Grind

You Know (feat. qweity & Swagg Dom) [REMIX]

その調子に乗ったクソガキみたいな声とか


その見せびらかすようなフローとか


俺センスあるとか思ってそうな音源とか


浅いくせに変にアートぶってるところとか


俺はそういう俺が嫌いです


勝手にやたら新しいことしようとして


轟沈したその醜態の


共感性羞恥のアーカイブが


インターネットから消えないのが憎いです


それを


「個性がある」とか


「期待できる」とか


「独特だね」とか


「ごんたらしい」とか


よく分からない免罪符で許してくれる


おまえたちも嫌いです


何より、


それで救われた気がして


全然売れるわとか思って


布団に沈んでASMR聞いて寝るような


ぬるま湯漬けの俺がいちばん嫌いです





色の濃いため息 六畳の間で晨起


毛布、その薄さを感じた 


焦げ付いた景色 無数の手は兵器に


黝い動悸を感じた


反芻、演算処理


タイガーホース、悲嘶。


タイガーホース、悲嘶。


靠いを祈む、丐。


靠いを祈む、丐。




噎せ返る





一夜の間違いでちゃっかり ギャラ貰うご身分


バトルなんて…そう思ってた 側の座標にいる


ような自分は甘々な ただの砂糖水


がいきなり慣れない口で 赤の他人をdis


「仲間と上に上がる」


「地元を背負う」


「俺にはこれしかねぇ」


とか言えばいんじゃね？




ネタ帳を眺めてばかりの新幹線に


ステージ袖で暴れる動脈の洪水


走馬灯のラスサビの部分のとこで


どうか俺がラップしてませんように


ほんの街角でコンビニ袋を


グリップに引っ提げてチャリ漕ぐ日曜日




色の濃いため息 六畳の間で晨起


毛布、その薄さを感じた 


焦げ付いた景色 無数の手は兵器に


黝い動悸を感じた


反芻、演算処理


タイガーホース、悲嘶。


タイガーホース、悲嘶。


靠いを祈む、丐。


靠いを祈む、丐。



俺は俺が嫌いですprod Aki

2.22freestyle

バレないようにやる

真面目に風邪かと思うくらいに

なんか鬼体調悪い狺は

喉も頭も腰も脚もくたばり

サイクリング行けないという絶望に

布団の上で

アルティメット鬱鬱サンデー

まじてつまんねぇ まじでつまんねぇ

なんでなんでなんでなんで

俺こんな毎日頑張ってる（？）のにほんまに

なんでなんでなんで

人生における"何もない休日"の重要性を

お前らは知らない

あのサイクリングコースを考えた

午前2時のニヤニヤを返せよ

聖蹟桜ヶ丘→武蔵境→田無タワー→ひばりヶ丘→川越→あと体力あれば飯能河原

→ついでに高尾駅 

なんと長さ総計139km まぁまぁ行ける距離

日曜天気よし モバイル充電所持

上がってくテンションにアップテンポメロディ

なのになのに

当日消失もう失望 死ぬもう 沈もう

リスポーン地不要 ill yo ill yo ill yo 

散々の算段も惨憺たる沙汰じゃん

そんなもんさ でもサンデーは飛散した

散漫な様にさっぱり悲惨なmind

一切居ない救済の司祭

熱計ったら38.5℃もあった うぇい

薄目で見たらうっすら天井に臨界点が見える

頭振ると痛いタイプの頭痛ですね

診断不要 もう勝手に布団の中で引っ括めて寝る

菌 菌 Jast I wanna kill 菌 too keen

It's 禁忌 危機 飢饉 kick'in it ギィギィ

年がら年中とアンドロメダって

音節似てんなとか考えながら寝た

あとはもう覚えてない fuck


クソみたいな休日 prod.plucksunset

六畳間の片隅でレコーディングしてた


そこにあったのは


ただ言葉と発音への異常な偏愛


"誰も知らないようなまったく歪な語彙"と


"誰も聞いたことの無い支離滅裂な発音"


混ぜたらどうなるんだろうか


全てはそこから


邪道に可能性を見出す感性に育った


辞書をあさった 朝から晩までずっと


いろんな音楽を聴いた 朝から晩までずっと


浮かんだアイデアを形にした 3ヶ月ほど


結局聴いてくれる人なんて居なかったんです


本当


そんなとき、とある選手権に目を細めた


「みんなに聴いて貰えるかも…」


ってそう思えた


重たい足取りオーディション会場を覗けば


治安悪いファッションしたお前ら


かたや俺は…


かっけぇHIPHOPだとか


何がリアルで何がフェイクだとか


ジーンズ引き摺るとかレペゼンとか


マイク握る意味だとか


そんなの二の次も三の次にもなかった


てかどうでも良かった


そんな俺に一通、


"オーディション受かりました"


キテレツ漢字ホリックなんだって、

俺の二つ名


いいじゃん、


そのキャラで爪痕残してやるからな


部首で踏んだりしてみたり…伝わるかな？


まぁ誰かの記憶の淵にでも引っかかるはずさ


気づいたら優勝してた


気づいたら優勝してた


気づいたら優勝してた


いやいや俺が1番困惑してるわ


あのオタク風情が


初めてのバトルで日本一をもぎ取ったんだ


全ヘッズに全く新しい勝ち方を見してやった


嬉しさと驚きと幾分かの申し訳なさ


俺に負けたあいつらの滲んだ顔が浮かんだ


一夜にして"貰う側"になってしまった俺は


全国各地呼んでくれるその声に溺れた


1枚1枚メッキが剥がれてく 少しずつ


『今日も1回戦負け』 いつの間に宿す黒い渦


とんでもない醜態の数々はインターネットで


全世界誰がいつでも見れて


それは死んでも消えないらしいんだ


最初は気にしなかったが後々むせ返った


「無かったことにしたい」


そう思うことが増えた


匿名アイコンに震えて


カレンダーに怯えて


曲作りも


"もしdisられたら…"


が脳裏に住み着いて


動画が出る度に


「またひとつ増えちゃった」とか思って


そんな俺に相反して


擁護してくれる誰かがいて


ありがとうよりもごめんが先に出るような俺は


あなたの狺ｰTARØETってラッパーで本当に合ってますか？


全てを中途半端で燻らせたまま捨てる俺は


誰かの狺ｰTARØETってラッパーで本当に合ってますか？


ふと思い出した なんだっけ 最初 初期衝動 


ギャラなんてなくても楽しかったあの頃


なんで、そんな忘れちゃいけないようなことを


「俺、バトルが好きでラップ始めたんじゃねぇよ」


以上が俺の今まで


そして、つなぐ、これから


moonlinear

gable

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