怖い話とその後で汗まみれでも繋ぎたい手夏が呆れて帰る前にふたりの話をしよう
昼間の火照った地面が薄気味悪く冷めていく水平線に吸い込まれて太陽が溺れた後
本当は明日でもいいのだけれど昨日もできなかったからふたりの話をこれからしよう
誰そ彼時とその後で誰とも知れぬ夜たちに足を掬われないようにふたりで歩くのよ
この世のものと思えぬ様な不気味な星たちが生っている川縁に反射する影がひとつになるよ
本当は明日…
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