Kinoko Teikoku - 海と花束

作詞・作曲　池田捺美

vocal & guitar 池田捺美https://twitter.com/I__Natsumi
drums 永井宗徳 (from “Paralyze at Teacher’s House” / ”アルト”) https://twitter.com/sohtoku
guitar 松井達也 https://twitter.com/abroadbean
bass 臼井岳(from“カリラ” ―THE NALEIO)
mixed by 永井宗徳

★cover photo: 高木奈穂子&山碕千浩


憂鬱はメトロに乗って

少し高い時計を着けて 鏡を覗きこむ
使い古した笑窪が 苦い言葉を隠している
「仕方ないでしょう？ 街はむせ返るほどに溢れ
触れ合う指に期待して 甘い夢を待つ」
春さえ ぬくもりを刻んで去って行くのに
わたしは箱の中 冷えた手を合わせている
似合わない 声と靴ばかり高い女の間から
そっと外を見る 苦し紛れの微笑

醜くても美しくても 全ては概念で
選ばずして切り取る窓 あなたは向こう側
血が巡るように走る 都心の地下鉄は
今日も 許されることを知らず
淡い夢を絶つ
平行な文字面に託せるほど 綺麗な
生易しい想いなら 震える胸は嘘さ
アセトンを吸い込んで 粧し込んだ指先が
一だって百だって良いから

憂鬱はメトロに乗って

03. パラノイドパレード - Kinoko Teikoku

02. 海と花束 - Kinoko Teikoku

01. ロンググッドバイ - Kinoko Teikoku

Plus Minus

リベンジポルノ

僕は人よりも少しだけ歌を歌うのが上手いだけ
人よりも少しツイートで笑われることが多いだけ
叶わない夢取り払えば破滅願望が残るだけ
君にとってこんな僕はどれだけの価値があるのだろう

たいした奴ではないなんて誰より自分がわかってる
君がその気になれば僕はどうしようもないんだよ

リベンジポルノされたいな軽い気まぐれで僕を破滅させて
幸せになれる筈ないって思い知らせてよ
白日晒されれば致命傷

無意識で鳴らしたハミング 成り行きで外した避妊具
儚げに咲いた微笑みが後ろめたさを際立たせる

通知が凄いとかどうだっていいだろ僕を触ってよ
こんなそばにいるのにどこにもいないみたいだね

十字架みたいに握りしめていた孤独を
手放せば見返りに愛されるかな

リベンジポルノされたいな軽い気まぐれで僕を破滅させて
衝動が通り過ぎるまでだらしなく垂れ流す苦い挫折と快楽を味わって
疲れたまどろみをシャッター音で唐突に遮って
幸せになれる筈ないって思い知らせてよ
白日晒されれば致命傷 それだけの話なんだ


アンファッカブル

もうすぐエンドロールが終わる
いつのまにか幾つもの眠らない夜を駆け抜けて
もう一度最初から始める
君に繋がる分岐点 僕はただそれだけを探し続けてる

光の向こう側に手を伸ばすけど
シナリオに沿って笑う君は少しも気づいてはくれなくて
心があるならどうか答えてよ
始まりもしない物語は終わらせる事さえ叶わないんだろ

何周目かのエンドロールが終わる
求めていない結末に心はただ擦り減って
つかのま疲れ果てて眠る
いつか君と見た夢の続きをただ望めばまた虚しくなるだけ

翳りゆく空を映す眼差しにどんな孤独を隠して笑うの
叶わぬさだめと分かっても僕は君を求めずにはいられなくて

光の向こう側に手を伸ばすけど
シナリオに沿って笑う君は少しも気づいてはくれなくて
心があるならどうか答えてよ
始まりもしない物語は終わらせる事さえ叶わないんだろ

お願い誰かの物にはならないで 透き通る木漏れ日の下で微笑んで

あぁまたエンドロールが終わる 何周目かのエンドロールが終わる

リベンジポルノ/アンファッカブル

未来明晰110番(demo ver)

music & lyric ：あゆ巫女

祭囃子 誘われて
心 重ね 罪作り
弱いひとは 赦したい
見果てぬ夢 祈り捧げ

ドキドキ したいわ

なんでもない なんでもない
君を見ていたよ
恋でもない 変でもない
体 絆されて

なんともない なんともない
君のその視線
愛でもない 眩暈でもない
心 乱されて

この世の果て 行きたいな　　　 
鏡 合わせ 午前二時
怖い人は 見ないふり
近未来も 不確かね

ドキドキ してるわ

なんでもない なんでもない
君を見ていたよ
恋でもない 変でもない
体 絆されて

なんともない なんともない
君のその視線
愛でもない 眩暈でもない
心 乱されて

未来明晰110番

Blue Bird

オタクなのでtofubeatsと椎名林檎が好き

憂鬱

苦いもの さくらんぼ
辛いもの 春の土
心のない ものだもの
甘いもの 特にない

綾波レイの首筋に
通ってない 頸動脈
悲しいね ちぎれない
わたしは...... だもの

消えない 妄想が
解けない 惨状
記憶にて 体育座りするあなたが
消えない 消えない

君が使った油絵の具 俺には見えない絵を描いてる
何度目の目覚めだろう あと何度眠るだろうと
明日死ぬジジイが言っていた 明日死ぬのに言っていた
童貞にしか降らない雨は 中卒にしか飛べない空もある

街は憂いを
目覚まし時計の金属音
こんなに侘しい14時半

苦いもの さくらんぼ
辛いもの 春の土
心のない ものだもの
わたしは

消え

　　　　　　　　ない

陶芸室で はしゃぐ女のように
感情の街を 生きてみたかった
生きてみたかった

そしてわたしはスープになった
侘しさが肉体を保てなくなった

8月某日 浅川河川敷
今にわたしは あなたをめがけ

川に身を投げる

消えない(demo)

死体のまま生きている僕含め全人類の歌


幸福は幸福はいつも一等賞で
憂鬱な憂欝な僕はびりっけつで

孤独な孤独なワンルーム
残された寄り添ったペアマグカップ

灰皿には君の口紅がついた煙草と
僕の煙草
僕のちっぽけな幸せに犠牲になった君は
死体さ

朝五時の散歩道
僕は何もかもどこかしこも
あらいざらい
昨日買った煙草の残機なんて
数えたくないな

秘密は秘密はテリトリーがあって
君には君には少し言えないな
喜怒でも哀楽でもどれでもない
例えばそうだな
パンだと思ったら食品サンプルだった感じ

泣いたり叫んだり
情緒が不安定な僕はもう捨てたい
ゴミ捨て場にうずくまった純情な僕は
死体さ

朝六時帰り道
僕は9％の逃避をめぐり渡らせる
ガラスに映った僕のゾンビみたいな顔なんて
拝みたくないな

忘れたくなかったな
純情な僕を
諦めたくなかったな

Marllboro

幸せな日に死の選択したい。

あなたに会うために
いつもかかない涙ぼくろを
震える手を抑えて
右目の下にかきました

パンクしそうな脳みそを
必死に抑えて
余裕な大人を演じて
でも心拍数振り切ってた

幸せな今日を死にたい
日常の明日を殺したい
平穏なんかいらない
俯く必要もない

これで
さようならなんだよ
三日月の降る音も
さようならなんだよ
嫌というほど味わった幸せも
さようならなんだよ
醜かった自分さえも
さようならなんだよ
ドアノブにかけた縄

幸せな今日を死にたい

身を売る女の子の歌

辛口ハイボール 
感慨無量の夕 
電気の死んだホーム 
自縄自縛の憂 

無色の朝は自由 
無職の夜は幽 
アンプで歪ませた 
自己最大の優 

愛が欲しい
愛が欲しいだなんだと 
ほざいて近所を回った
ジュウナナの夜
 
殴って吐いて
食べて切って泣いて飲んで 
抱きしめてほしかっただけ 

ねぇぱぱどこにいるの 
ねぇぱぱ見つけさせて 
ねぇぱぱ笑ってよ 
ねぇねぇ パパ

生々流転の朝 
布団は濡れている 
この人はあと何回パパなのかな 
枕元においてある二枚のゴミ あーぁ、
コンビニでも行こうかな 

手を繋いで公園走ってただただ 
笑っていたかっただけなのに 
私は私を守るしかないの？ 
可哀想でしょ 

ねぇぱぱどこにいるの 
ねぇぱぱ見つけさせて 
日曜日の朝ご飯を作ってよ 
ねえ ぱぱそこにいたんでしょ 
ぱぱしんでないよね 

涙を止めてよ 
諦めるしかないか 

夕暮れ布団で目覚めた私は
無心で 
屋上から落ちた

拝啓、ワタシ

メリークソスマス！！！！

クリスマスセールかなんか知らないけど
みんな浮かれてんなあって
3日風呂入ってないこの僕が
いっちょ前に外へ出ました

理由はただ単純です
サンタさんになるためです。
僕を待ってる子なんていないけど
浮かれた結果これです

見せる相手もいないサンタ服
クラッカーの準備もよし
ロケット花火も買った

ガムテープ一応の七輪
クリスマスなら怪しまれないはず
さあ僕のワンルームに帰ろう

この街で僕だけが偽物のサンタだから
なにしてもいいよね
聖夜にロケット花火打ち込んで
隣の壁に向かってクラッカー
そっか僕だけが偽物のサンタだから

消えちゃったほうがいいね
躁鬱入り混じった性の六時間
僕は練炭を炊く

白い煙でフォッフォッフォ
涙を流して遺書をかこう
この過ごした部屋も明日には事故物件さ
いや見つかるのもっと遅いか

偽物のサンタさん

なんだこの日々は


マウスパットに散らばった
灰と空っぽの薬のシート
繰り返す虚無と生産性のない日々

作曲という名の逃避
すごいねって言われているけど
案外何も考えてないのです

実はパズルゲームと同じ操作で
曲を作っています。
案外大したことないでしょ

療養中の大義名分に
隠れて現実逃避
長所が欲しかった

死ぬ前に何か成し遂げたかった
そんな理由で曲を作りました。

どこでもいいから
インスタントな幸せを
売ってくださいませんか。
秘かな目標が欲しいだけなのです。

ウィッシュリストに
スタンダードな死を入れさせてくださいませんか
ただただ、ただ本当に欲しいのです。

そうだね、最近はほんとに何もしてないよ

有政府唔驚！
相信政府，口罩都唔戴！

有政府，唔驚！

そのまま顔をあげたら
変われる気がして
痛いくらいこぶしを
握りこんで耐えてみた

今までは悲しいくらい
自分のことが嫌いで
評価で自分を価値づけてた節がありました

でもそれから時は流れて
お前は嫌いだと
言えるくらいに
強くなりました

酷く青酷く青
過ぎても過ぎても
酷く青酷く青
悲しいくらいの晴天でした

そんなこんなで
結局変われることは
ありませんでした

救いがねえなあと呟いても
差し伸べられる
手は見えなくて

倍速の風景が
切り替わってく
こんなの嫌いだと
気づけてしまった
平日の午後

止まれ赤止まれ赤
手は上げて顔は上げないで
止まれ赤止まれ赤
涙は自分しか流してない

酷く青酷く青
もういいかい
止まれ赤止まれ赤
もういいよ

新しい世界で止まれ涙を流してても

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Beasty Foss