« Roar Du L'roi »
その咆哮は何処へ向けたものなのか。向ける鉾など持つことは終には許されなくなった。詞を持つことは終には赦されなくなった。
荒れ果てた大地を眺め、彼はこう詠った。
「──ああ、嘆かわしい。私こそが全ての元凶。全ての源。ああ、苛立たしい。ああ、苛立たしい。すべてを滅ぼしてまでも、なお狂えるこの魂が苛立たしい。」
抒情詩「王の哀嘆」より
【不備のため、再投稿しました。】
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