『Blend』
作詞・作曲・歌／カガヤ ケイ　編曲／ナ〆ナ ナメ

軽くなったコーヒーカップの中を覗きこんで
ぬるくなったブレンドに映る自分の拗ねた顔
見つめてた

波紋が広がった黒い液体の中に
浮かんだ昨日の悪い夢

みんな楽しそうに笑ってたんだ
キレイな言葉とステキなウソだらけ

きらめいてたんだ 君の喜ぶ顔が
イラついてたんだ なぜだか僕だけ

現と変わらないね

重くなった手と足、頭、空気、変わって

「甘いものばかり欲しがるなよ」って
つぶやいた

ゆらめいてたんだ 二人の風景が
ちらついてたんだ 簡単な方法は

君に見せたい もっといいものを
分かち合いたい もっと複雑なブレンドの深みを

いつものように甘くはないんだぜ
僕のはもう少しだけビターだぜ

飲み干して欲しい…

Blend

『日暮れの頃』
作詞・作曲・歌／カガヤ ケイ　編曲／ナ〆ナ ナメ

橙色になってく空を横になって見てた
はずしたのさ カーテン　遮るものはもうないのさ
日暮れにはここまでのびる君の影だけが
僕とつながってた　手触りも匂いもない

よそ行きで僕らはいつしか距離を図りあって
暮れてく街並みに佇むので精一杯
抜け出そう

気分と空気を変えるために窓を開けて
考えてたことも窓から外へ逃げて行った
この部屋にあふれるありとあらゆる言葉も
失くしたくはないから箱に詰めてしまおうか？

よく見れば僕らの両手はなにも持ってなくて
触れたら消えるようなそんなものを見つめてた

最後は誰も知ることのない話の中で戯れてたい
腕を掴んで走りたい
だいたいいつもそうやって真面目じゃないようなふりして
言うよ
「また会おう」

よそ行きで僕らはいつしか距離を図りあって
暮れてく街並みに佇むので精一杯
そうだ日暮れにはここまでのびる君の影を
抱いて…

日暮れの頃

『週末に捧ぐ』
作詞・作曲・歌／カガヤ ケイ　編曲／ナ〆ナナメ

週末から週末へと音をつなぐ僕らは
さっき起きたような調子で なんとなく なんとなく歌う
ブレンド飲んで日暮れは過ぎて流れるまま僕らは
汚れのないような相づちを期待しながら

果てはロンドン呼ぶよ サーチして壊すよ
相手にされなくなるまで Roll and roll and roll...

Week end 紡ぎ出された 誰かのための楽しみさ
コーラスは冴え渡り 結局喫茶で3、4時間経ってる！！
また…

頼まれたわけでもないのに音をつなぐ理由は 別に
悲しみに暮れがちなあなたのためではない……ジョーク！

果てはロンドン呼ぶよサーチして壊すよ
だいたいテイク5回目で Roll and roll and roll...

Week end いつも誰かしら退屈を持て余してる
それなら鉛色の空に輝いたあの星のように
Week end 紡ぎ出された 誰かのための楽しみさ
コーラスは冴え渡り 結局喫茶で3、4時間経ってる！！
また…

週末に捧ぐ

『窓』
作詞・作曲・編曲・歌／カガヤ ケイ

ちょっと歩けば水たまりにはまる
映り込んだ空を波立たせる
顔色は一つも変えないで
摩擦起こさず足早に過ぎてゆく

それは
ウィンドウウィンドウ 心の窓
くもり一つない
分厚いガラスのその正体は？
まるで耐熱防弾ガラスのようだ頑丈かい？頑丈さ！
でもあなたの声が聞こえない

挙げ句にゃ

配電盤を誰かがいじくりまわしてしまったんだ
もう照らされない この通路は
手探りで確かめるけど 見える奴らが笑うかも
優しい言葉を、ねぇ、かけてよ

雲の淵がピンク色に染まる
くしゃみする 三度繰り返して
隙だらけ まるで締まらない顔
犬と目が合ってワンと吠える、吠えられる

それは
ウィンドウウィンドウ 心の窓
くもり一つない
分厚いガラスのその正体は？
あなたとわたしの間に憚る
見えない壁ってやつなのかい
小さな笑い声も聞こえない

気がつきゃ

黒い木の葉の向こう側 広がるまばらな群青に
溶け出して 戻らない

いつでも誰かを好きで嫌いです
わたしは
ちなみにあなたはどうです？
どうです？さあ、さあ！

太陽に肌を焼かれて春夏秋冬いつでも
同じ匂いに包まれてたい

何も起こらない空気と
何も起こさない あなたとわたし
何も怒ることは、ねぇ、ないでしょう？

優しい言葉を、ねぇ、かけてよ

『モノローグ』
作詞・作曲・歌／カガヤ ケイ　編曲／ナ〆ナ ナメ

はじめの一歩は希望に溢れて
二歩目ですぐに昼間の冗談を
思い出してすぐ部屋に戻りたくなる
こらえて 次はまだ眠る街で
誰も知らない道に迷い込んだ
信号は今何色でもなくて

顔をあげたら
消えそうな星たちが
人の気も知らずに
呆れるほどに美しくて

まだ草が濡れる草原を行こう
強すぎる風で涙もかわくぜ
気まぐれなハート抱きしめノーフューチャー
登らぬ日を待て

ただ息をすればため息になって
気づかぬフリは既に身につき
空っぽの列車が心をかき乱す

隙間だらけの歌を口ずさむ
「君」や「あなた」が出てこない歌を
「愛」とか「LOVE」とか「言う」とかさ
もういいだろう

顔を上げたら
流されていく雲が
名前もないくせに
とても自由で楽しそうで

高鳴る鼓動 わかってるだろ
誰かのための希望に意味はないぜ
気休めバラード 燃やしてもいいじゃん
辺りを照らせ

東の空が明るくなれば
不安のような希望のような
トキメキが確かにあることに
気づくだろう

明けていく夜に別れを告げよう
描いてた夢をゴミ箱に捨てた夜も
ジャンプカットでめくるめく思い出さ

まだ歩いて

ここから伸びる影が誰にも
触れられなくても 別にもういいじゃん
日の出が味方をしてくれる
なんてな

うるさいな


モノローグ

1stミニアルバム『Quicksilver』iTunesにて好評発売中！

1.レボリューションの後に
2.フテクサレ
3.モノローグ
4.霧で煙突が見えない日
5.道化の歌
6.午後4時

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1stミニアルバム『Quicksilver』ダイジェスト

ロックバンド。通称"ウィーケン"
Vocal:カガヤ ケイ
Guitar:ナ〆ナ ナメ（@namenaname）

WEEKEND-WEEKEND

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