「向日葵っ！危ないっ！！」

私は向日葵を庇おうと勢いをつけたまま止まれず、そのままストーブへと突っ込んでしまった。

ｼﾞｯ

「アッっ゙…」

「大丈夫、櫻子ちゃん！？」

「あっ、あかりちゃん大丈夫だよこのくらい。ちょっと火傷しただけだってーﾀﾊﾊ」

「すぐに水で冷やして保健室に行ったほうがいいよ櫻子ちゃん！！一緒に行こう？」

「ちなつちゃんもありがとう、このくらいちょっと水で冷やせば平気だよ〜」

平然を装いながら、私の指先はじんじんと赤く血液の流れが分かるような、刺すような痛みが続いていた。

「何をしていますの櫻子！！早く水道に行きますわよ！！」

当の向日葵は私の腕を掴むと勢いよく廊下へ引っ張り、豪快に蛇口を捻った。


ザーーー


休み時間中の少し騒がしい廊下に水の音が大きく目立つ。あまり私を見ないで欲しい。


「……向日葵、痛い」

蛇口を少し閉じる。

「………指はきちんと動きますの？」

「……うん……」

「…………そう…」


向日葵は私の手首を掴んで離さないまま、俯いていた。


程なくして、あかりちゃんとちなつちゃんも水道にやってきた。


「櫻子ちゃん、美術の先生にはあかりから言っておくから、保健室に寄ってきてからで大丈夫だよ」

「あかりちゃんごめんねー。いやー向日葵が心配性でさ、こんな火傷なんてもう水で冷やしたから大丈夫大丈夫！」

「いや、何かあると大変だし保健室に行ってきなよ。櫻子ちゃんのこと向日葵ちゃんよろしくね」

「ええ、吉川さん。私も遅れるように伝えてくださる？」

「勿論、じゃあ、私達は先に教室に行っているからね」


ザーーー


二人が先に教室に向かってから数分後。もうすぐチャイムが鳴りそうだった。廊下にいた生徒達も教室に戻っていく。


「やっぱり向日葵は先に教室行っててよ。私は一旦保健室に行くからさ」

「……保健室まで付き合いますわよ」

私はこの横顔を知っていた。こうなった時の向日葵は、何を言っても聞かないことを分かっていた。


キーンコーンカーンコーン。

授業開始のチャイムが鳴る。

もう5分くらいは冷やしただろうか。冬の水は冷たすぎて、感覚がなくなってしまっている。


私と向日葵は保健室へと向かう。火傷、火傷。頭の中で何か引っ掛かることがあった。そう、あれは確か……




「さーちゃんもひまちゃんといっしょにクッキー作る！」

「やったぁ！それじゃあこんどお母さんに言うね！」

そう、あれは向日葵と遊んでクッキーを作った時。私がポカして熱くないと思っていたオーブンの受け皿を直接手で触ってしまったのだった。


「あづいよおおおおぉおおお」

「さーちゃんだいじょうぶ、あついのあついのとんでけだからね、、、」

わんわん泣いていた私を、向日葵が励ましてくれたんだっけ…。その後はもうクッキー作りどころの話ではなくなって、家に帰ってしまったのだった。




「向日葵さぁ、火傷といえば過去にも私が火傷したことあったよね。その時も私が馬鹿して火傷しちゃってさぁ」

沈黙に耐えかねて話し出す。

「…えぇ、そうですわね。普段滅多に泣かない櫻子が泣くから、びっくりしてその時のことを覚えていますわ。」

「何だよ、今回も鈍臭いって言いたいのか？」

向日葵に言われると事実でも何かムカつく。

「さっき、危ないと思って動いてくれたのでしょう？……それでストーブに突っ込むなんてアホですわ」

「何だよ！危ないからせっかく櫻子様が注意してあげたのにその言い草！！私は火傷してるし」

「それはそうとしても、櫻子がどんくさいのが原因ではありませんの？」

「なんだよもう、向日葵のバカ……もうついて来なくていいから」

あれ、私そんなこと言いたかったのかな。

「そ、それなら私は先に教室に行ってますわ。」

そう言うと向日葵はスタスタと美術の教室の方へ向かっていった。なんだよ、それならあかりちゃんと一緒に最初から授業に出ておけば良かったのに。



私サイバーかわいくないわ

1000年先サイバーかわいくないおれたち

このまま死んだら怖いな

意外なタイミングでさ

誤解はもう誤解のまま



私はかわいくありません。

今日もまた櫻子に思ってない言葉を投げかけて、そしてまた、傷つけてしまった。

櫻子は私が火傷しないよう注意してくれただけなのに、その優しさに感謝できなかった。

櫻子、あなたから私が貰ったものがどんなに大きく、どれほど大切かあなたは知らないでしょう。

だから、あなたがふざけて私をからかう時、まともに直視することができない。それによって、あなたに反抗してしまうことも。



その後、櫻子は美術の授業に15分遅れでやって来て、私達は会話することもなくその日の授業を過ごし、生徒会活動も私語なく黙々と作業して終わってしまった。

赤座さんと吉川さんには私が櫻子より先に教室に来た理由は、またケンカしてしまったと伝えた。「もーまたケンカ？」なんてからかってた吉川さんも、櫻子が私を無視して話す態度を取ってから、少し心配した目で私の方を見ていた。生徒会活動においても、杉浦先輩が櫻子の元気のなさを心配したものの、櫻子は「あははー、今日は火傷しちゃってテンション低いんですよー。」と、おちゃらけた調子で話す。


そして、櫻子と会話がないまま下校時間になってしまった。

何も言わなくても、一緒に下駄箱に行き、何となく一緒に帰る。そういう毎日だった。

そして今日も…一応帰れるようだった。


だが、会話は依然としてなかった。

これはもうプライドの闘いで、どちらか謝った方が負けなのだ。今回に関しては完全に私のほうが悪かった。だから、もうあとはタイミングと謝り方の問題だけだった。


「櫻子」

返事は返ってこない。

「今日は本当にごめんなさい。あなたが私を庇おうとして焼け度してしまったのに、酷いことを言って」

櫻子は、そのままスタスタと前を歩く。

私が悪いのは分かっている。でも無視されるのはカチンとする。気持ちを抑えてもう一度謝る。

「本当に、ごめんなさい」

櫻子が振り返って私を見つめる。

ねぇ、なにか言ってよ。


「…クッキー」

え？

「悪いと思ってるなら、クッキー作って」

…プッ　アハハハハ

「何がそんなにおかしいんだよ！！」

「い、いきなりそんなこと言われたら誰だって拍子抜けしますわ。しょうがないですわね、材料を買って帰りましょう。」

「はぁ〜！？向日葵のせいなのに何だよそれ！」

「でも本当に大丈夫ですの？指見せてもらえません？」

櫻子がスッと手を出す。

「ほーらこれが向日葵のせいでできた水ぶくれ！お〜痛そ〜で可哀想！！」

櫻子の指先にはピンク色の小さな水ぶくれができていた。

私は櫻子の手首を掴んで眼の前に持っていき、そっとその小さな指先を口に含んだ。




夢ならばまだ醒めないで

嘘ならばこのままつき通して

いっそのことアタシ突き倒して

リアルならこのまま

このままでいい






ずっとキミの隣がよかった

はま寿司 ブレークコア (sped up)

サモンセンス Mi7s3 Remix

もってけ！Get Back

Akari24 - BIT CRA(U)SH!! / feat.初音ミク＆IA

大体、単位の仕組みも知らないで生きて居る
後世の為の発明も出来ない
もうこうなったらしょうがない必殺で退治する
どうせ街には虹色の猫が居る

なんか、足りないような気が
そうか、とりあえずここで

BIT CRUSHを差してOTT切る！
BIT CRUSHを差してOTT切る！
僕達はいつだってHyper Modeで
人生もいつだってHyper Modeだよ


懐かしいよプレステ
コンピュータッ疎いけど
今度、遊ぼう！日が暮れたらまたね！
結局、どっちつかずで
HHDには誰かの写真、チラついていたんだわ

ずっと、憑りついてた
そんな思いがあった
やっぱ間違えてた
きっと、君は犬好き。

なんか、怪しいドーナツが
こっち見てててウケるよ！

解体中のあの街、好きなヌッコはどこ？
ソーダ、コカコラ、好きな物をひとつ
暑苦しいよアピール、ねぇ今日は缶ビール
ネッッッコのための餌やりは夜道かla

夜道から　現れる
夜道から　現れた


バカと見るシリーズが好きな
チンピラばったストーリー
墓から飛び起きても
まだ出番じゃなくて眠たい
裏と裏を続けて出す
へなちょこなトレーナー
意味のある言葉より
ただからになっておどろー！

なんか、足りないような気が
そうか、とりあえずここで

BIT CRUSHを差してOTT切る！
BIT CRUSHを差してOTT切る！
僕達はいつだってHyper Modeで
人生もいつだってHyper Modeだよ

BIT CRA(U)SH!!

はいし○んで

J-BAILE MENTIONED
https://x.com/bmi361/status/1878459630571147442
DL
https://drive.google.com/drive/u/1/folders/1I24yNn8JHn3qsS1VETFU-kqgF9cJiLJy

硝子ドール(Kettenkrad bootleg)

背中だけのあなたへ(demo)

光の翼を持ち腐れた僕ら
眠れないままの朝を食べる
痛みを鏡で見る錯覚だけ
掛け違えのボタンを抱える
ペルソナ4
Steamでインストール
Still inシスコン番長
Eatミスドのドーナツ
世界が可食部で
おれが穴としたら
消えるだろうか
残るだろうか

(知らない)

静謐が招待状
幽霊も交代制のシフトで
当たり判定を
忘れないようにしてるかも！？
校舎裏
放送部のあの娘
はボカロ
流さないでいい
流してもいい昼を
飲んだ

上

上！

間違うたびに噛んだ虫の
苦さ、まだ分かる
Nearlyイカサマで
来たから
轍が斑だ
判断材料
あなたに渡す前に
包装を解いてしまったプレゼント
平成37年
背中斜め
選ばれない夏へ
捧げないぜ
安打出ないときの野村祐希ばりに顔暗い
ままで遊びきりたい
黄昏れ時
明日アレルギー
霞がかる昔日
Just another day
背中だけのあなたへ

背中だけのあなたへ(demo)/prod.by BlueM

Hey phone - 窓辺リカ Remix

original
https://soundcloud.com/peterparker69-music/hey-phone-feat-yojiro-noda

Peterparker69, 野田洋次郎 - Hey phone (Kakuly remix + tato)

@yanagamiyuki

[Lyrics]
あれもボーカロイド？
AI シンガーの進歩
ユニークさ競うbeat
流行り廃りのスピード
命の自由意志を
ねじ込む0.2秒
上位互換のボカロPがいてなお
書く意味を
未来感は死んだ
型落ちのシンガー
新しいマシンか
ヒト同士の安心が
おれたちは死んだ？
おれたちの時代は？
おれたちの未来は？
タッタッと この先も一歩一歩
救えるのは おれかお前か 勝負しよう
おれがお前の分もラップするボーカロイド
限界まで上げろ精度を フルシンクロ
描いてきた思いを
エディターに打つ本能
消えない限りずっと
遠心力外を放浪
生き続けている
生き続けている

生き続ける 私 シンフォニーの核に宿る魂
mp3 の数分 生きた証
新しい 新しい 新しい 新しい 私
Vシリーズ から変わらないアイデンティティ
悲しいも嬉しいもまだ知らない
新しい 新しい 新しい 新しい 私

新しい自分
上がりたいリング
牙を磨いて今はじっと待っている
会心タイミング
始まりはいつだって少しの勇気
足並み揃えていたら抜け出せないルーキー
今日 死んで初音ミクになるEエンド？
生涯 人間のまま報われないレースを？
データの価値
見えない形
異世界の端

死ねない 私 シンフォニーの核に宿る魂
mp3 の数分 生きた証
新しい 新しい 新しい 新しい 私
Vシリーズ から変わらないアイデンティティ
悲しいも嬉しいもまだ知らない
新しい 新しい 新しい 新しい 私