図書館

風邪をひいた
教室をぬけだして栞
春はなぜか
誰しもが儚んでいたような気がしたの

そう、あなたの影に見送られてく
青空を掲げてる
呼吸はしずか、読み終わったくせに
風はなんだかさ

いつの間にか寝そう
でもいないあの子にだって
話したいことくらいあるさ
いつもさありがとう

叫ぼうとして思いとどまる
考えもごちゃごちゃに
呼吸はしずか、読み終わったくせに
雨はなんだかさ

そう、あなたの影に見送られてく
青空を掲げてる
呼吸はしずか、…