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ファイハイ / 湧 & スズキヨウスケ

wiyu / Waku

Waku's syrup 20230526

16 (2016:1:18live音源):昨日のない日

都心の窓から

ラブソング

「16」

空気のない部屋の隅に僕のリュックを置かせて
あゝ、僕の席はないのかい
どうにも見つからないな

いつからそんな風になった
変わったねと言われました
教室の馴れ合いが嫌だ
馴染めないな

白い壁に付いた傷は白い修正機で消しました
見えた世界は広くなった
居場所はもっと狭くなった

真っ白で汚れた壁をどんな風に壊そうか
怖くて何も出来なかった
壊したい 壊したい
僕が壊れてしまう前に

君以外に染まりたくない
そう不器用な僕は壁をたてた
僕等自分で壁をたて
白が染まるのを必要に拒む

放課後の夕暮れ時君の白い手は赤くなった
僕の内側も赤くなった気がした

真っ青で綺麗な空は赤く染まりました
僕は君を連れて帰り道を
君は言う
“どんな君にも付いていくよ”

白い壁に付いた傷は白い修正機で消しました
見えた世界は広くなった
居場所はもっと狭くなった

真っ白で汚れた壁をどんな風に壊そうか
怖くて何も出来なかった
壊したい 壊したい
僕が壊れてしまう前に
真っ白で汚れた壁を壊す時は君を連れてその向こうへ行こう
待っててよ
直ぐ行くから

16:Marie Louise -studio246 line demo(2018:07:09)

「Statice」

さぁ秘密基地に逃げ込もう
薄暗い6畳一間の狭い部屋でさ
僕と君は産まれたばかりの魚になって
ガラス玉のような泡を吐き出した
美しく消えた
　
不条理で 建前ばかりで
得体の知れない大きな闇から
逃げ込んだのは
宇宙のように広くて青くて小さな部屋さ
ねぇ  遊ぼう
僕らこうしてずっと遊んでいようよ
たまに会えなくなってもいいからさ

色気ない日々に色を付けようか
僕のパレットにあるきみの青色を使って
今日は夕空に花を描こうか

遠くから声がした
君の声だった
君はずっと前から気付いていたんだね
なんか違うなって違和感の正体は
ずっと前から知っていたんだね

言うまでもなく君の声がしただけさ
言うまでもなく君の声を聞いただけさ

ただいま
僕はここが良いや
僕はこれが良いや
僕は君が良いや

Statice:湧demo(2019:03:26)

「春の様な眠り」

貴方の歌の中で死にたいの
貴方の音の中で消えたいの

貴方の日々の葛藤なんて
僕は知らないけどさ
貴方の全てを僕は知らないけれどさ
断片的な歌を聴くの
断片的な傷を見るの
耳鳴りの様な音にのせて

海が好きだと言って
海で死にたいと言った
消えそうな 聴色(ユルシイロ)
消えそうで美しいの

映画のワンシーンの様な景色が其処に見えるのさ

貴方の歌の中で死にたいの
貴方の音の中で消えたいの
貴方の歌の中で死ねれたらいいのに
貴方の音の中で消えれたら

春の様な眠り:湧demo(2019:04:05)

「僕だけの海 a.k.a. liner notes for 寂寞たる水縹」

交わることはない
決して交わることはない
友人も恋人も家族も
僕と君も
悲しいことではない
それでも君と話がしたいんだ
一緒に珈琲を飲もうよ

珈琲はもう温かい方が良い
生活は楽しい方が良い
寝る場所くらいは冷たくて良いや
少しお腹が空いたね

渋滞した感情が溢れ出して
受け止める水の器はどこ？
今日くらいは溺れて居たいよ
明日からまた頑張るから

ねえ、その虚ろげな瞳は一体今まで何を見てきたの
ねえ、今放った言葉にはどんな背景があるの
ねえ、この部屋に染み付いた香りはいくつの時間を共有したの
ねえ、この美しい絵画はどんな気持ちで描いたの

断片的で一瞬の側面で
僕の瞳に映り込むカオスな色彩
黄金比アスペクト コントラスト
美しいと思うか
意味があってもなくてもさ

今日のご飯は美味しかったのかい

無音の爆音など無いから
海鳴り 雑踏した街の音でも
そう、musicでも
今は海に溺れていよう
無意味な人生無価値な音楽
なぜだか手放したくない
涙する程の芸術は感動の訳も笑いの仕組みも
分かりゃしない
分かりたくない
断片的な造形美にいつまでもいつまでも一喜一憂していたい

渋滞した感情が溢れ出して
受け止める水の器はどこ？
今日くらいは溺れて居たいよ
明日からまた頑張るから
こんな僕でも
こんな僕でももう大丈夫
君の腕の中では死ねない

僕だけの海 a.k.a. liner notes for 寂寞たる水縹:湧demo(2019:04:07)

「あの街で待ってて」

愛を探しもせずに孤独を弄んでいた16歳の君へ
人は一人だとは思うけれど
その上で一緒に居れる人は意外と身近に居るものさ

哲学 アンチテーゼ 僕の全てを分かり合える人を探していた16歳の君へ
そんな人宇宙を探しても居ない
感動を分かち合おう

愛なんてないと思っていた16歳の君へ
愛の意味は未だによく知らないけど
確かにあるのは間違いない
待っていてくれる貴方こそが

飽きられない僕で居たいね
たまには風に当たりに行こう
少しだけ休んでもいいかい

あの街で待っていてくれる人
この街でずっと歌ってる人
あの街で出迎えてくれる人
この街を今日も歌ってる人
あの街で待っていてくれよ
この街を今日も歌っていてくれよ
さぁみんなうちへ帰ろう

あの街で待ってて:湧demo(2019:04:11)

「I saw the sea」

もう何もいらないわ
風に吹かれて帰ろう
この耳鳴りが続くうちに
夢の中へ帰ろう

何もしたくない
何も食べたくない
貴方に溺れたままでいたいの
愛を愛を誰かへの愛を
愛を愛を何かへの愛を
見せてくれたの
今日は他に何もいらない

息をするのも苦しい毎日ですが
貴方の言葉の中で息ができたの
いつか夢見た景色は
美しい景色は
2万人のドームじゃ無くて 
アンダーグランドに

I saw the sea:湧弾き語り(2019:04:28)

「カヤツリグサ」

ささらさらさら川のせせらぎ
早朝散歩は早起きおじさん
おはようおやすみ
鶴が舞い降りた川の岩に
飛んで夢まで連れてってよ

ささらさらさら
川の音がする
ささらさらさら
風の音がする
僕の風景に少しだけ色が付く

眠れないまま朝になったら砂のような香りがするんだ
きっと君は今頃起きて朝の景色を絵画に見てる
朝食でもない珈琲を飲みに帰って煙に溶けた
きっと君は蜂蜜トーストとマルコポーロ

いつか食べたい君と朝食
君の好きな紅茶を淹れて
ボレロ エスプリ ダージリン
君はきっとマルコポーロ

眠れない夜そこに居たのは寝巻き姿の君だった
きっと君は考え事で眠れない夜を過ごしてる
今僕が読んでる小説の話をしよう
きっと君は読書家だからこの本の結末も知ってる

いつか行きたい喫茶店がある
君もきっと気にいるさ
1番お気に入りの店は君にだけ教えてあげる

ささらさらさら
川の音がする
ささらさらさら
風の音がする
僕の風景に少しだけ色が付く

カヤツリグサ:湧demo(2019:05:02)

「woo」

お前の為に生きてない
お前の為にやってない
僕の為にやってるんだ
僕の為に歌ってるんだ

疲れたんだよ死にたいな
まだ死ねない
眠りたい
何か食べなきゃ
疲れたんだよ死にたいよ
まだ死ねないまだ死ねない
まだ死ねないだけ

女に生まれたことは一生の恥だ
どうせなら可愛く生まれたかったな
今更男になりたいわけでもからさ
とことん女を突き詰めてやるよ

人は自分で認められた時に
初めて美しくなれるんだよ
hide a complex
No no 
Accept a comlex
君も分かるかい
化粧もおしゃれも僕の為
なにを言われようが僕の為
僕が認められる僕になってみたいよいつか

ごめんなさいお母さん
こんなことを思っていてごめんなさい
でもちゃんと生きてます、大丈夫です
生きています

woo:湧demo(2019:05:09)

「Welcome two」

荷物は随分少なくなった
代わりに沢山捨ててきたよ
失うものは今更もう無い
懐かしい記憶に頼る気も無い
Welcome two

雪が降って来たのは僕の為だと思って良いかい
冬からの最後の贈り物さ
この際僕の為だと思わせてくれ

偽りは随分上手くなった
壁越しに話すのはもう定番さ
焦りは空回って大事な人も失った
水色のラッカーもインク切れさ

失うものは今更もう無い
そう言ったでしょ
失うことは今でも怖い
そう思ってるの

雪が降って来たのは僕の為だと思って良いかい
冬からの最後の贈り物さ
この際僕の為だと思わせてくれ
この際君の為だと思わせてくれ
僕からの最後の贈り物さ

もう行くよ
おやすみ

Welcome two:湧demo(2019:05:11)

「北沢19」

冷たい街の裏で優しいフリをした
そんなに人が怖いのかい
あなたは怖くないと君は言った　

今は生きているかも分からない
多分生きてる
死にたいと君は言う
おやすみと僕は言うんだ

有名はもう良いの
誰でも良いからさ
私を見て　私を見て
大勢じゃなくて良い
隣の席のあなたで良い
と君はいった

この街は皆孤独
寂しいから
優しいのね
明るいのね
僕じゃなくても
君じゃなくても

北沢19:湧demo(2019:05:22)

「mother’s red」

私より後に行って
私が先に行くから
私より先に行かないで
それが一番の

貴方がくれた紫陽花は裏庭で根を伸ばし大きくなった
猫と緑に囲まれて私ちっとも寂しくなんてない
ハイボールで酔っ払ってそのまま寝てしまう癖はまだ
たまに会うくらいがちょうど良い
頑張ってるの知ってるから

貴方の好きにすれば良いわ
私見ているだけで楽しいから
貴方は私のものじゃない
でもひとつだけお願いね

私より後に行って
私が先に行くから
私より先に行かないで
それが一番の 

どんどん増えてく人付き合い
一体5年後何人が私のこと思い出してくれる
これだけ生きても意味なんて未だに分からないものなのよ
これだけ生きても私まだ恋だって出来るのよ

貴方だけが生き甲斐の時ももちろんあったわ
貴方と私は違うっていつかの時に気付いたの
貴方が生きててくれるなら私何でも出来てしまいそう
どうか楽しく健康に
私長生きなんてしないから

mother's red:湧弾き語り(2019:07:09)

「かえる」

やりたいことなくしてもお友達でいてよね
チーズケーキ 蜂蜜は生理
整理整理 あの子が来るわ

やりたいことなくしたらやることは一つだけ
そんな悲しいこと聴きたくもないわ
ないわないわ サラダはないわ

もう秘密にすることもなくなってしまったら
いよいよ最後はお家に帰るのかな
僕がずっと探していた家に帰れるのかな


やりたいことなくしてもお友達でいてよね
そんなことないの僕はわかってる
やりたいことなくしたらやることは一つだけ
それも良いなと思ってしまってもっと悲しくなる

かえる:湧demo(2019:08:04)

「ごめんね」

優しい色の花を持ってごめんねをしに行こう
何かと理由を付けないと会いにいけないからね

最近の僕は忙しくてずっと先送りにしていたんだ
何かと理由を付けないと自分を嫌いになりそうだからね

ずっと気にしていたんだけれど
僕が悪いの分かってるんだけど
君に似合う花を渡しに来たよ

ごめんね
ごめんね
こんな僕だけど
明日も友達でいて欲しいんだ　

君に買った花の色は淡い水色
水色の意味はあとでいいや
理由はあとからつけてもいいって
ママが言ってたよ

すぐにでも言いたかったんだけど
毎回何かが邪魔をするんだ
優しい君に甘えてるんだいつもいつも

ごめんね
ごめんね
こんな僕だけど
明日も友達でいて欲しいんだ　

ごめんねより
ありがとうが溢れる
生活になれたら

ごめんね:湧demo(2019:08:15)

「水色の花」

花びら１つも落とさず君のところまで
いけないから
一輪だけ持って行こう

両手に持ちきれないのなら
記憶の道に置いていこう
大事なものはだんだんと
減っていくものなんだ

あれもこれも捨てたものだと
どれも綺麗に見えてしまう
きっと離れてピントがボケて
夜景の中の光くらいになったんだ

この戦いが終わったら
光る戦場後にして
まっすぐ君に会いに行くよ
もう直ぐだから待っていてね
この花が萎れないうちに

水色の花

「わがやのクリスマス」

色とりどりのご馳走を並べて
2人で口ずさむメリークリスマス
全部暖かい部屋で過ごしましょう
あなたが一番安全な場所ところ

好きなだけ買ったチーズと
レーズンがぎっしりの固いパンと
シュトーレンとチョコレートケーキ
あなたは綺麗な瓶のお酒

さぁ歌って
メリー クリスマス
今年も安全に過ごせました
メリークリスマス クリスマス
その命に祝杯をあげましょう

ミモレット カマンベール
ロックフォールチーズ
マスカルポーネは蜂蜜入り
食べきれないよ
持って帰ろう
包みの中でクリスマスが続く

さぁ歌って
メリー クリスマス
今年も安全に過ごせました
メリークリスマス クリスマス
また来年も一緒に歌いましょう

いつも思ってる
小さなサンタさんは
大きな大きな
愛を届けている

さぁ歌って
メリー クリスマス
今年も安全に過ごせました
メリークリスマス クリスマス
その命に祝杯をあげましょう
メリークリスマス
メリークリスマス

わがやのクリスマス

gt/vo：Marie Louise
solo project：mootoise( 2025/4 start)

Waku/mootoise

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