†

タイツの破け目から覗く目と目があった
言葉にしなくとも
みんな飼ってる目だね

それは
お花を一日で咲かせるような　咲かすような
とにかくあまくてずるい話さ


次の駅までいく
こういう時なんの曲聞こうか
まどの外が何色でも
関係なくなってく心地いいね
よくなって　心地いいね

溺れるにも気がすむにも
時間が全然足りない

たぶんすごく疲れる思い出になるんだろうな
それでも
君と門をくぐる今日を　選びたい


溺れるにも気がすむにも
時間が足りない
全然足りない

hatena diary

あいつこそが本物の幽霊だ. あいつは許せな い

DXM Given by Emma Watson

暗号仕掛けた広場の塔が飛ぶ
君のせいで
渋滞になってた

暗号が解かれたら
僕のこれまでの
おざなりは報われて
よく眠れるんだ　って

そう話した君の視線は私を突き抜けて
遠くの山みたままドアから出ていった

忙しくなったはずの君からの電話が鳴って、
曰く

何度クッション切り裂いて　
弾けた中身を
姿が見えなくなるくらい
浴びても塗り替えられない



吹き飛んで3日目
昼のニュースでは
挨拶の頻度を問うインタビューは続く
断片の映像は繰り返されること
100回目でも断片はつながりそうにないね

少し前君と会った夜のこと
よく切れるだけの言葉と踊った
どうせすぐに消える波に
さらわれて遊んだ
言葉はどっかに流れた

おざなりは足を探して彷徨ってる

共犯だったあの子とちがって
君の絵の意味はわからないよ
その代わり
その退屈
一緒に味わせて

暗号は解かれなくても
羽根まみれの君と
シリカゲルとクラッカー腹で溶かす
眠れない日々を過ごしたい

obake tunnel

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world’s end girlfriend - Ave Maria

01444

(chuya nakahara)

私も猫になりたいと思ってるから

記憶の底に積もったもの
見ないようにしないでね
傷を舐め合うそれはべつに
ださいことじゃなく
新しいキス新しい傷
君がくれたものとか
川を流れる大きな石が
砂にいつかはなるよね、いけず

家にはいつも幽霊がいて
彼らがたまに見えそうになる
散歩をする時は決まって新しいお化けを探しに出歩く
埋立てられたコンクリートの中にも必ず
僕達が埋まっていて
水の上を逆行する
ボートや
バイクや
水槽も
覚えてる

街ができる、蘇州河
電気信号、戦争があって光が伝わって
恋が

いまの私、と昔の君、と明日の僕達が
すれ違うように駅のホーム
見かけた子供たちの声
酷い言葉と寂しさなら
誰もが持っている
時間はいつも
僕の周りを囲んで歌が流れる

あいつこそが本物の幽霊だ. あいつは許せない

志伸

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