朝を待つ

Dream Jumbo

こころとからだ piano ver.

呪い

誓い

明けていく

悲しい歌に飽きたから
明るい話がしたい

たとえば
次の家の間取りとか
カーテンの色とか
いのちの名前とか
ふるさとの匂いのこと

泡がはじけて滲んでく
湯気に混ざって消えていく
気持ちのほころび縫い合わせよう
花模様のステッチで

過去よ許してよ
ってもう謝りすぎた
去ったからには帰ってこないでね
さよなら水に流れて

ひとりに飽きたから
ふたりで眠りたい

たとえば
月のない夜や
陽の当たらない場所も
草木のない道
風のない海でも

時がはじけて滲んでく
煙になって消えていく
気持ちのほころび指折り数えよう
不細工なスケッチで

未来を返してよ
ってもう期待しすぎた
冷めた湯船に想いを浮かべては
ありがとね　ごめんね
もういかなくちゃ

全部返してよ
ってもうさすがに遅すぎた
ふやけた本に枝折りは要らないわ
さよなら
さよなら
水に流して
さよなら

明るい話をしよう

作詞・作曲:生方優

浴葬

どうでもいいことばかりが君を縛るけど
どうでもいいことばかりだ
どうでもいい言葉

いやなこと全部押し退けて
できたこの惑星は
なんとか丸に見えるだけで
みんなトゲトゲ

古びた歴史
託された祈り
いらない教科書
隅の方に祈り

ららら

いやなこと全部押し付けて
逃げ出したあの惑星は
なんとか形を保つけど
みんな血だらけ

どうでもいいことばかりだ
どうでもいい言葉
どうでもいいことばかりだ
どうでもいいけど

思い出はあの日
届かない叫び
水の中　祈り
宇宙へ蹴伸び

ららら

どうでもいいことばかりだ
どうでもいい言葉
どうでもいいことばかりだ
どうでもいい言葉

彼岸(demo)

ああ 終わってく
薄明の街に灯り出す 
街灯と星見ないふりをして
君を連れて逃げ出すのさ 夜の隙間

アトノマツリ とは よく言ったもので
溶けたかき氷かき混ぜてみても
何も変わらないよ
止まったらいいのに なんて 
願ったって叶いはしないよ

でも 借りてきた映画のようにここでSTOP
ぬるくなったビールを底まで流しこみ
白昼夢の熱帯びた街角
少しだけ指を絡め歩こう

ああ 染まってく
薄明の町に踊り出す
にじむ汗と擦れる袖口が
淡い期待 弄んで 離してくれない

ただ擦り切れたテープのようにそれはSLOW 
熱くなった頬にもう一度触れてみて
秋めく風に攫われないように
色褪せぬうちに今日は帰ろう

ああ 終わってく
この街の熱もやがて醒めてく
チープな花火に火をつける
それは暑い熱い夏のエンドロール

ああ 終わってく
揺れる火花も小さくなってく
君の顔だけ照らし 散ってく はなびら

夏のエンドロール2023

天使として

思い出せない夜のこと
三軒茶屋の交差点
思い出せない夜のこと
膝を擦りむいて絆創膏

強い翼が生えたから
君のとこまで飛んでゆく
強い翼が生えたから
君のとこまですぐゆくよ

思い出せない夜のこと
初めて交わした約束と
思い出せない夜のこと
キスで塞いで絆創膏

強い翼が折れたから
君のとこまで駆けて行く
強い翼が折れたから
君のとこまで

走れば走るほど
ガラスのかけらが突き刺って
視界がぼやけて
意識は遠く
白く白く白く白く
白く白く染まってく記憶
白く白く白く白く白く白く白く

そしてやっと会えたんだ

Yuu Ubukata

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