Homesick (demo)(The Vines Cover)

"脈拍"

熱のない答えにのけぞった
訳のある正しさなぞった

開いた窓に目をやれば
今にも吹かれそうな蜘蛛の糸

寧日の裏で在るはずだった未来に
ふと届いては見返した

タチの悪さで 難しげな言葉で
埋もれてきこえた脈の音

世界は相応しく凪いでいく
むやみに増やすのを拒んで

信号が赤いのをわかってた
それでも急いだから何だった

回送の普通が通過していくのを見てた
誰に伝えればいいのか

迂闊に思ったり すぐに引き戻して
全てで覚えてる脈の音

時の中を素通りした
透き通った匿名の歌だ

積まれた瓦礫の真裏で響いていた

脈拍(iPhone demo)

「白線」

みんな往ってからにしよう
旅立つのならば
向かい側のホームへ

実はもっと息をしたい
繋がらないままで
手に取るままの色で

自ら
君の名前見つけて呼ぶ
熱を信じた

今更向こうへと渡るんだよ
躊躇いもなく

いつも真昼の真裏で
人が灯す灯りを
水溜り越しにみて

蔦が這って膨らんでいく
網目の細さも潜れる

いつしか
草の根も生えぬ荒野で

自ら
君の名前見つけて呼ぶ
熱を信じた

今更向こうへと渡るんだよ
渦巻きながら
崩れ落ちながら

白線(iPhone demo)

「はしからはしへと」

そっと街を離れて
暗くしたこの部屋から
息をするようにして
あなたの名を呼ぶ

世界と絡まって重くなる
あてがわれた体を引き受けて
獣のように飛ぶ

はしからはしへと 空が変わっていく
はしからはしへと 黒く染まっていく
はしからはしへと 声を放っていく
あなたの名を呼んでる

もっと奥に潜れば
もっと甘い蜜があるのか
梯子を蹴飛ばして
あなたの名を呼ぶ

パンタグラフから火花が散って
土から這い出た虫が騒いで
のたうちまわれば物音がして
耳をそばたてられなどしないで

はしからはしへと 空が変わっていく
はしからはしへと 白く染まっていく
はしからはしへと 声を放っていく
あなたの名を呼んでるの 今も

はしからはしへと

「bed」
-
-
息を繋ぐだけで
はみだせないでいた

仮の糸 外して
襟を正して

君が僕を待つなら
何も消さないで
これでいい

何をどうしたらいい
何からすればいい
こんなことしていいのかな
枕の隙間に
はぐらかされた言葉が残ってる
僕らに

食べさしをひとかけ
口に運んだ手

けしかけた
迂闊な手立て
取り間違えないで

僕は君を待つから
何も消さないで
これでいい

何をどうしたらいい
何からすればいい
願うことなどこれだけさ
枕の隙間に
伝えそびれた愛の歌響いてる
静かに
-
-
-

bed (demo)

「一室」

何度も 羽根を掻いて 街は崩れてく
あの窓を拭き取る光が道を満たす

息を繋いで 未来に身体投じた
波立つように向こうの風が揺れた
繋いだ手 またほどいては
もういいと 笑っていた
答えも知らずに

何度も 針飛びして 話は続いてく
あの角を曲がり切るあなたの胸の奥

震え堪えて 揺らいだ今を見つめた
いつか謳った未来が見えた気がした
繋いだ手 繋いだ手が
唯一の答えだった
わかっていたのに

一室("One room")(demo)

"no place to hide"

息を深く吐いて
正しさを纏う

波は高く立って
また僕を誘う

僕らは決してやり直せやしないぜ
なのにまだ願ってしまうのは どうして

no place to hide
キリのない痛みも
受け入れるから

no place to hide
行き先まで戻ろう
暴き出すまで

霧は濃く煙って
視界さえ奪う

それでも目を凝らす
また割り出すまで

心はいっそ千切れてしまうくらいがいいぜ
汚れごと砕いてしまえたら なんてね

no place to hide
キリのない光も
受けて立つから

no place to hide
行き先まで帰ろう
辿り着くまで
-

no place to hide (demo)

"稜線"

山の線の
冷えた背中
黒と水色

何を待ってる
浮かんだフレーズも
次の予感にまみれた

君がいる街で
鏡の中迷う灯りに
いっそ距離も忘れた

手掛かりも無いけど
指が触れたひとつひとつに
もっと息を吐き切れる様に

手紙にして
組み直して
もうやめにした

露わにしたカラクリ
目を見て声を出せばいい

君が呼ぶ声に
いつか分け合えた１９時に
そっと揺り起こされた

流れに戻るよ
果てもなく続く柔い痛みを
遠くの窓を見る度覚えて

奥の　遠くの
-
-

稜線("Ridgeline")(demo)

3 days(Rhye Cover)(demo)

定められていた
話し方さえ変えたつもりさ

正しさで埋めた
いつかの影がただ揺れてた

訳も無いまま 側にいられれば
やけに確かなこの火を見つめられれば

20200516_log

軽く注いだ味わいに
屋根は揺らいで遠のく
待ち望んでたドアに触れた

白く滲んだ海岸で
何を思って頷く
花を飾り くさして 笑った

不意に降ってきた未来
誰かが灯した明かり
波の切れ間に歌う
胸の奥に残る景色が
どこへいっても
君を示してる

朝まで夜が続いた
何か探して食べなきゃ
やけに冷えた足で立って

抱きしめていた胴体も
積まれた次に遠のく
だから手を引く 強く 繋いで

君と交わした未来
話は続く 永遠に
波は裾濡らして
穏やかな海へと戻った
また会えるさ
道の途中で
熱の中で

グラス(demo)

Written by igawa taku
Arranged＋Mixed＋Mastered by ippiki

 Streaming Out Now 

→ Apple Music
https://is.gd/kK8ucw

→Spotify
https://is.gd/MVlPIo

他Amazon Music等各種配信サービスで配信中

「no place to hide」

息を深く吐いて
正しさを纏う

波は高く立って
また僕を誘う

僕らは決してやり直せやしないぜ
なのにまだ願ってしまうのは どうして

no place to hide
キリのない痛みも
受け入れるから

no place to hide
行き先まで戻ろう
暴き出すまで

霧は濃く煙って 視界さえ奪う
それでも目を凝らす また割り出すまで

心はいっそ千切れてしまうくらいがいいぜ
汚れごと砕いてしまえたら なんて

no place to hide
キリのない光も
受けて立つから

no place to hide
行き先まで帰ろう
辿り着くまで

詞曲 井川 拓

Igawa Taku

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