誰も見ていない　照れることはない
何でも作ろう　でっかくいこう
ただのまがいもの　誰も傷つけない
何でも作ろう　やばいのやろう

コロシアム、ラブホテル、皇居、遊園地、飛行場
遠目に眺めれば　みんなまるでドット絵のよう
こんなに何でもあるのにね
あがってこないね

＊
マイ・レゴ
ぶっ壊してやる！
マイ・レゴ
やり直してもいい？
これでいい、これでいい
いい子だね、いい子だね

誰も見ていない　誰かのためなのに
何でも作れる　ぼくはここにいる

ダットロンフィアンテゴロイルロイドキラリラリロ
言葉もわからない　おとぎの国もお手のもの
おためごかしが嫌になったなら
ここにおいでよ
　
＊repeat

ハリボテの街だが
帰り道はあるよ
どこに続いてるかは
ぼくにも分からない

一緒に作ろう　行くあてを

＊repeat

MYLEGO

行きがけの車は負けムードだ
みんな黙り込んで画面を睨んでる
同胞からの果報はまだ来ない
いったいどうしたんだ
くたばったのか

神様も、眼差しも、言い訳も、罰もない
赤らんで青ざめて　まだら模様なぼくたちよ
夜間登校のテーマを
ゆっくりうたって

目的は取り返すことらしい
ガキどもの手からグレートマザーを

だまし合い、化かし合い、抜けがけて、企んで
なんでだか分かり合う　不確かなぼくたちよ
夜間登校のテーマを
ゆっくりうたって

酔いどれて、ヤニ切れの、ぶれる足取りがヤバイ
だいたいでいいじゃない　終わりあるぼくたちよ
夜間登校のテーマを
ゆっくりうたって

学び舎はがらんどうになってた
みんな黙り込んで顔を見合わせた



呼ばれて駆けつけたが何だったんだ？

夜間登校のテーマ

バラードがやけに大きく響く
不完全なふたり　なんか黙り込む

夏休みの終わり頃に
呼吸もできない気がして飛び出せば

遠のいていく　見えないくらい
都会行きのカーズを追いかけてハイになる！
公園じゅうの寝れない夜を
きみは笑い飛ばして　ぼくも手を振り返すの

飲み残しがぬるいなあ　氷が溶けてる
照れるよなあ、やけに　きみを誘うの

ぼくはいっつも憧れてる
クールな映画の中みたいな気分に

白銀灯が消えないように
一言も言えないよ、言いたくもないけれど
公園じゅうの悲しい気分も
できのいい影絵になる
みんなが踊ってるよ

都会行きのカーズを追いかけてハイになる！
公園じゅうの寝れない夜を
きみは笑い飛ばして　ぼくも手を振り返すの

MOVIE／ムービー（2011）

遠く、せびれ、きらり
くちびるがざらり、塩辛い
ぼくの手はまだ動く
名前も言える

だれもいない海辺
つめたいプロペラ抱きしめて
いまぼくは音楽になりたい
名前もいらない

遠く、せびれ、きらり
くちびるがざらり塩辛い
何を言えばいいんだろう

だれもいない海辺
冷たいプロペラ抱きしめて
どこに行けばいいんだろう

目的地は水平線
海鳥の羽につかまったら
きっとハイになるだろう

だれもいない海辺
懐かしく愛おしいきみへ
見えるように

遠くまで

遠くまで

だれもいない海辺

わかっているんだ
本当は今も薄墨の空にさわってみたい
恋していたいんだ
つまらない日々にさえも

ぼくのせなかは明日も変わらず陽を浴びてる
呼んでみたい　叫んでみたいな
どこ吹く風　小さく息を吐いた

優しいきみを知った
それじゃまた会う日まで

雨が街を溶かしたらきみも混ざるのかな
呼んでみたい　叫んでみたいな
濡れた傘を空に放り投げた

優しいきみを知った
それじゃまた会う日まで
くちぶえ夜を鳴らした
とばりにさえ笑った

（もういいかい？）

くちぶえはあてどなく
真夜中をあてどなく
もうすぐ　夜が明けたら
雨の音に変わるよ

ティーンエイジャー

今が何時かも分からない
目の前じゃともだちがくたばってる
ご注文が決まりました
紹興酒おかわりだ

はす向かい、焼き場後方の
血まみれのガラをじっと見てる
きみのことが忘れたくて
キワキワなんだ、もうだめ

何だって平らげるテンション
もう今日はここで死のうよ
厨房のババア、ニヤリ
ラッキーな中華屋の女王さ

難しいことが分からない
目の前になんか並べられてく
行き交う、飛び交う、知らない言葉
ところで誰が食べるの？

どうしたんだ、いつものテンション
もうちょっとまぶたが重い
あの子が夢に出る前に
叩き出して、中華屋の女王さま

半分、死んでいる感じ　これで今日の地獄は確定だ
厨房のババア、ニヤリ
苦笑い、中華屋の女王

街道でバイクぶわり
シラフなだけ奴ら上等だ
こわいくらい日照りヤバい
入れてくれよ、中華屋の女王さま


中華屋の女王

ぼくらは地下深くの幽霊
箱の中に並ぶ顔

すべてがオンタイム　いい感じ
ひえびえ　みんなの手と手

メトロ

誰もが行くあてを決めてる　わだかまりは何もない
他人どもは鼻つまみ　余計者
ここには凪だけがある

メトロ

連れてって　連れてって
もっと地下深くまで
入り組んで　入り組んで
圏外を駆け抜けて

まるで夜のよう
寄るたびに
夜

メトロ

メトロ（ダウンロード・フリー）

すっころべよ　眠らぬ街の中で
あいさつも忘れないで
こんなきれいに着飾って飛び出した
僕は飴色になった

どれだけ歩いたか
黒白モザイクだらけの　真昼の晴れ空だった

こんなん僕じゃない
こんなん君じゃない


すっころべよ　眠らぬ街の中で
あいさつも忘れないで
こんなきれいな世界をはみ出すのかい
さっきみた夢のような

もう見てないならそれを消しておくれ
頭の中にまだ空っぽが詰まってる
ラジオから聞こえる僕らだけの唄

想像も原色だらけで
忘れてしまいそう
そんなもんだろ？


すっころべよ　眠らぬ街の中で
あいさつも忘れないで
こんなきれいに着飾った思い出じゃ
改札を通らないぜ

飛び回る　音も無く色も無く
新宿に染まってんだ
ファブフォーは昔の話だから
そう！　だから騒いでんだ！

だから悲しくない！

こんなん僕じゃない
こんなん君じゃない


パルリロ

眠りのつもりが　まばたきに変わる
ほらまた　真昼のぼくがダメになる

気弱で浮気な５月の神様　
ほんのちょっとでいい、背中を押してくれよ

いつかどこか未来　またきみに会いたい
誰よりも似合うよ　新しく正しいぼくらなら
街はいつもどおり　かなしいことばかり
あてられてしまうよ　現状はちょっと不安だ

ありがとう、ごめんね、さよなら　でいいなら
こんなに書き出しを間違えないぜ
半端で愛しい５月の神様
ほんのちょっとでいい、言葉を分けてくれよ

強がってみたのに　こんなに神頼み
きっと笑うだろうな　それでぼくは照れるだろうな
あの甘い匂いが　夢見ぎわ香れば
繰り返しになるよ　また夜明けを見てしまうんだ

きみが一人になる
きみが一人になる
今日がストーリーになる

今日からストーリーになる

５月の神様

どんどん遠のいていく　位置情報合わない
ピントもいやに甘い、まずいなあ
遅れをとりそう

最新型のマシンが　ぼくを抜かしていく
指先から滑って落ちる用済みの箱

きみはいまどんな顔で　誰を待っているんだろう
まぶしくてわからないけど　やわなからだが悔しいだけ

左の胸の奥の電気が　消えるまでまだ長すぎる
迎えに行けるよ、迎えに行ければ
切り取ったどの瞬間も　いちばんうつくしいのに

みんな祝いだしている　鐘の音がきこえる
ああ、本当に街ぐるみで　お祝いをしている

人力のマシンビート　いつまでも続くメロディー
誰もがうらやむ未来　踊る輪にきっときみもいる

左の胸の奥の電気が　消えるまでまだ長すぎる
どこへも行けるよ　どこへも行ければ
ぼくは何にもなれるはず

左の胸の奥の電気が　あたたかく痛くひっかく
声の方向を　振り向けば、ほら　
よそ行きの服　色とりどり
影が東へ伸びていくころ　屋上の鍵を開けるよ
笑うふたりを　見下ろせば、ほら
切り取ったどの瞬間も　いちばんうつくしいよ

いちばんうつくしい

出口（歌）明田（ギター）坂本（ドラム）寺戸（ベース）
連絡先→bolans.bolans@gmail.com

BOLANS（ボランズ）

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