世界を半分こして余りある僕らをなんと呼ぼう
気に入らないからと切り捨てられているそいつを拾い集めるよ

世界を逆算して弾かれた幾つもの思想
それは愛だったり恋だったり正義だったり
それが交わったり駆け引きしたりで出来た

変わらない朝を歩いたら思い出に胸を刺された
あなたがいないこの風景を前髪で丸ごと隠す

腐っても人だ　忘れるまで　声や形が無くても
汚れた諸手で急ぐ結末を○と×の間に見せてよ

世界を半分こして割り切れない僕らをなんと呼ぼう
生きたり死にたがり面倒だな　それでも息を吸うよ

世界を方程式で解いて分かった気でいた僕を笑うだろう
謎は美しいし惹かれるし空想はどこまでも広がる

その中にあなたを浮かべるよ

世余剰

賢くなった　「なんとなく」がわかった
僕らの間にあるこれがそうだ

最初で最後　そう決めていたのに
消えた空間が急かすようで

あの雲の形　美味しそうねって笑う
僕には程遠い感性で

最低だよ君は　仕方ないから私が拾ってあげる
もういない声　探さないから迎えに来てよ
散々だよ君は　焦らさないなら私が拾ってあげる
止まない雨　もう少しで晴れ間が欲しくなる

大人になった　「なんとなく」が笑った
少しだけ心が濁ってしまったようだ

あの雲消えたら私たちおしまいなのかな
僕には程遠い未来だと思ってたのに
繋いだら離すよ　また繋げるようにと
僕の手は今も空気を掴んでは放り投げている

最低だよ僕は　あの頃から逃げ出す事に飽きたのさ
変われないからありふれてた　言い訳になった
散々だよ僕は　とりあえずでいいから側に居させて
拍手みたいな雨音で一人じゃない気分になる

雲の鯨

声を聞いた　そばにおいでよ　横流した　今らしいメロディ
ありふれた　この社会では　口ずさんだ　懐かしい記録

明日にでも帰ろうよ　白くて柔い意味と
二人で半分こできなかった朝

曖昧にしたいな　曖昧にしたいな
それは偶然を装った　陽だまりで会えるような　綺麗なもの
曖昧にしたいな　曖昧にしたいな
それは悠々と切り取った　今までの日々に貼った　確かなもの

欲張りだ　何もかもなんて　腐りきった　奥にある涙
飾らないで　話しかけないで　歪みだした　懲りない感情

諦めて眠ろうよ　使い捨ての薄黄色
二人でも食べきれない　でも満たされない

曖昧にしたいな　曖昧にしたいな
例え均等に遠い位置で　昼寝をしていたって　手が触れる
曖昧にしたいな　曖昧にしたいな
それで気が済む頃になって　強引に連れ出して　手をひいて

存在を求めてた　どれも偽物ばっかだ
経度と緯度でどこまでも知った気になってるみたいに
それじゃあまたあのベンチで　左手で描いた地図
人類初の思いに振り回されるのは不快じゃない

ねえ　言って　ここにいても自由
でも　ほら　新品のコンバース
ねえ　知って　今にでも自由
だって　ほら　開けっぱなしのドア

わかりきった話をしようよ　明日にでも忘れちゃうくらいの
余計な事だらけの昨日の余白を埋める心拍を

曖昧にしたいな　曖昧にしたいな
それは偶然を装った　陽だまりで会えるような　綺麗なもの
曖昧にしたいな　曖昧にしたいな
それは悠々と切り取った　今までの日々に貼った　確かなもの

影に咲いたストレリチアが　蹲った背中をさする
嘲笑ってくれるのなら本望さ　本当さ
幼気な目をした写真に　砕けた心を集める
振り返ってくれるのなら何でも差し出す　本当さ

ストレリチア

逆さに咲いたパラボラ　知ってるくせに濡れる肩

等間隔に並んだ街灯　暗い部分が逆に綺麗

言えなかった秘密　吸ったシンナーの類

片想いの帰路　見えてる嘘と
弾かれた頸動脈が瞬間的に察知したんだ

あなたからはみ出た今日が
繋ぎ目のない世界に触れていて時々熱が出るんだ
言葉では無い声ずっと待って
最初から全部諦めてここから始めよう
なんて言ったりね

余計な事言うカンテラ　雨音さえも燃やした

歌いながら　踊りながら　枯らす今がやけに静か
傷みながら　腐りながら　笑う昨日　重ね重ね

空回りの記録　消えてる返答　
拗らせた群青劇が交わらないでいて

僕からはみ出た恋が
忘れなくてもいいよなんて言うから時々頭悪いよ
痛みでしか捉えられなくて
曖昧な僕らに線を引きたがる
足下気をつけてなんてぴったりね

微熱と境界線

その夏を（inst）

冴えない声を聞かせて　冴えない声を聞かせて
生温いヌガーのような声を

会えない日々を聞かせて　会えない日々を聞かせて
だらしない袖のような日々を

そしたら本を読もう
頭の中衝動で満たされていくような感覚だ

無線機の音で確かめ合って
遠くて近くて今もそばに居る気がして
壊れたステレオ　ノイズだけを漏らして
泣いたり怒ったり　それが全部で

晴れない心を聞かせて　晴れない心を聞かせて
クリスマス前日のような心を

そしたらゲームをしよう
テーブルに並べてさ
どうするかは僕らで決めるんだ

退屈で無いと言えば嘘だ
離れてくっついて僕もそっちに行きたいな
転がったバスが夕陽と沈んで
星よりも綺麗な眼を見たいんだ

隣で

エル

We're "Fleud" that Japanese band.
We love Galileo Galilei, Coldplay, The 1975,  The Chainsmokers,  COIN ...

Fleud

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