味を捨てた夜。
嘘に慣れて、痛みに慣れて、欲しいものなんて忘れたから。

貴方は裏切られるのを知ってる。
天使になる　天使になる　魔法よ、とけてしまえ。

あいしあえた、奪いあえた、なにもかもを許せた。
裏切るよ　天使になるよ

「ぜんぶ失う」「天使になる」

ラアノメ「天使になる。」12･23LIVEHOUSE裸のランチ

ラアノメ　are
vo　音桐エレノ 
ba　町田育美
dr　伊東光良
gt　多田椎南

「夕闇と過日」　詞、曲・えのやま。
　アレンジ(歌詞一部改変)・多田椎南。

いかれた胸が見せる
自嘲気味に赤く熟れた柘榴
歪んだ背が軋む　軋む
どうせ醜いまま死ぬ
虚ろな黄昏
貴方は咽返ってる。

怖くない　怖くない　枯れていく事は
二つ目を縁取る青白い闇

橙　隠れる　五分前　二人
手を繋がず聞いた潮騒　満ちて　満ちて　隠す

レコードを聴こう　あの歌を教えてあげる
ここに　置いていって　いいから　

束の間、頽れた―。

許して　許して　救えない　だから　私を
許して　許して　答えは聞こえない　だけど
笑って　笑って　一度だけでいいんだよ　ねえ
笑って　笑って　変わらない　私を

私の心が未だ真夏にいる訳はね
きっと、たぶん、貴方に出会ったからだよ。

泣きながら笑ってた
受け入れたなんて嘘だ。　
こんなに私は　貴方にみとれてた
夕闇が、消えた。	

斯くして貴方は焼かれて征った、灰にすらなれないまま
あの歌を聴かせられなかったまま
ほら、私の胸にもお揃いの果実が、実った―。

ラアノメ「夕闇と過日」12･23LIVEHOUSE裸のランチ

hayashiさんの夜と白のカバー。
アレンジ・シーナ。

「ちょっと端っこ舐めちゃった」
耳元で君が打ち明けるので
甘かった？　って尋ねたら、
「つめたかった」って
「だって星だよ」って

(ああ、夢か・・・・)

花はこんな処にも咲くんだね
背中撫でたらくすぐったそうに
背骨の先　笑うように
ゆらり　白いばらが揺れた

シュガーコートと麻酔
騙されたいでしょ？

僕にも教えてよ
その温度
君の掴んだ星の話

より良くない明日に
終わるだけの視界に

掲げた旗は投げてさ
よろしければ、お手をどうぞ。

スターダストにめまい
だまされたいんだよ

誰にも言わないよ
今夜ここで聞いた星の

だから	

シュガーコートと麻酔
騙されたいでしょ？

僕にも教えてよ
その温度
君の噛んだ星の話。

助手の森君とシーナさん。夜と白。

１・思春期の魚達
２・祝祭日、花束
３・輪断歌
４・夕闇と過日※原曲・えのやま
５・最上階
６・真冬のプール
ラアノメ　are
歌・音桐エレノ
四弦・町田先生
太鼓・伊東光良
六弦・多田椎南

ラアノメ1stアルバム「二十日鼠の視た悪夢」デモ。

詞、曲・多田椎南。
1stアルバム収録曲。
ラアノメ　are
vo　音桐エレノ 
ba　町田育美
dr　伊東光良
gt　多田椎南

「祝祭日、花束。」
君は心臓で擦ったマッチで
邪魔なほどきれいな夢を照らした。
揺らぐ火は、心模様によく似て。
正しさに逆らい、燃えるを望む。
オペラ座の向こうまでも伸びて、そのまま空へ続く葬列。
誰もいない夜の帳の裏側で、かろうじて僕達は二人になれた。
祝祭日の朝、魚達の群に、火を放つ合図。君が、その右手で―。
空に投げた花束が落ちて散るその前に
引鉄を引くのが僕、想い馳せるのが君。
目に焼き付けるとすれば空に舞う芥子の花。
終わりを捧げるならば他でもなく君がいい。
零に近づいて、失い始めれば、弾ける火花がついに胸を燃やす。
君が投げた花束はスローモーションになり
いつまでも落ちてこない。僕達は、許された。
焼き尽くして灰になり、そのまま朽ちて消える
泣かないで、せめて僕の終わりを君に捧げる。

ラアノメ「祝祭日、花束」

詞、曲　シーナ。

子供の心みたいに変わる天気で
何処にも行けなくて、だから、また会えない。

約束はきらいだから、これでいいや、べつにいいや。
約束はきれいだから、しんじない、しんじない。

誰にもいえなくて、秘密でもなくなり
心のはじっこで、ゆっくり溶けた恋。

約束はしてないから、このままで、べつにいいや。
約束はしてないのに、「お待たせ」って雨が降る。

助手の森君とシーナさん。やくそくしてない。

ゆめしらせ結成初公演のライブ音源。
最後に演奏した「花の咲く場所」
詞、曲　シーナ。　アレンジ　町田先生。

ひとりになれば　花になれたね
咲かないし　枯れもしない　こころの蕾。
たとえ話なんて　わからないよ
そのままの色で、声で　ねえ　話して

花が咲く　胸に　夢に
本当だよ？　君にも　きっと

たぶん　ねえ　あおい色の
優しくて　冷たい　花
枯れるのは　怖くないよ
本当だよ？　信じて　だって
かわらないものはなにも　ないんだよ　怖くないよ。

花が咲く　胸に　夢に
闇に　果てに　この町に
いつまでも　どこまででも
ふえていく　死よりはやく
目を閉じて　想ってみて
どんな色？　どんな形
たぶん　ねえ　まだ　誰にも
見つかっていない　きれいなー。

四月三十日・ゆめしらせ「花の咲く場所」

TOBEFOOPERS アルバム[三十二日目に咲く花」収録。
作詞　akari-A
作曲　シーナ

雪が青いのは 海が青いのは 赤い色を吸収するから

割れて落ちたのは 冷たい熱情  明日の目覚めを呼ぶ、その為

対極の意識の中で  藍色の願いを抱いて
縺れあったその糸を 今こそ解いていく

不完全なスペクトルでは見えないままの心でも
此処に居たと　存在したと声を上げて残る破片の

断絶されたフラクタルよ形を作った記憶よ
繋ぎ止めて　続けていく儚く脆い僕の亡骸を

赤い空なのは赤い月なのは
青い色が届かないからで	

切って落ちたのは相反する歌
足りないものを補う為に

知らない無意識の中で黄色い希望は残され
壊れていったその夢は再び動きだす

今、ほら、爆ぜる色で―。

赤と青の混じるその色
終わりとはじまりの色彩
マゼンタの光

TOBEFOOPERS

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